■原因
次の原因が考えられます。
(a) 下記の操作を行った場合、操作を行った日時が保存日時となります。
・メールフォルダの移動をおこなった場合
・分割メール結合
・メールインポート
・下書き保存(編集含む)
・メール送信(送信箱に保存の場合)
(b) ユーザ追加、削除を行った後にユーザ同期が実施されていない場合、
メール保存期間超過の自動削除が行われない場合があります。
※本原因はユーザ認証の連携方法が次の場合に限ります。
「ローカルLDAPサーバ連携」、「外部LDAPサーバ連携」、「ADサーバ連携」
(c) メールサーバへのログインのタイミングで
受信したメールの保存日付が更新される場合があります。
(過去)
├──アカウント作成
│
│
├──メール受信(A) ───
│ ↑
│ │
├──メール受信(B) │(*1)
│ ↓
│────────────
├──初回ログイン および ある特定のメールを読む (*2)
│
│
├──メール受信(C)
│
│
├──2回目以降のログイン (*3)
↓
(未来)
(*1) メール受信(A)の受信から初回ログインの前までの期間において、
メールの保存期間を超える場合は、メール受信(A)のメールは削除されます。
(*2) メール受信(A)、メール受信(B)にて受信したメールは、初回ログインの時間に
更新されます。
(*3) メール受信(C)の保存日は、2回目以降のログイン日時に更新が行われます。
■手動で古いメールを削除する方法
保存期限を過ぎたメールは毎日午前3~4時頃に削除されますが、手動で古いメールの削除を行う場合は、
以下の方法にて実施してください。
(1) ssh等にてログイン後、以下のコマンドにてrootユーザになってください。
$ su -
(2) 以下のコマンドを実施し、メールを削除してください。
# doveadm -v expunge -u [削除対象ユーザのメールアドレス] mailbox '*' SAVEDBEFORE [保存期間]days
例) test@example.comのユーザにおいて、1日以上保存されているメールを削除する。
# doveadm -v expunge -u test@example.com mailbox '*' SAVEDBEFORE 1days