SigmaSystemCenter 3.0、VirtualPCCenter 4.0に含まれる
SystemProvisioning、SystemMonitor性能監視、
DeploymentManager、ESMPRO/ServerManagerの機能強化、
および問題修正を行っています。
各項目の詳細についてはリリースメモ(Release.txt)を参照願います。
1.修正内容
1.1. SystemProvisioningの修正内容
(1) マスタマシン登録を多重に行うと、ESMPRO/ServerManagerへの登録処理
が失敗する問題の修正 (#10257)
(2) リソースプール画面に表示される各リソースの表示値についての
修正 (#11426)
(3) アップグレード時にディスクボリュームの情報が引き継がれない問題の
修正(#11030)
(4) グループ編集操作で、DPMサーバ、リソースプールの設定情報が初期化
される問題の修正 (#11415)
(5) グループに割り当てたリソースが削除できない問題の修正 (#11412)
(6) IPアドレス払い出し機能の改善 (#11279)
(7) 不正なライセンスキー入力時の登録チェック機能の改善 (#11439)
(8) ssc create machineコマンドをホスト指定なしで複数同時実行した場合
の処理の改善 (#11333)
(9) 1つのマシンの複数HBAが、CLARiXの同一SP / Portにパス設定されて
いる場合の収集処理の改善 (#11609)
1.2. DeploymentManagerの修正内容
(1) RAID環境で正しくリストアできない問題の修正 (#11329)
(2) 管理対象マシンの電源状態が不正表示される問題の修正 (#11515)
(3) DPMコマンドの管理対象マシン追加で失敗する問題の修正 (#11570)
(4) DeploymentManager API Serviceサービスの停止に失敗する問題の
修正 (#11603)
1.3. SystemMonitor性能監視の修正内容
(1) データ収集設定を更新しても閾値監視に反映されない問題の
修正 (#11588)
1.4. ESMPRO/ServerManagerの修正内容
(1) マシン登録が完了しない問題の修正 (#10257)
(2) スロット位置が不正となる問題の修正 (#11249)
2.機能強化内容
2.1. SystemProvisioningの機能強化内容
(1) 対応プラットフォーム拡大
・仮想マシンサーバ (ESXi 5.0) のプロビジョニングをサポートしました。
(#10690)(SSC0300-0003の制限解除)
・vSphere 5.0のアップグレード環境をサポートしました。
(SSC0300-0003の制限解除)
・WebコンソールとしてInternet Explorer 9 (互換モード) に対応しました。
(#11108)
(2) ネットワーク管理機能強化
・ソフトウェアロードバランサの制御をサポートしました。対応している製品
はInterSecVM/LB (推奨)、およびLinux Virtual Server (LVS) です。
InterSecVM/LBを利用するためには、InterSecVM/LBに最新のアップ
デートモジュールの適用が必要です。
なお、ソフトウェアロードバランサの制御を行うには
Enterprise Editionが必要です。(#9309、#11136)
・sscコマンドを使用して、VLANの作成 / 削除ができるようになりました。
(#10692)
・[リソース] ビューの [ネットワーク] で、論理ネットワークを作成 / 削除 /
編集できるようになりました。(#10639)
(3) メール送信機能
・通報時のメール送信機能は、SMTPサーバへの認証送信に対応しま
した。
また、SMTPサーバのポート番号の指定も可能になりました。 (#10678)
(4) ネットワーク帯域制御
・VMware環境の仮想ポートグループにsscコマンドでネットワーク帯域制御
(トラフィックシェーピング) を設定することができるようになりました。
(#11005)
(5) NASデータストアの作成
・sscコマンドでVMware環境の仮想マシンサーバにNASデータストアが作成
できるようになりました。(#11289)
(6) 仮想ポートグループ操作の改善
・[仮想] ビューから仮想ポートグループを作成 / 削除 / 編集できるように
なりました。(#10670)
・sscコマンドから仮想ポートグループを作成 / 削除 / 編集できるように
なりました。(#10671)
(7) 仮想ネットワーク制御の改善
・仮想マシンサーバ (ESX / ESXi) の構成変更を行う際に、
[仮想ネットワーク]タブに指定するNIC番号は、マシンプロパティ
設定で設定したNIC番号を使用するようになりました。(#10636)
(8) 複数の拡張ディスクの対応
・仮想マシンに対して複数の拡張ディスク操作と収集をサポートしました。
(#10812)
(9) RDM仮想ディスクの対応
・仮想マシンの拡張ディスクにRaw Device Mappingした仮想ディスクの操作
と収集をVMware環境 / Hyper-V環境でサポートしました。(#10810)
(10) Disk Cloneの再構成 (Reconstruct) の対応
・Disk Cloneのテンプレートで作成した仮想マシンの再構成
(Reconstruct) をサポートしました。(#11174)
(11) 総合診断によるハードウェアステータスの更新
・マシン診断、および統合診断の診断結果 (OS診断、ディスク診断) が
ハードウェアステータスの状態一覧に表示されるようになりました。
(#10704)
(12) DeploymentManagerとの連携強化
・SigmaSystemCenterからDPMにマシンを登録する際に、
SigmaSystemCenterのグループ階層をDPM上に作成するようになり
ました。
また、SigmaSystemCenterでグループの移動や変更を行った場合、
DPMに変更が反映されます。 (#11143)
・マスタマシンのパラメータファイルがない場合でも、リストアシナリオの
実行が可能になりました。 (#11204)
・DPM上のマシンの識別名をSigmaSystemCenterのマシン名に反映する
ようになりました。 (#11209)
(13) ストレージ管理機能強化
・NetApp社製ストレージのNAS機能をサポートしました。ディスクボリューム
の作成 / 削除、公開先の制御が、sscコマンドでできるようになりました。
また、同様に稼動時 / 待機時に公開先の制御ができるようになりました。
(#11181、#11409)
・EMC CLARiXのストレージを制御してディスクボリュームを作成 / 削除
できるようになりました。(#11126)
(14) マシンスペック情報の更新、参照、およびスマートグループ機能強化
・sscコマンドでのマシンスペック情報の更新に対応しました。
(#11230、#11276、#11282、#11328)
・現在利用されていない物理マシンを検索する標準のスマートグループを
追加しました。
未使用の物理マシンを有効活用したい場合などに利用できます。
(#11231)
・ssc create machine / ssc delete machine / ssc import smartgroup
コマンド利用時の注意事項を記載しました。(#11373)
(15) 指定ソフトウェア配布の同時実行へ対応
・複数のホストに対して同時に指定ソフトウェア配布ができるようになり
ました。(#6407)
(16) ネットワーク設定 (NIC数) の上限値を変更
・ホストに設定可能なNIC数の上限値を "7" から "10" に変更しました。
(#8854)
(17) ソフトウェアロードバランサ制御用のターゲットライセンスの導入
・ソフトウェアロードバランサ制御用のターゲットライセンスを登録できるよう
になりました。(#11069)
(18) イベントの管理
・指定したイベントを運用ログにも検出記録しないように無効化する事が
可能になりました。(#10989)
(19) sscコマンド機能強化
・sscコマンドに以下の機能の追加を行いました。
- イメージ削除コマンドを追加しました。(#9657)
- リソースプール削除コマンドを追加しました。(#11187)
- 名前付きプロファイル作成コマンドを追加しました。(#11188)
- バックアップ・リストアコマンドを追加しました。(#11189)
- スナップショットの作成/削除/復元コマンドを追加しました。(#11194)
- RDM関連の操作コマンドを追加しました。(#11248)
- マシンプロファイル情報表示コマンドを追加しました。(#11251)
- DPMマシン情報クリアコマンドを追加しました。(#11334)
- ソフトウェア設定コマンドにマシンを指定することが可能になりました。
(#11216)
- ホスト定義設定情報表示コマンドにカテゴリを指定することが可能に
なりました。(#11332)
- マシンプロファイル設定コマンドに名前付きマシンプロファイルを設定
できるようになりました。(#11186)
- 複数の拡張ディスクに対する操作が、以下のコマンドで可能になり
ました。(#11251)
・マシンプロファイル設定
・仮想マシン構成変更
・マシン操作履歴表示
(20) リソースプール監視機能
・リソースプール、およびサブリソースプールの "消費"、"実際に消費" の
値を監視し、閾値を超過した場合に通報することができるようになり
ました。(#11310)
(21) KVM連携機能強化
・Red Hat Enterprise Linux 6.1をサポートしました。(#11092)
・KVMの仮想マシンの再構成をサポートしました。(#11190)
・仮想ネットワーク、仮想ポートグループの制御ができるようになりました。
(#10860)
(22) Hyper-V連携機能強化
・MACアドレスプール機能をサポートして、VM移動によるMACアドレスの
変更が行われないようにしました。(#10357)
・Hyper-Vへの自動再接続機能をサポートしました。(#9873)
・CSVのディスク容量を定期的に更新するようにしました。(#8997)
2.2. DeploymentManagerの機能強化内容
(1) プラットフォーム拡大
・管理対象マシンのOSとして以下に対応しました
- Windows 7 Professional x64 / Enterprise x64 / Ultimate x64 (#8483)
- Red Hat Enterprise Linux 6.1 (#10908)
- vSphere 5.0 (ESXi5.0) ゲスト (#10757)
- vSphere 5.0 (ESXi5.0) ホスト (#10848)
・WebコンソールとしてInternet Explorer 9 (互換モード) に対応しました。
(#11350)
(2) 同梱ソフトウェアのバージョンアップ
・同梱のJREをバージョンアップ (6 Update24→6 Update29) しました。
(#11261)
(3) 重複したマシン名を管理できるようになりました (#10159)
(4) マシングループとシナリオグループで重複したグループ名を作成できる
ようになりました (#10160、#10756)
(5) Deploy-OSのデフォルト値を変更できるようになりました (#11177)
(6) 管理対象マシンのインポート機能を強化しました (#11178)
(7) DPMコマンドのcliaddを強化しました (#11413)
2.3. SystemMonitor性能監視の機能強化内容
(1) 対応プラットフォーム拡大
・Red Hat Enterprise Linux 6.1をサポートしました。(#10616)
(2) 監視基盤強化
・sscコマンドを使用した監視プロファイルの 追加 / 編集 / 削除 / 割り当て
に対応しました。 (#10838)
・監視プロファイルを適用した監視対象ホストの監視アカウントを
SystemMonitor性能監視の管理コンソールから変更できるようになり
ました。(#11094)
(3) 設定改善
・SystemProvisioningからの構成情報反映処理を約60%高速化しました。
(#10837)