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  Express5800/ftサーバ  (RDR機能対応モデル)
       ディスク障害時のディスクスキャンモジュール (W2K06004)

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  概    要：
    RDR機能によりディスクを二重化しているシステムにおいて、
    ディスク障害が発生した場合、被疑ディスクを切り離せないことが
    あります。そのため、被疑ディスクへのアクセスが継続し、
    レスポンスが低下することがあります。
    本モジュールでは、ディスクエラー発生時にディスクのスキャンを
    実行し、被疑ディスクの切り離しを行います。


1. モジュール適用手順
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【適用環境】
  HW環境：Express5800/ftサーバ
  SW環境：Windows Server 2003 Enterprise Edition
          ft制御ソフトウェア Ver:3.0 以降 の RDR機能対応モデル

【適用手順】
  1) W2K06004.EXE(自己解凍型ファイル)を実行し、解凍後、
     展開されたファイルをフロッピーディスクにコピーする。

     (展開されるファイル)
         File Name               Size
        -------------------------------
         SETUP.BAT               3,239
         W2K06004_Readme.txt     5,297

         DATA フォルダ配下
        -------------------------------
           log.vbs                 630
           NecRdrScan.bat          781
           NecRdrScan.txt            6
           REGSET.EXE           36,864
           W2K06004.txt            288

  2) システムを起動し、Administrator でログオンする。

  3) 1)で作成したフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに挿入し、
     "SETUP.BAT"を実行する。

     [注意]
      本モジュールは、RDR機能を利用している環境のみを対象としています。
      該当環境以外でセットアップを実施した場合、以下のメッセージが表示され、
      セットアップは中断されます。

      ---------------------------------------------------------------
       The setup is stopped because this system doesn't support RDR.
       Please push any keys to finish the setup.
      ---------------------------------------------------------------

  4) コマンドプロンプトに以下のメッセージが表示された後、
     Administrator のパスワードを入力し、Enterキーを押す。

     -----------------------------------------------------
      Administrator の実行者パスワードを入力してください:
     -----------------------------------------------------

  5) コマンドプロンプトに以下のメッセージが表示されたら、
     セットアップが完了となります。
     何かキーを押し、ウィンドウを閉じてください。

     -----------------------------------------------------
      The setup has completed.
      Please push any keys to finish the setup.
     -----------------------------------------------------

【適用確認】
  1) ディススキャンモジュールの設定確認
     (本モジュールは、Windows標準のEventTrigger機能を使用しており、
      ここでは、その設定確認を行います。)

    1-1) [スタート]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンド プロンプト]
         から、コマンドプロンプトを起動する。

    1-2) コマンドプロンプトで EVENTTRIGGERS /QUERY を入力して、Enterキーを押す。
         以下の内容が表示されることを確認する。

                 ID トリガ名                  タスク
         ========== ========================= ========================================
                  x NEC-sraql160-11           C:\NEC_FT\NecRdrScan.bat

                  ( x は、任意の数値となります。 )

  2) ファイルの確認

    2-1) エクスプローラ等から以下のフォルダとファイルが存在することを確認する。

         %SystemDrive%\NEC_FT\log.vbs
                              NecRdrScan.bat
                              NecRdrScan.txt


2. 注意事項
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  ・本モジュールの動作時にコマンドプロンプトが表示されます。
    このウィンドウはモジュールの動作完了後に閉じられます。

  ・本モジュールのセットアップにより、
    「%SystemDrive%\NEC_FT」フォルダが作成されます。
    このフォルダとフォルダ配下のファイルを削除しないでください。

  ・本モジュールでは、システムイベントログに以下のイベントが
    登録された場合に、ディスクのスキャンを実行します。
    ディスク交換時等に同イベントが登録されることがあり、
    本モジュールの処理が動作する(ウィンドウが表示される)ことがありますが、
    運用には影響ありません。

     ＜イベント＞
      ソース：sraql160, 種類：エラー, イベントID：11

  ・本モジュールは、Windows標準のEventTrigger機能を使用しています。
    「EVENTTRIGGERS /QUERY」コマンドで表示される以下のトリガは
    削除しないでください。

     トリガ名                  タスク
     ========================= ========================================
     NEC-sraql160-11           C:\NEC_FT\NecRdrScan.bat

  ・本モジュールは、VERITAS Storage Foundation をインストールした環境では、
    動作しません。VERTIAS Storage Foundation をインストールされた場合は、
    PPサポートサービスにお問い合わせください。


3. 修正事項
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  なし。


4. 追加ファイル一覧
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  %SystemDrive%\NEC_FT\log.vbs
                       NecRdrScan.bat
                       NecRdrScan.txt


5. その他
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  本媒体は、ウィルスチェック済みです。
  (使用ツール：McAfee VirusScan Enterprise 8.0.0 - 4834)

                                                            以上

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