Management Console(システム管理者)の[システム > ログ管理]画面より「システムログ」を確認したところ、
以下のような「/etc/rsyslog.conf」の警告メッセージが記録されています。原因や対策はありますか?
rsyslogd: [origin software="rsyslogd" swVersion="8.24.0" x-pid="615"
x-info="http://www.rsyslog.com"] start
rsyslogd: action '*' treated as ':omusrmsg:*' - please use ':omusrmsg:*' syntax instead,
'*' will not be supported in the future [v8.24.0 try http://www.rsyslog.com/e/2184 ]
rsyslogd: error during parsing file /etc/rsyslog.conf, on or before line 59: warnings occured
in file '/etc/rsyslog.conf' around line 59 [v8.24.0 try http://www.rsyslog.com/e/2207 ]
【原因】
本メッセージは「/etc/rsyslog.conf」の59行目の設定が将来的にサポートされなくなる旨の
警告となっています。
この設定は、ssh等にてログインを行っているユーザすべてに対し、emergレベルのログが
syslogサービスに通知が行われた場合に、コンソール経由で通知することを目的としています。
【対策】
rootアカウントで「/etc/rsyslog.conf」を編集することで、警告メッセージが出力されなくなります。
①以下のいずれかの方法でログインしてください。
- コンソール画面から直接ログイン
rootアカウントでログインしてください。
- リモート端末からSSH接続でログイン
SSH接続ではシステム管理者(既定:admin)でログインしてください。
ログイン後、suコマンドにてrootアカウントに移行してください。
$ su - root
②viエディタなどで「/etc/rsyslog.conf」を編集してください。
59行目を下記の設定に変更することで警告メッセージが出力されなくなります。
「*.emerg :omusrmsg:*」
(変更前)
58行目 # Everybody gets emergency messages
59行目 *.emerg *
(変更後)
58行目 # Everybody gets emergency messages
59行目 *.emerg :omusrmsg:*
④編集後に「/etc/rsyslog.conf」を保存します。
「/etc/rsyslog.conf」設定変更後のサービス再起動やシステム再起動は不要です。
変更前の'*'と、変更後の':omusrmsg:*'は同一の意味を持ち、同様な動作を行うため、
設定変更を行うことによる影響はありません。