Windowsでは、プログラムの開始時、またはプログラムから明示的に要求があった場合、プログラムに与えられたPATH環境変数に設定された文字列が示すディレクトリパスを順次検索し、プログラムの実行に必要なDLL(動的リンクライブラリ)ファイルが見つかればプログラムのメモリ空間にロードします。
XMENUのメニュー実行プログラム XMENU.EXE では、
・XMENU.EXE実行時のPATH環境変数の文字列
・起動するプログラムの実行パス文字列(XMEDIT/XMUTYで設定)
を結合した文字列をPATH環境変数に設定して起動するプログラムに与えますが、その際、2つの文字列を結合した長さが1024バイトまでという上限があり、1024バイトを超える文字列は切り捨てる仕様です。
そのため、多数のソフトウェアが導入されPATH環境変数が長いマシン環境では、XMENU.EXEから起動したプログラムの実行に必要なDLLファイルが見つからず、そのプログラムが開始できない、プログラムが異常動作するなどの現象になることがあります。
本対応モジュールでは、PATH環境変数に設定する最大文字列長を1024バイトから4096バイトへ拡大します。