WebOTX Application Server V8.1 は、インストール中にドメインと呼ばれるアプリケーションサーバの動作環境を構築します。
本障害は、「インストール中における WebOTXの初期ドメイン環境(WebOTXAdmin、domain1)の構築処理が完了せず、インストールが完了しない場合がある」というものです。
障害に抵触した場合の見え方と状況について、以下にプラットフォームごとに補足します。
Windowsの場合
インストール作業を開始すると、Windowsインストーラ画面が開き、利用者は対話的に入力指示にしたがいながらセットアップを始めます。
続けてコマンドプロンプト画面が現れ、WebOTXの初期ドメイン環境の構築処理が始まります。この時、画面内に次のメッセージが出力されたコマンドプロンプトが開かれたままとなります(WebOTXインストール先が "C:\WebOTX" の場合の例)。
WebOTX Application Server の動作環境を構築しています。
マシンの動作環境により、処理に数分以上かかる場合がありますが
処理が完了するまで、しばらくそのままでお待ちください。
Buildfile: C:\WebOTX\setup.xml
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通常は数分後に処理が完了して、コマンドプロンプト画面が閉じます。
上記のエラーが発生した場合、[WebOTXインストール先]\ant_setup.log ファイルには次の情報が最後に出力されています。
・・・・・
[exec]
[exec] create.domain.set.sip.delete.windows:
[exec]
[exec] create.domain.set.sip.delete:
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Linuxの場合
インストール作業を開始すると、対話的に入力指示にしたがいながらセットアップを始めます。
セットアップ中は、まずLinuxのRPMパッケージのインストールが行われます。続けて、WebOTXの初期ドメイン環境の構築処理が始まります。この時、構築処理が完了せず、次のメッセージが出力されたままとなります。
Buildfile: /opt/WebOTX/setup.xml
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通常は数分後に処理が完了して、インストール作業が終わります。
上記のエラーが発生した場合、/opt/WebOTX/ant_setup.log ファイルには次の情報が最後に出力されています。
・・・・・
[exec]
[exec] create.domain.set.sip.delete.unix:
[exec]
[exec] create.domain.set.sip.delete:
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