ロードバランサーのFQDNを変更することは可能です。
FQDNの変更時には以下の2点の設定変更が必要となります。
(1) 各Webサーバのhosts定義
hostsファイルにロードバランサーの新しいFQDNとIPアドレスを記載してください。
(2) 各WebサーバのキャビネットAPIの設定
以下のファイルの下記設定値を変更してください。
設定変更後は[IIS Admin Service]および[World Wide Web Publishing Service]のサービスを再起動する必要があります。
(Windows Server 2016の場合のサービス名はそれぞれ[IIS管理サービス]および[World Wide Web 発行サービス]になります。)
●ファイル名
<StarOfficeフォルダ>\Cabinet\Client\Bin\SBXCAPI.ini
●設定値
URLHostname=<新しいFQDN>
上記設定の詳細については以下のマニュアル箇所をご参照ください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 2 章 キャビネット・掲示板
- キャビネットAPIの設定を確認・変更する
- (6) ホスト名またはIP アドレス
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。
なお、FQDNを変更するにあたり以下の注意事項があります。
・キャビネットの承認文書機能を利用されている場合、下記マニュアル箇所に記載の設定にて、変更前のFQDNが定義されている可能性があります。
こちらも併せて新しいFQDNに変更してください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 2 章 キャビネット・掲示板
- 承認文書の設定を確認・変更する
- 承認コマンドのコンフィグレーションファイル
- (21) 承認、否認メールに記載するURL
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。
・各種ポートレットから参照先として定義されたURLに、変更前のFQDNが定義されている可能性があります。
これらも併せて新しいFQDNに変更してください。
・キャビネットおよび掲示板のショートカットについて、FQDNを変更する前に作成されたショートカットにはFQDN変更後はアクセスできなくなります。
・キャビネットおよび掲示板の文書・フォルダのURLパスについて、FQDNを変更する前に作成されたURLパスにはFQDN変更後はアクセスできなくなります。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン