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1.インストール手順
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(1)サーバへのログオン
Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。
(2)バージョンの確認
[スタート]メニューから[すべてのプログラム(プログラム)]
-[ESMPRO ServerAgent]-[バージョン情報]をクリックし
バージョン情報確認ツールを起動してください。
サーバエージェントタブを表示し、カレントバージョンが
Ver4.5以降およびVer4.55以前であることを確認してください。
リビジョン番号(バージョンの小数点下2位)の値は、
『無し,1~9,a~z』の順序で変化します。
(3)ファイル更新前の作業
3.1. ターミナルサービスのモード変更
ターミナルサービスをアプリケーションサーバモードで実行している
場合、コマンドプロンプトで以下のchangeコマンドを実行し
ターミナルサービスのモードを変更してください。
『 change user /install 』
ターミナルサービスのモードを確認するには、以下のコマンドを
実行してください。
『 change user /query 』
3.2. プログラムの終了
Update適用中に他プログラムが起動しているとファイル置換ができない
場合がありますので、不要なプログラムはすべて終了させてください。
特に以下のプログラムは必ず終了しておかなければなりません。
- コントロールパネル
- イベントビューア
※アップデート前にCollectログの採取やWindowsの機能の
「Windows エラー報告」を参照した場合に、下記の「2.注意事項」
「(4)アップデート中に表示されるエラーについて」の現象が
発生する場合があります。
これらの操作を行った場合は、30分以上時間をおいてから
アップデートを実行してください。
3.3. WebUIの終了 (iStorageNSシリーズ)
適用対象がiStorageNSシリーズの場合は、当該装置を監視している
すべてのWebUIを終了させてください。
(4)Updateパッケージの実行
4.1 Updateパッケージの解凍
sa_up455.zipを任意のフォルダに解凍してください。
下記のフォルダが展開されます。
- sa_up455
※フォルダは浅い階層(C:\TEMP等)を使用してください。
フォルダの階層が深すぎるとセットアッププログラムの解凍が
正しく実行されないことがあります。
※解凍時は、下記の「2.注意事項」の「(1)zipファイルを解凍するに
あたっての注意事項」を、ご確認ください。
4.2 アップデートの実行
sa_up455フォルダ下のSetup.EXEを実行してください。
セットアップが開始します。
起動後は画面に表示される手順に従って適用を行ってください。
※Windows Vistaでの実行時に『ユーザーアカウント制御』の
ウィンドウが表示されることがあります。
その場合は[続行]をクリックしてください。
※アップデート終了時に『プログラム互換性アシスタント』の
ウィンドウが表示され、『このプログラムは正しくインストール
されなかった可能性があります』というメッセージが表示される
ことがあります。
その場合は[このプログラムは正しくインストールされました]
をクリックしてください。
なお、このウィンドウが表示された場合でも、アップデートは
正しく完了しています。
4.3. ターミナルサービスのモード変更
手順3.2.でターミナルサービスのモード変更をおこなった場合は、
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。
『 change user /execute 』
(5)更新結果の確認
「モジュールのUpdateは終了しました。」というダイアログが表示された
ら、本モジュールの適用は終了です。
Updateパッケージ適用時のシステムの状況によりシステム再起動が必要な
場合には「Updateの結果を有効にするにはシステム再起動が必要です。」と
いうメッセージも表示されます。
「異常終了」となった場合は、異常終了した原因を取り除き、もう一度
実行してください。
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2.注意事項
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(1)zipファイルを解凍するにあたっての注意事項
本ソフトウェアのzipファイルを解凍する前に、以下の手順に従って、
ZoneID情報の確認、削除を行ってください。
ZoneID情報を付与したまま、zipファイルの解凍、およびインストールを
行った場合、適用後のモジュールが正常に動作しない場合があります。
Windows Vista、Windows XP Service Pack 2以降、または
Windows Server 2003 Service Pack 1以降のInternet Explorerで、
[イントラネット] 以外に設定したゾーンのサイトからダウンロードした
ファイルに "ZoneID" と呼ばれる情報が付与されるようになりました。
zipファイルにZoneIDが付与されている場合、展開したファイルにも
ZoneID情報が引き継がれ、実行時にセキュリティの警告が表示され、
サービスおよびプロセスが起動しないことがあります。
1) ポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする)の
確認と変更
1-1) [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行(R)] を
選択します。
1-2) "gpedit.msc" と入力し、[OK] をクリックします。
1-3)「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」画面が表示されます。
[ユーザーの構成] - [管理者テンプレート]
- [Windowsコンポーネント]- [添付ファイル マネージャ] を
選択します。
1-4)「ゾーン情報を削除する方法を非表示にする」の状態を
確認してください。
"有効" になっている場合は、「ゾーン情報を削除する方法を
非表示にするのプロパティ」画面で "無効" をクリックし、[OK] を
クリックします。"無効" もしくは "未構成" になっている場合は、
変更は不要です。
2) zipファイルのZoneID情報の削除
2-1) zipファイルのプロパティ画面を開き、[全般] タブを選択します。
2-2) 以下の表示がある場合、[ブロックの解除(K)] をクリックし、
[OK] をクリックします。
-------------------------------------------------------------------
セキュリティ: このファイルは他のコンピュータから取得したものです。
このコンピュータを保護するため、このファイルへの
アクセスはブロックされる可能性があります。
-------------------------------------------------------------------
3) ポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする) の変更
1) でポリシー設定 (ゾーン情報を削除する方法を非表示にする)を "有効" から
"無効" に変更した場合は、同様の手順で "有効" に戻してください。
(2)読み取り専用モジュールの更新について
本モジュールを適用するESMPRO/ServerAgentの環境によっては、
適用中に、以下のようなポップアップウィンドウが表示される場合
があります。この場合、「Don't display this message again」の
チェックボックスをチェックし、[Yes] を選択してください。
+-------------------------------------------------------------
| Read Only File Detected
+-------------------------------------------------------------
| A read only file, c:\esm\tool\collect.exe, was found while
| attempting to copy file to the destination location. To
| overwrite the file, click the Yes button, otherwise click
| the No button.
|
| □ Don't display this message again
|
| [ Yes ] [ No ] [ Cancel ]
+-------------------------------------------------------------
(3)Windows Vista/Windows Vista SP1/Windows Server 2008における
動作について
Windows Vista/Windows Vista SP1/Windows Server 2008
において、本モジュールを適用したESMPRO/ServerAgentが
動作すると、メモリリークが不定期に発生します。
本件に関する詳細情報は、マイクロソフトサポートオンラインに
記載されています。
- マイクロソフト サポート技術情報- 文書番号:955515
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;955515
本モジュールを適用する前に、上記技術情報の修正プログラム または
SP2を適用してください。
Windows Vista SP2/Windows Server 2008 SP2 には、上記技術情報の
修正プログラムが含まれているため、SP2適用を推奨します。
(4)アップデート中に表示されるエラーについて
アップデート中に以下のようなポップアップウィンドウが表示される
場合があります。この場合、そのままの状態で10分程度待機した後
[再試行]をクリックしてください。
+-------------------------------------------------------------
| エラー
+-------------------------------------------------------------
| InstallShieldは他のプログラムで現在使用されているファイルの
| インストールを実行しようとしました。
|
| ロックされているファイル:C:\ESM\Ale~tMan\Program\AMIRTUpt.dll
|
| 他のプログラムを停止してからインストールを継続する場合、
| 「再試行」を押してください。
| インストールを中止する場合、「キャンセル」を押してください。
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(5)エクスプレス通報サービス(MG)について
エクスプレス通報サービス(MG)を同じマシンにインストールしている場合、
バージョンを確認してください。
エクスプレス通報サービス(MG)のバージョンが1.x以下の場合、2.x以上へ
Updateが必要です。
・エクスプレス通報サービス(MG)最新版は以下よりダウンロード可能です。
http://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010100096
の「EXP_MG.zip」
・エクスプレス通報サービス(MG)のバージョン確認方法
「コントロールパネル」→「プログラムと機能」画面で、
「エクスプレス通報サービス(MG)」を選択して、バージョン情報を
確認してください。