MWのをDNSサーバに対し、SPFレコードを設定される際は、
下記をご一読の上、設定を実施してください。
■DNSサーバのSPFの設定方法について
●DNSサーバのSPFサポートについて
SPFに関するDNS情報は、TXTレコードを利用して記述します。
MWサーバのDNSサーバ設定画面は、TXTレコードをサポートしておりますが、
SPFの一部の記述方式をサポートしていないため、大変お手数ですが、
「Management Console(システム管理者)」の
「■ Zoneファイル設定確認・自由設定」画面から編集を行ってください。
TXTレコードの内容を解説いたします。
■FQDNで指定する場合
example.ne.jp. IN TXT ”v=spf1 +mx +a:mail.example.ne.jp -all”
・「v=spf1」はSPFのバージョンを指定します。
・このドメインのメールアドレスを送信元とするメールが送信される正規のメールサーバが
指定されている「+mx」は、このドメイン名に対するMXレコードを検索して得られた
メールサーバを示し、「+a:mail.example.ne.jp」は、FQDNが「mail.example.ne.jp」の
メールサーバを示します。
・最後の「-all」はこれらのメールサーバ以外から送信されたメールは、Failとなることを
示します。
「~all」を指定すると、これらのメールサーバ以外から送信されたメールは、SoftFailと
なることを示します。
■IPアドレスで指定する場合
example.org. IN TXT ”v=spf1 ip4:10.0.3.0 -all”
・「v=spf1」はSPFのバージョンを指定します。
・このドメインのメールアドレスの送信元とするメールが送信されているメールサーバの
IPアドレスを指定します。
上記の例では、ip4:10.0.3.0のサーバからメールを送る場合に定義します。
■注意事項
・1つのドメインに対して同じSPFバージョンのレコードを複数定義することはできません。
以下のように一行で複数のサーバを登録してください。
example.org. IN TXT ”v=spf1 ip4:10.0.3.0 ip4:10.0.3.1 a:mail.example.org a:mail2.example.org -all”
・また、IPアドレス形式で公開する際においては、アドレスタイプをip4と記述する
ようにしてください。(ipv4と記載をなされないように注意願います)
・"v=spf1 +all"や広いIPアドレスの空間を記載するなど、実質どのIPからでも認証が
PASSとなる記載は受信不可となるケースがあります。