WinShare製品の保守契約を結ばれているお客様は、NECサポートポータルのページより、障害に関する質問など技術的なお問い合わせが可能です。事前に以下の情報を採取いただき、お問い合わせ時に添付していただくと、よりスムーズな対応が可能になります。
下に記載の方法にてWinShareのトレースログの採取をお願いします。
※ 既定の設定ではトレースログを出力しない設定になっています。トレースログの出力はリモート操作時のレスポンスが悪化するため、事象の再現性がある場合にのみ設定を変更していただき採取をお願いしています。トレースログの出力設定はテキストファイルへの記述による方法となります。
【WinShareのトレースログの採取方法】
- リモートPC(操作される側)でメモ帳を「管理者として実行」で起動し、WinShareのインストールフォルダ配下にある winshare.cf ファイルを開き、以下破線部内の3行を追加して保存してください。
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DEV_LOG = 1
DEV_LOG_TO = "C:\Program Files (x86)\WinShare\devlog.txt"
DEV_LOG_LIMIT = 0x2800000
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上記は「C:\Program Files (x86)\WinShare」をWinShareのインストールフォルダとしている場合の例です。
- リモートPC(操作される側)で「管理ツール」→「サービス」を開き、以下のサービスを再起動してください。
・ESMPRO/CM CMIT service
・WinShare Remote Service
・WinShare Delivery Service ※Ver6.1以上のバージョンでのみ存在します
- オペレーションPC(操作する側)よりWinShare接続を行い、事象を再現させてください。
- リモートPCにて、wishare.cfで指定されたファイル(devlog.txt)を採取してください。
- リモートPCにて、1でwinshare.cfに追加した3行を削除してください。
- リモートPCにて、2で再起動したサービスを再起動してください。
以上で終了です。
お問い合わせの際にファイル(devlog.txt)の添付をお願いします。
[補足説明]
DEV_LOG = 1 とするとログを取得します。0では取得しません。
DEV_LOG_TO = でログファイルのパス名を指定します。
DEV_LOG_LIMIT = でログファイルのサイズ(バイト数)を指定します。かならず0x形式の16進数で指定してください。
上記の 0x2800000 では、40MBのログを残す設定です。
40MBで約10分間の操作を記録できます。