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よくあるご質問(サポートFAQ)

【高可用性サーバ(R31Aa,R32Aa)】 起動時にネットワークチーミングが有効とならない場合の対処方法について

質問内容

高可用性サーバ(R31Aa/R32Aa)において、サーバ起動時にネットワークチーミングが有効とならない場合、どのように対処すればよいですか?

回答内容

Windows OS起動時、チーミング設定しているネットワークアダプタ(ポート)がチーミングされず、無効となり通信できない状態が発生した場合は、後述の【スクリプトの設定手順】を行って、本ページに掲載しているスクリプトをOS起動時に動作するように設定してください。

本処置により、チーミングされたネットワークアダプタが利用可能となるタイミングが OS起動から5分後となります。その処置により、OS起動時のチーミングを確実なものとします。

データベースサーバやオンラインアプリケーションの運用開始は、それ以降に開始されるようにスケジューリングしてください。

【スクリプトの設定手順】
  1. 本ページに掲載している「LBFOStart関連.zip」をダウンロードし、高可用性サーバの任意のフォルダに格納します。
  2. zipファイルを右クリックし、表示されたメニューからプロパティを選択し、プロパティ画面を開いてください。
    「セキュリティ:」の項目が表示されている場合は [許可する(K)] にチェックを入れ、「OK」をクリックしてください。「セキュリティ:」の項目が表示されない場合は、本操作は不要です。
  3. zipファイルを右クリックし、表示されたメニューから「すべて展開」を選択し展開します。
  4. 展開されたファイルの「LBFO_setup.bat」を右クリックして「管理者として実行」を選択して実行します。
    「LBFO_setup.bat」を実行することにより下記を行います。
    • スクリプトファイル(LBFOStart.ps1)を C:\Program Files\NEC にコピーする。
    • タスク(LBFOstart)を登録する。
    • MsLbfoProviderサービスの起動設定を手動(demand)に変更する。
【設定を戻す手順】
  1. 「LBFOStart関連.zip」から展開されたファイルの「LBFO_unset.bat」を右クリックして「管理者として実行」を選択して実行します。
    「LBFO_unset.bat」を実行することにより下記を行います。
    • タスク(LBFOstart)を削除する。
    • MsLbfoProviderサービスの起動設定を自動(auto)に変更する。

【ネットワーク設定変更時の注意事項】
スクリプトファイル(LBFOStart.ps1)を適用している環境で、ネットワーク設定の変更を行う場合は、以下の点に注意が必要です。

  • スクリプトを適用した状態では、ネットワーク設定を変更できません。
    ネットワーク設定を変更する場合は、事前にスクリプトを無効化する必要があります。
  • システムロケールが「日本語(日本)」に設定されている場合、ネットワークの設定を変更するスクリプト(net_config.sh)がエラーとなります。
    ネットワーク設定を変更する場合は、システムロケールを「英語(米国)」に戻す必要があります。

以上の点から、ネットワーク設定を変更する場合は、必ず、以下の手順で行ってください。
※以下の手順は、ネットワークアダプタが利用可能となっている状態で行う必要があります。
 そのため、OS起動から5分以上経過後に行ってください。
  1. 本ページの【設定を戻す手順】を実行してスクリプトの設定を元に戻します。
  2. 本機のインストレーションガイド「3.5.2 システムロケールの変更」を参照し、システムロケールが「日本語(日本)」の場合は、「英語(米国)」に変更します。
  3. 本機のインストレーションガイド「3.5.1 ネットワークアドレスの変更」を参照し、ネットワークの設定を変更します。
  4. システムロケールを、変更した場合は、「日本語(日本)」に戻します。
  5. 本ページの【スクリプトの設定手順】を行い、再度スクリプトを設定します。

※システムロケールの変更や戻す方法は、インストレーションガイドの「3.5.2 システムロケールの変更」を参照ください。

【LBFOstart実行時の注意事項】
Windows起動時にタスク(LBFOstart)が実行された場合、ネットワークアダプタの無効/有効化が行われるため、I/Oモジュールが縮退し、以下のような [アダプタ無効化時] の通報が行われます。 すぐに [アダプタ有効化時] の通報が行われた場合は、特に問題はありません。

[アダプタ無効化時]
ztC EnduranceコンソールのDashboardページ、およびアラートログに下記の通報が表示されます。
  • A/3が無効になった際の通知
       Network interface IO slot A/3 on IO module A has no link/carrier on port 1
  • IO-Bがsimplexになりました。
       CRU with device path IO module B simplex
  • B/3がsimplexになりました。
       CRU with device path IO module B simplex
[アダプタ有効化時]
ztC EnduranceコンソールのDashboardページ、およびアラートログに下記の通報が表示されます。
  • A/3が有効になった際の通知
       Cleared: Network interface IO slot A/3 on IO module A has no link/carrier on port 1
  • IO-Bがsimplexになりました。
       Cleared: CRU with device path IO module B simplex
  • B/3がsimplexになりました。
       Cleared: CRU with device path IO slot B/3 simplex

【LBFOstart実行時の注意事項2】
タスク(LBFOstart)が実行される環境において、システム起動後10分以内に再起動を実施しないようにお願いします。
実施された場合、ネットワークアダプタが“無効”の状態となり、利用できなくなります。
万一、再起動を実施し、ネットワークアダプタが”無効”となった場合は、お手数をお掛け致しますが、手動でネットワークアダプタの“有効化”を実施願います。

製品名カテゴリ

Windows Server 2022 for 高可用性サーバ (Express5800/R31Aa,R32Aa)

関連情報

  • ダウンロード
  • ファイル名: LBFOStart関連.zip(形式:zip サイズ:1,814 バイト)
    ネットワークチーミングの設定用スクリプト
  • コンテンツID: 3150117252
  • 公開日: 2025年06月10日
  • 最終更新日:2025年06月10日

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