通常、定期的にリリースされるStarter Packを使用して、ファームウェアと関連モジュール(Expressサーバ用の各種ドライバやユーティリティ)を同時にアップデートします。
※ESXiの場合、Starter Packではオフラインによるファームウェアアップデートのみです。ESXiのドライバ・サービスモジュールは個別に適用します。
iLO搭載サーバではインストールする各種ファームウェアや関連モジュールを適切なバージョンの組み合わせに維持する必要があり、Starter Packでは適切なバージョンの組み合わせが管理されています。
なお、Starter PackはOSによって対応しているバージョンが異なりますので、NECサポートポータルの製品マニュアルページに掲載されている「OSとStarter Packの対応表」を参照し、正しい組み合わせでインストールしてください。
NECサポートポータル ハードウェア情報の検索
https://www.support.nec.co.jp/TopHWGuidanceContents.aspx
→ 型番・モデル名から探す
→ 型番あるいはモデル名を入力して検索
→ 検索結果から該当するサーバを選択
→ Express5800/<モデル名> ユーザーズガイド
→ OSとStarter Packの対応表(*1)
→ Express5800シリーズ Starter Pack Version S8.10-XXX.XX(*2)
*1: Starter Packの各バージョンが対応しているOSの情報
*2: Starter Packのダウンロードページ
対応例
| Starter PackによってExpress5800/R120h-2MのSystem ROM(U30)をアップデートする場合
「OSとStarter Packの対応表」から、OSごとに対応するStarter Packの最新バージョンを確認できます。
また、Starter Packによってアップデートされるコンポーネントとそのバージョンも確認することができます。
・Windows Server 2022:最新のS8.10-010.05(2022/12/15時点)によりv2.68にアップデート
・Windows Server 2012 R2:最新バージョン使用不可。S8.10-009.01によるv2.42までのアップデート |


補足
iLO搭載サーバではStarter Packによるシステム全体のアップデートを推奨していますが、
特定のアップデートモジュールを個別にインストールしたいときは、以下の情報に従って各種ファームウェアと関連モジュールを適切なバージョンの組み合わせで維持させてください。特定のファームウェアを個別にインストールする手順は、前述のStarter Packのダウンロードページの「オフラインからファームウェアをアップデート」を参照してください。
Express5800シリーズ/iStorage NSシリーズ ファームウェアと関連モジュールのversion管理について
http://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140107582
対応例
| Express5800/R120i-2MのシステムROM(U46) v1.56を個別にインストールする場合、「Express5800シリーズ/iStorage NSシリーズ ファームウェアと関連モジュールのversion管理について」から、iLO5ファームウェアはv.2.44以降、Innovation Engine Firmwareは1.0.0.20以降、Server Platform Services Firmwareは4.4.4.053以降でなければならないことが確認できます。 |