・今回の修正では以下の修正/対応が行われました。
■ ESMPRO/ServerManager本体
(1)その他
- NetvisorProとの共存環境において、共通DLL(nvbase.dll)の不整合により、
NetvisorProに不具合が発生する可能性がある問題を修正しました。
・前回までの修正では以下の修正/対応が行われました。
■ ESMPRO/ServerManager本体
(1)データビューア関連
- ディスクアレイの"Auto Switch"のキャッシュライトモードに対応。
- Linux版ServerAgentを監視した場合、ネットワークのスピード情報を表示しない
ように修正しました。
- メモリ画面の物理メモリ使用率、ページファイル使用率において、使用量が
21,474,836KBを超えた場合に不正な値が表示される件を修正しました。
(2)アラートビューア関連
- サーバダウン時アラート送信機能の「サーバアクセス不能」エラーの詳細メッセ
ージに、エラー情報を追加しました。
- アラートを連続して受信した場合は、表示更新間隔(ポップアップ表示あり:3秒、
ポップアップ表示なし:1秒)を待たずにアラート一覧にアラートを表示できるよ
う機能を強化しました。
- アラートビューア アラート一覧コラムヘッダ境界線ダブルクリック時に
境界線左側のコラム幅を当該コラムで表示している最も長い文字列の幅に変更で
きるよう機能を強化しました。
- [表示]-[ソート] より開くソート画面、またはアラート一覧コラムヘッダクリッ
ク時のソート処理にて下記機能強化を行いました。
* コラムヘッダにソート方向を示す三角図柄を表示するよう機能を強化
* "コンポーネント" ソート時に別名表示モードの場合は別名でソートを実施でき
るよう機能を強化
* "アドレス" ソート時にアドレスをピリオド毎に数値としてソートを実施できる
よう機能を強化
- アラートビューアでの下記日時表示フォーマットを変更できるよう機能を強化しま
した。
* [ファイル]-[名前を付けて保存]にて出力されるファイル内の受信時刻
* [ファイル]-[データベースに保存]にて出力される情報の受信時刻
* アラート一覧 の "受信時刻"、"発生時刻"
* [ファイル]-[印刷]にて出力される情報の "受信時刻"
* アラート受信時のポップアップダイアログのタイトルに含まれる受信時刻
* 詳細画面[一般]タブの"受信時刻"、"発生時刻"
* 詳細画面[一般]タブの詳細項目に含まれる発生時刻
* 自動保存ログに含まれる"受信時刻"、"発生時刻"
- アラートビューアのアラートログ保存、アラートログ自動保存処理にリトライ
(100ms * 600リトライ)機能を追加しました。
- アラートビューア ポップアップ画面での音声再生機能について、ポップアップ画
面を閉じるまで連続再生を行うことが可能となるよう機能を強化しました。
アラートビューア [ツール]-[オプション] メニューより開くオプション画面
[一般]タブの "音で知らせる" のサブオプションとして "連続で再生する" を追
加しました。
※wav ファイルの再生ができない環境では、ビープ音が連続再生されます。
- アラートビューアのアラートドリブンのステータス管理機能を隣接マネージャよ
り転送されたアラートについても適用するよう、機能強化を行いました。
(3)オペレーションウィンドウ関連
- HTML Help 対応
すべての .hlp ファイル を .chm ファイルに変換しました。
変換前 変換後 概要
------------------+--------------------+--------------------------------
NVOPEWIN.HLP NVOPEWIN.CHM オペレーションウィンドウヘルプ
ESMAVIEW.HLP ESMAVIEW.CHM アラートビューアヘルプ
ESMRWU.HLP ESMRWU.CHM Remote Wake Up 機能ヘルプ
ESMALFILT.HLP ESMALFILT.CHM アラートフィルタの設定ヘルプ
MIFBROWSER.HLP MIFBROWSER.CHM MIFブラウザヘルプ
- オペレーションウィンドウ自動発見機能強化
SIGMABLADEに実装されている CPUブレード、EMカード、およびスイッチモジュール
を自動発見する機能について、あらかじめ EMカードを発見しておけば、以降の
CPUブレード、スイッチモジュールの自動発見時はEMカードを自動発見範囲に含め
なくても発見したCPUブレード、スイッチモジュールをブレードマップ下に物理位
置を配置できるよう機能を強化しました。
- オペレーションウィンドウにて発生する下記不具合を修正しました。
・[編集]-[アイコンタイプの変更] を実行するとポップアップヘルプが表示される
・[編集]-[アイコンタイプの変更] を実行するとアイコンが左上隅の位置に移動す
る場合がある
・arc が登録されているマップをコピー/切り取り->貼り付け することができない
- トラップ定義ファイルに定義されたエンタープライズのトラップを受信しても、
定義通りに変換されない、もしくはアラートとして記録されないことがある問題
を修正しました。
- ネットワーク障害などによりマネージャ間通信接続処理を実行する側の機器にて全て
のネットワークインタフェースが使用不可の場合、マネージャ間通信接続処理が"接
続待" 状態のままとなり完了しない問題を修正。
- オペレーションウィンドウのアラートフィルタメニューを強化しました。
[ツール]-[アラートフィルタの設定]-[受信アラートフィルタ]
-[送信アラートフィルタ]
-[OpenDiosa]
-[同一アラート抑止設定]
・受信アラートフィルタ
フィルタ条件の特定トラップコード指定時に、カンマ(,)区切りの複数指定、
およびハイフン(-)区切りの範囲指定が可能となるよう機能を強化しました。
・送信アラートフィルタ
マネージャ間通信イベント通知機能を使用し隣接マネージャにアラートを転
送する際に、転送する/しない を指定できるよう機能を追加しました。
受信アラートフィルタと同等のフィルタ条件が設定可能です。
隣接マネージャ毎に異なるフィルタ条件を設定可能です。
- ドメインコントローラが起動していないなどの理由で ESMPROユーザグループが参
照不可の状態で統合ビューアを起動すると、空のメッセージボックスが表示され
る不具合を修正しました。
- オペレーションウィンドウのアラートフィルタメニュー、アラートフィルタの設
定画面の構成をフィルタ機能ごとに分けました。
- オペレーションウィンドウにて隣接マネージャの top 画面を開いている場合に発
生する下記不具合を修正しました。
・マネージャ間通信切断時に マップビューにアイコンが表示されたままとなる
・マネージャ間通信再接続時に マップビュー上のアイコン状態色が不正となる
- オペレーションウィンドウ [編集]-[名前の変更]メニューより開く 名前の変更
画面にて、別名表示時に "新しい名前" として 2byte文字が設定できない不具合
を修正しました。
- Administrators権限がないユーザでログインし、オペレーションウィンドウ
[オプション]-[カスタマイズ]-[自マネージャ] メニューより自マネージャ画面を
開きSNMPトラップ受信方法を "独自方式を使用する" から "SNMPトラップサービ
スを使用する"に変更すると ESM Base Service が起動できなくなる不具合を修正
しました。
(4)サービス関連
- ESMPRO/SM Base Serviceにおいて、状態が不明のサーバは統計情報自動収集処理
を行わないように修正しました。
- システム高負荷時に ESM Base Service と ESM Base Service を使用するアプリ
ケーション間の通信にてアプリケーションエラーが発生する場合がある不具合を
修正しました。
- SNMPトラップ受信方法に「SNMPトラップサービスを使用する」を選択すると、
BASEサービスでアプリケーションエラーとなることがある不具合を修正しました。
(5)グラフビューア関連
- グラフラインの追加画面において、グラフデータを表示するコンボボックスにコ
ントロールの幅を超える文字列が存在する時は、横スクロールバーを表示し、そ
の文字列が選択された時はツールチップを表示するように修正しました。
- グラフラインの編集画面において、グラフデータを表示するスタティック領域に
コントロールの幅を超える文字列が表示された時は、ツールチップを表示するよ
うに修正しました。
(6)障害情報採取ツール
- Windows Server 2003 上で、Administrator 以外のユーザのDr.Watsonログも採取
するように修正しました。
- NVWORKディレクトリ配下の全ファイルを採取するように変更しました。
- ファイルリスト採取機能を追加しました。
- インストールログ採取機能追加しました。
(7)アラートマネージャ関連
- マネージャからのエクスプレス通報(ダイヤルアップ経由)で通報する際、以下の
いずれの条件も満たす場合は、通報が失敗してもリトライしない場合がある問題を
修正しました。
・OS の Routing and Remote Access サービスが起動中である。
・受信センター側がビジーである、または、モデムに電話回線が繋がっていない。
- マネージャからのエクスプレス通報(ダイヤルアップ経由)で通報する際、
Alert Manager ALIVE(S) Service が異常終了する場合がある問題を修正
しました。
(8)その他
- Scriptによるサーバ管理機能(Scriptコンポーネント)においてI/Oデバイス、水冷
ユニットサポートを追加しました。
- クラスタ待機系でアンインストールを行うと、共有ディスク上のワークフォルダ
の削除に失敗しエラーメッセージが表示される不具合を修正しました。
- ESRASユーティリティの保守交換部品情報(FRU) の表示項目を追加しました。
- Netvisorとの共存環境において統計情報の自動収集を行うと、ESM Base Service
でアプリケーションエラーが発生する不具合を修正しました。
■ Webコンポーネント
(1)データビューア関連
- Linux版ServerAgentを監視した場合、ネットワークのスピード情報を表示しない
ように修正。
- Linux版ServerAgentを監視した場合、ファイルシステムの状態が正しく表示され
ない障害を修正。