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Express5800/E120d-1 2.5型ドライブ/バッテリ内蔵モデル用電力ピーク制御
スクリプト
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【名称】 Express5800/E120d-1 2.5型ドライブ/バッテリ内蔵
モデル用電力ピーク制御スクリプト サンプル版
【対 応 機 種】 Express5800/E120d-1 2.5型ドライブ/バッテリ内蔵
モデル(増設バッテリパック[N8181-106]を搭載した構成)
【対 応 O S 】 Linux(R) (動作環境については本ファイル中に記載)
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【ソフトの紹介】
この「Express5800/E120d-1 2.5型ドライブ/バッテリ内蔵モデル用電力ピー
ク制御スクリプト サンプル版(以下「本スクリプト」といいます。)」は、
Express5800/E120d-1 2.5型ドライブ/バッテリ内蔵モデルで以下の機能を有
効にするためのスクリプトです。
・停電を自動検出し、電力ピーク制御を自動的に有効にします。
これにより、バッテリの放電時間が下記のように延長されます。
[バッテリ放電時間 (最大構成/高負荷/増設バッテリパック[N8181-106]
搭載の場合)]
※構成や負荷によって放電時間は異なります。
・スクリプト非使用時:約3分間の放電可能
・スクリプト使用時 :約7分30秒の放電可能
・停電の復旧を自動検出し、電力ピーク制御を自動的に無効にします。
【ソフトウェアのご使用条件】
日本電気株式会社(以下「弊社」といいます。)は、本使用条件とともにご提
供するソフトウェア・プログラム(以下「許諾プログラム」といいます。)を
日本国内で使用する権利を、下記条項に基づきお客様に許諾し、お客様も下
記条項にご同意いただくものとします。お客様が期待される効果を得るため
の、許諾プログラムの選択、許諾プログラムの導入、使用および使用効果に
つきましては、お客様の責任とさせていただきます。
1.期間
(1)本使用条件は、お客様が本ソフトウェア製品を、お受け取りになった日に
発効します。
(2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、い
つにても本使用条件により許諾される許諾プログラムの使用権を終了させ
ることができます。
(3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反されたときは、いつ
にても許諾プログラムの使用権を終了させることができるものとします。
(4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効
に存続します。
(5)許諾プログラムの使用権が終了した場合には、本使用条件に基づくお客様
のその他の権利も同時に終了するものとします。お客様は、許諾プログラ
ムの使用権の終了後直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、
ならびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を破
棄するものとします。
2.使用権
(1)お客様は、許諾プログラムをお客様がお持ちの上記対応OSを使用している
弊社の上記対応機種においてのみ使用することができます。
(2)お客様は、前項に定める条件に従い日本国内においてのみ、許諾プログラ
ムを使用することができます。
3.許諾プログラムの複製、改変および結合
(1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製す
ることができます。ただし、許諾プログラムを固定メモリに組み込んだと
きにはこの限りではありません。この場合、お客様は、許諾プログラムの
記憶媒体を滅失、毀損に備える目的でのみ保管することができます。
(2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付され
ている著作権表示およびその他の権利表示を付すものとします。
(3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使
用、複製、改変、結合、書籍雑誌やネットワークへの転載またはその他の
処分を行うことはできません。
(4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマ
ニュアル等の関連資料を複製、書籍雑誌やネットワークへ転載することは
できません。
(5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するも
のではありません。
4.許諾プログラムの移転等
(1)お客様は、下記の全ての条件を満たした場合に限り、本使用条件に基づく
お客様の権利を譲渡することができます。
(イ)お客様が本使用条件、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、なら
びに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を譲渡
し、これらを一切保持しないこと。
(ロ)譲受人が本使用条件に同意していること。
(2)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムまた
はその使用権の第三者に対する再使用許諾、譲渡、移転またはその他の処
分をすることはできません。
5.逆コンパイル等
お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆
アセンブルすることはできません。
6.保証の期限
(1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログ
ラムに関し発生する問題はお客様の責任および費用負担をもって処理され
るものとします。
(2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤り(バグ)を修正した
ときは、弊社は、自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムも
しくは修正のためのプログラム(以下、これらのプログラムを「修正プロ
グラム」といいます。)または、かかる修正に関する情報を弊社が定める
方法により提供することがあります。お客様に提供された修正プログラム
は許諾プログラムとみなします。
7.責任の制限
弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(
損害発生につき弊社が予見し、または予見し得た場合を含みます。)および
第三者からお客様に対してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切
責任をおいません。
8.その他
(1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物、な
らびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を日本
国から輸出してはなりません。
(2)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所と
して解決するものとします。
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注意事項
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(1)本スクリプトでは、電力ピーク制御を有効化し、CPUおよびメモリの性能を
一時的に抑制することでバッテリの放電時間の延長を実現しています。CPU
およびメモリの性能を重視する場合は、お客様の環境にて充分検証した上
でお使い頂けますようお願いします。
(2)本スクリプトは、全ての構成、または負荷状態において、バッテリの放電
時間の延長を保証するものではありません。構成や負荷状態によっては、
スクリプトの動作/非動作に関わらずバッテリ放電時間が延長されない場
合もあります。
(3)増設バッテリパック[N8181-106]を搭載しない構成では、本スクリプトを動
作させてもバッテリ放電時間は延長されません。
(4)本スクリプトを実行中に限り、上記機能が有効になります。スクリプトを
停止することで上記機能が無効になります。
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動作環境
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・本体 :Express5800/E120d-1 2.5型ドライブ/バッテリ内蔵モデル
[N8100-1922Y/1923Y/1924Y]
・OS :各種Linux(R) OS(x86/x64)
・その他:ipmitool、grep、awkコマンドが利用可能な環境
NEC では次の環境で動作を確認しています。
本体 :Express5800/E120d-1 2.5型ドライブ/バッテリ内蔵モデル
[N8100-1922Y/1923Y/1924Y]
OS :CentOS 5.7(x86_64)
注意:
動作確認済みの環境を含め、NEC として本機能の動作を保証するもの
ではありません。お客様の責任の元で十分に評価を行ったうえでご利
用ください。
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使用方法
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(1) 本スクリプトをOS上の適当なフォルダにコピーします。
(2) 本スクリプトをOSの起動スクリプト等に追加し、常にバックグランドで動
作するようにします。
【例】 /etc/rc.d/rc.localなどに以下の記述を追加
# [PATH]/capping_for_battery.sh monitor &
注)#はプロンプトを示します。入力する必要はありません。
[PATH]は本スクリプトを格納してあるディレクトリを示します。
お客様環境に応じて入力下さい。
(3) 次回OS起動時からスクリプトが実行されます。停電時には自動的に電力ピー
ク制御が有効になります。
停電から復旧した際には電力ピーク制御が自動的に解除されます。
EXPRESSSCOPE(R)エンジンのバッテリコントローラ設定により挙動が異なり
ます。
・EXPRESSSCOPE(R)エンジンのバッテリコントローラ設定で、電源異常時の
シャットダウンを有効にしている場合、停電復旧後のOS起動完了後に、
電力ピーク制御が解除されます。
・EXPRESSSCOPE(R)エンジンのバッテリコントローラ設定で、電源異常時の
シャットダウンを無効にしている場合、停電復旧後に電力ピーク制御が
解除されます。
≪電力ピーク制御の強制解除方法≫
本スクリプトにより電力ピーク制御が有効な状態で、スクリプトとOSがインスト
ールされたハードディスクドライブを交換すると、停電が復旧しても電力ピーク
制御が自動的に解除されません。その際は、OSに本スクリプトをコピーし直し、
下記を実行下さい。
# [PATH]/capping_for_battery.sh disable
≪電力ピーク制御のステータス確認方法≫
下記を実行することで、現在の電力ピーク制御状態を確認することが可能です。
# [PATH]/capping_for_battery.sh show
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【改版履歴】
2012/12/19 1.00
・初版リリース
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【商標および著作権】
本スクリプトの著作権は日本電気株式会社、又は開発元である第三者に帰属します。
Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における商標または登録商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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Copyright NEC Corporation 2012
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