以下の方法にて、ntpdの時刻同期成否の確認が可能です。
■時刻同期状況確認手順
(1) MWのコンソール(ssh等)へ管理者ユーザでログイン後、以下のコマンドにてrootユーザになります。
$ su -
(2) 以下のコマンドを実行します。
# ntpq -p
(表示例)
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
=====================================================
+clock.nc.fukuok .GPS. 1 u 185 512 377 229.786 123.915 104.444
*eric.nc.u-tokyo. .GPS. 1 u 255 512 377 50.236 24.838 3.128
コマンドの実行結果において、行頭に表示されるNTPサーバの状態が同期中(*、〇)の
サーバが存在する場合は、同期が行われている状態を示します。
[NTPサーバの状態]
記号 内容
なし 遠距離のため未使用のサーバ
× falseticker 検査で捨てられたサーバ
. 参照サーバが多いために使用しないサーバ
- ローカルマシンの NTP サービスと相性のいいサーバ
+ ローカルマシンの NTP サービスと相性の悪いサーバ
# 遠距離だが使用可能なサーバ
* 同期中のサーバ
o 同期中のサーバ(間接的にPPS信号で同期を行う)
[ntpqで表示される値の内容]
項目 内容
remote リモートのNTPサーバの名前
refid どこから時刻を取得してきているかを示しています。
サーバのホスト名や.GPS.等を表示します。
.GPS.の場合は Global Positioning System から時刻を取得している事を示します。
st stはStratumの略で1から16の数字でリモートサーバの正確さを示しています。
1に近ければ近いほど正確で、16はサーバに接続できない事を示しています。
t 階層の種類を表しています。
l:local u:unicast m:multicast b:broadcast
when リモートのNTPサーバから最後に時刻を取得してからの時間を秒数にして示したものです。
poll 同期を行う時間間隔を秒単位で表したものです。
ネットワークの通信量や人気のあるNTPサーバなどの負荷を減らすように
なっているため、同期を行う間隔が長くなっていき、pollの値も大きくなっていきます。
reach ローカルマシンがNTPサーバに接続を試みた、最後の8回分の結果を8進数で示しています。
全て接続に成功していれば 377 となります。
delay ローカルマシンからの時刻の要求に対する返事に要された時間(秒単位)
offset ローカルマシンとリモートサーバの時刻の違いを示しています。
同期がすすむ毎に時刻が正確になっていくため、 offset の値は小さくなっていきます。
jitter 時刻の要求・応答を行った際の、offset の値の統計的な揺らぎを与えた数値です。
InterSec/MW400j(アプライアンスパック(LL)のみ)
InterSec/MW400k
InterSec/MW400l
InterSec/MW400l2
InterSecVM/MW V5.0 for VMware
InterSecVM/MW V5.0 for Hyper-V
InterSecVM/MW V6.0 for VMware
InterSecVM/MW V6.0 for Hyper-V