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Express5800/T120f
Express5800/R120f-2E
iStorage NS500Rf
NM Firmware 3.1.3.21, Descriptor 06020100 リリースノート (オフライン版)
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【ソ フ ト 名】 Express5800/T120f、Express5800/R120f-2E、iStorage NS500Rf
NM Firmwareアップデートモジュール (オフライン)
【登 録 名 】 GVO-008677-G01_635972734427081244.zip
【対 応 機 種】 Express5800/T120f、Express5800/R120f-2E、iStorage NS500Rf
【対 応 O S 】 非依存
【対象ユーザ 】 下記[2.対象機種]参照
【ソフト種別 】 NM Firmware
【作 成 方 法】 ZIP圧縮形式
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1.ソフトの紹介
この「Express5800/T120f、Express5800/R120f-2E、iStorage NS500Rf
NM Firmware アップデートモジュール(以下「本ソフトウェア」といいます。)」は、
以下の機能強化に対応したNM Firmwareです。
・ 長期間の”DC電源オフ”放置後の”DC電源オン”にて、POWER Sensor(Sensor#28h)のセンサ
故障が誤検出されてしまう件に対応。
・ 冗長電源構成にて1秒未満の瞬間的な間隔での電源へのAC入力供給オン/オフにより
CPU動作周波数が抑制されCPU使用率が100%になってしまい、以後、次のACケーブルの
抜き挿し等により電源へのAC入力供給オフ/オンを行うまで解消されない件に対応。
<注意>
* アップデート操作を誤ると本体装置が起動しなくなる等の障害が発生すること
があります。
本説明文を最後までよく読み誤操作のないようアップデートを行ってください。
また、アップデート中の予期せぬアクシデント(停電、雷、遮断、ノイズ等)
により本体装置が誤動作したり、電源が切断されたりしますと、最悪の場合、
機器が損傷し正常動作しなくなります。
このような場合お客様のご負担で修理を必要とすることがありますので
十分ご注意ください。
2.対象機種
・対象となる機種
1. Express5800/T120f
2. Express5800/R120f-2E
3. iStorage NS500Rf
・対象となる各リビジョン
下記リビジョンをお使いのお客様は本ソフトウェアの適用が必要です。
・ NM Firmware Version : 3.0.6.267
Descriptor Revision : 04021300
注) 上記リビジョンより新しいリビジョンが適用されている場合は、本ソフトウェアと
同等の機能が既に適用されているため、本アップデートを実施する必要はありません。
--- リビジョン確認方法 ---
以下のいずれかの方法で、対象となる本体装置のリビジョンを必ず確認してください。
* アップデート対象本体装置にて確認する場合 *
<BIOS SETUPでの確認方法>
アップデート対象本体装置の電源を入れ、ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)
の実行内容が表示され始めましたら、画面下に、『Press <F2> to enter SETUP』という
メッセージが表示されますので、メッセージに従い、<F2>キーを押下します。
BIOS SETUP画面を起動しますので、[Server] ⇒ [System Management]へと進み、
[NM Firmware Version]と[Descriptor Revision]について、ご確認ください。
* リモート環境から確認する場合 *
<ESMPRO/ServerManager Ver.6での確認方法>
リモート環境にESMPRO/ServerManager をインストールしてご使用されている場合、
まず、確認されたいアップデート対象本体装置が管理登録済みであることを確認します。
さらに、バージョン確認されたいサーバ名を選択し、
[リモート制御]⇒[IPMI情報]⇒[コントローラ情報]⇒[NodeManager Ctlr]の
[ファームウェアのリビジョン]および[ダンプ]からNM Firmwareのリビジョンについて、
ご確認ください。
[ファームウェアのリビジョン]の表示が03.06、[ダンプ]の13バイト目の表示が26、
14バイト目の表示が70である場合、NM Firmwareのリビジョンが3.0.6.267であることを
表します。
<EXPRESSSCOPEエンジン3 での確認方法>
リモート環境において、EXPRESSSCOPEエンジン3 をご使用されている場合、
[システム] ⇒ [IPMI情報]⇒[MC]を選択し、[NodeManager Ctlr]の
[ファームウェアのリビジョン]および[ダンプ]からNM Firmwareのリビジョンについて、
ご確認ください。
[ファームウェアのリビジョン]の表示が03.06、[ダンプ]の13バイト目の表示が26、
14バイト目の表示が70である場合、NM Firmwareのリビジョンが3.0.6.267であることを
表します。
3.アップデート方法
【用意するもの】
(1) 書き込み可能なCD-R 1枚
(2) 光ディスクドライブ (内蔵または外付DVD-ROMドライブ等) 1台
対象機種のUSB コネクタに接続してください。
(3) キーボード 1台
対象機種のUSB コネクタに接続してください。
(4) ディスプレイ/LCD 1台
対象機種のディスプレイコネクタに接続してください。
3-1.アップデートCD の作成
ダウンロードしたファイルを解凍すると、ISOイメージファイル(CG1_6201.iso)が
生成されます。ISOファイルの書き込みが可能なCDライティングソフトを使用し、
アップデートCD の作成を行ってください。
作成したアップデートCD には「対象装置 型番 - Descriptor Revision : 06020100」等
と、ご記入することをお勧めします。
3-2.NM Firmwareアップデート手順
NM Firmwareのアップデートを行います。
上記で作成したインストールCD を使用し、以下の手順に従ってNM Firmwareのアップ
デートを行ってください。
(1) 対象装置の光ディスクドライブにアップデートCD をセットします。
(2) 電源ボタンを押下して対象装置の電源をオンし、アップデートCDからブートします。
(3) 自動的に一旦DC電源がオフし、約30秒~2分後にDC電源がオンします。
2回目の起動時のPOST画面で以下のメッセージ表示と、ログ(SEL)登録されますが
意図通りの動作であり問題ありません。
WARNING: C501 Intel(R) Node Manager is in Recovery Mode.
(4) 再びアップデートCDからブートします。
自動的にNM Firmwareのアップデートが始まります(約2分)。
アップデート作業中は、絶対に本体装置の電源を切断しないでください。
以下のメッセージが表示されたらNM Firmwareのアップデートは完了です。
NMFW/Descriptor Update was succeeded.
Please remove the CD, then press ENTER key to power off.
(5) インストールCDおよび光ディスクドライブを取り外して <Enter> キーを押下します。
自動的にDC電源がオフし、約30秒~2分後にDC電源がオンします。
(6) <F2>キーを押下し、BIOS SETUPを起動してNM Firmware Version, Descriptor Revisionが
以下の表示になっていることを確認してください。
NM Firmware Version : 3.1.3.21
Descriptor Revision : 06020100
4.注意事項
4-1.お客様の環境によっては、ブートデバイスの順位を変更されている場合がありますので、
その場合は、ブートデバイスの起動順位を光ディスクドライブが優先的にブートする設定に
一旦変更する必要があります。
ブートデバイスの順位の変更は、ユーザーズガイドを参照してください。
4-2.本モジュールを適用する前に、必ずBIOS 5.0.3008以降を適用して下さい。
適用されていない場合は”unexpected BIOS_Version”とメッセージが表示されてプロンプト
画面に戻ります。その場合「halt」と入力するとDC電源がオフします。
4-3.アップデートの途中にPOST画面で以下のメッセージ表示とログ(SEL)登録が行われますが
意図通りの動作であり問題ありません。
WARNING: C501 Intel(R) Node Manager is in Recovery Mode.
4-4.ECO設定を行っている場合、本アップデートに伴い初期化されます。
アップデート前にECO設定の確認、記録、バックアップを行い、
アップデート後に再設定、リストアを行ってください。
<ESMPRO/ServerManager Ver.6でのバックアップ・リストア方法>
リモート環境にESMPRO/ServerManager をインストールしてご使用されている場合、
以下の方法でECO設定のバックアップ・リストアが可能です。
ECO設定のバックアップ・リストアを行いたいサーバ名を選択し、
[設定]⇒[バックアップ・リストア]⇒[バックアップ]から[BMC設定-ECO]を選択し
[バックアップ]を実行してください。
リストア時には、[設定]⇒[バックアップ・リストア]⇒[リストア]から
[ECO(eco.json)]を選択しeco.jsonの[リストア]を実行してください。
<EXPRESSSCOPEエンジン3でのバックアップ・リストア方法>
リモート環境において、EXPRESSSCOPEエンジン3 をご使用されている場合、
以下の方法でECO設定のバックアップ・リストアが可能です。
[設定] ⇒ [バックアップ・リストア]⇒[バックアップ]から[ECO(eco.json)]を選択し
[バックアップ]を実行してください。
リストア時には、[設定]⇒[バックアップ・リストア]⇒[リストア]から
[BMC設定-ECO]を選択しeco.jsonの[リストア]を実行してください。
<Server Configuration Utilityでのバックアップ・リストア方法 : Windows/LinuxOSの場合>
Server Configuration Utilityをインストールしてご使用されている場合、
以下の方法でECO設定のバックアップ・リストアが可能です。
[バックアップ・リストア]⇒[バックアップ]から[ECO]を選択し
[バックアップ]を実行してください。
リストア時には、[設定]⇒[バックアップ・リストア]⇒[リストア]から
[ECO]を選択しeco.jsonの[リストア]を実行してください。
<Off-Line Toolでの確認・再設定方法>
Off-Line ToolではECO設定のバックアップ・リストアを行うことができません。
必要な場合は下記手順で確認・記録、および再設定を行ってください。
対象本体装置の電源を入れ、ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)の実行内容が
表示され始めましたら、画面下に、『Press <F4> ROM Utility』というメッセージが
表示されますので、メッセージに従い、<F4>キーを押下します。
Off-line Tool MENU画面が起動しますので
[Server Configuration Utility] ⇒ [ECO]⇒[Configuration]
へと進みECO設定の確認・記録を行ってください。
再設定時にも同様のMenuからECO設定を行ってください。
4-6.ESMPRO/ServerManager Ver.6からSuspended Period設定を行っている場合、
本アップデートに伴い初期化されます。
必要に応じて下記手順で確認・記録、アップデート後に再設定を行ってください。
設定確認されたいサーバ名を選択し、
[リモート制御]⇒[電力管理]⇒[ECO設定]⇒[Suspended Period設定]から
Suspended Period設定の確認・記録を行ってください。
再設定時にも同様のMenuからSuspended Period設定を行ってください。
5.改版履歴
2016/04/25 NM Firmware Version: 3.1.3.21 , Descriptor Revision: 06020100
・ 長期間の”DC電源オフ”放置後の”DC電源オン”にて、POWER Sensor(Sensor#28h)のセンサ
故障が誤検出されてしまう件に対応。
・ 冗長電源構成にて1秒未満の瞬間的な間隔でのAC電源入力オン/オフにより
CPU動作周波数が抑制されCPU使用率が100%になってしまい、
以後、再度オフ/オンを行うまでの間解消されない件に対応。
2014/01/26 NM Firmware Version: 3.0.6.267 , Descriptor Revision: 04021300
・初版。
6.商標および著作権
本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社、又は開発元である第三者に帰属します。
ExpressUpdate、EXPRESSSCOPE、ESMPRO は日本電気株式会社の登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows Server は、米国Microsoft Corporation の米国及びその他の国に
おける登録商標または商標です。
Linux は Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Red Hat、RPMは、Red Hat, Inc. の商標または登録商標です。
VMware は米国およびその他の地域におけるVMware, Inc. の登録商標または商標です。
本ソフトウェアは、GNU General Public License または GNU Lesser General Public License
に基づき、許諾されるソフトウェア等を使用しています。
その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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