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よくあるご質問(サポートFAQ)

CLUSTERPRO:フェイルオーバ後にファイル共有プロトコルの通信が失敗することがあります。原因と対処を教えてください。

質問内容

フェイルオーバ後にファイル共有プロトコルの通信が失敗することがあります。原因と対処を教えてください。

回答内容

CLUSTERPROのCIFSリソース等を使用している環境において、フェイルオーバ後に、フェイルオーバ元のサーバにてファイル共有のセッション情報が残存していることで、ファイル共有プロトコルの通信が失敗している可能性があります。

以下のように設定することで、フェイルオーバ後に、フェイルオーバ元サーバのファイル共有のセッション情報が削除され事象が解消する可能性があります。

<設定例>

  1. Cluster WebUIを起動し、[設定モード]に切り替えます。
  2. スクリプトリソースを追加します。
    スクリプトリソースは、ファイル共有を設定するCIFSリソース等より前に起動されるよう、CIFSリソース等の[依存関係]タブにて設定してください。
    既にスクリプトリソースが設定されている場合は、スクリプトリソースを新規に追加せず、 既存のスクリプトリソースに対して手順 3. 4. を設定しても問題ありません。
  3. スクリプトリソースの[詳細]タブ-[調整]ボタンにて、[開始]の[待機系サーバで実行する]のチェックを入れ、[タイムアウト]を60秒に変更します。
    [タイムアウト]は[待機系サーバで実行する]のチェックを入れると入力可能になります。
    [タイムアウト]の値(60秒)は目安となりますので、タイムアウトが発生する場合は大きくする等、環境に応じて変更してください。
  4. スクリプトリソース(start.bat) の既存の他の処理より前に、以下を追加します。

    IF "%CLP_EVENT%" == "STANDBY" (
    clplogcmd -m "Deleted Session"
    net session /delete /y
    net stop LanmanWorkstation /y
    net start SessionEnv
    net start Netlogon
    exit 0
    )
    Netlogonサービスはシステムによっては存在しません。
    Netlogonサービスがない場合は、"net start Netlogon" の行は削除してください。
  5. [設定の反映]を実行します。
    クラスタ起動状態の場合、グループの停止、クラスタサスペンド、クラスタリジュームを促すメッセージが表示されますので[OK]ボタンを押します。

製品名カテゴリ

CLUSTERPRO X

補足/関連情報

このFAQの対象製品バージョンは以下のとおりです。

  CLUSTERPRO X 4.2 for Windows 以降

  • コンテンツID: 3150115730
  • 公開日: 2022年01月11日
  • 最終更新日:2024年04月05日

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