ミラーディスクのフルコピーを中断することは可能です。
ミラーディスクのフルコピーを中断しても、フルコピーを最初からやり直す必要はなく中断したところからミラー復帰(差分コピー)を実行することができます。
フルコピーを中断する方法は、以下を参照してください。
<フルコピーを中断する手順>
<Cluster WebUI の場合>
- Cluster WebUI (操作モード) の [ミラーディスク] タブをクリックし、表示されたミラーディスクリストにて対象のミラーディスクリソースの [進捗状況] 欄から赤色の [中止] ボタンをクリックします。
<コマンドの場合>
例)
# clpmdctrl --cancel <対象のミラーディスクリソース名>
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フルコピーを中断した場合、以下のような点に注意が必要です。
- ミラー復帰が完了するまで待機系サーバのミラーディスクが非最新の状態となるため、待機系サーバではミラーディスクリソースの活性ができません。
- [自動ミラー復帰] の設定が有効な場合は、フルコピーの中断後に自動ミラー復帰による差分コピーが開始されます。
上記の注意点に対しては、フルコピーを実行する前に必要に応じて以下の設定をおこなうことを検討ください。
- グループプロパティにある [フェイルオーバ属性] を「手動フェイルオーバ」としておくことでフェイルオーバを抑止する。
- クラスタプロパティにある [自動ミラー復帰] の設定を無効にしておくことで差分コピーの自動実行を抑止する。
上記の設定をおこなった場合は、ミラー復帰の完了後に変更した設定を元の設定に戻してください。
このFAQの対象製品バージョンは以下のとおりです。
CLUSTERPRO X 4.0 for Windows 以降
CLUSTERPRO X 4.0 for Linux 以降