=========================================================================================================
Express5800/E120f-M
BMCファームウェア 02.26, SDR(センサデータレコード) 01.05 リリースノート (オンラインアップデート版)
=========================================================================================================
【ソ フ ト 名】 Express5800/E120f-M BMCファームウェアアップデートモジュール (オンラインアップデート版)
【登 録 名 】 GVO-050116-G01_636850432263582712.zip
【対 応 機 種】 Express5800/E120f-M
【対 応 O S 】 本ソフトウェアは、下記のOSに対応しています
・Windows Server (R) 2008 R2 日本語版
・Windows Server (R) 2012 日本語版
・Windows Server (R) 2012 R2 日本語版
・Windows Server (R) 2016 日本語版
【対象ユーザ 】 下記[アップデート対象ユーザ]参照
【ソフト種別 】 BMCファームウェア
【作 成 方 法】 ZIP圧縮形式
=========================================================================================================
【BMCファームウェア Revision 02.24以降をご使用のお客様へ】
BMCファームウェア Revision 02.24以降を適用済みの装置にダウングレード目的で旧BMC Firmware (Revision 02.14以前)を適用する場合、必ず以下の手順にしたがって作業を行ってください。
1. 旧BMC Firmwareを適用してください。
適用手順はBMC Firmware付属のReadmeを参照してください。
2. EXPRESSSCOPEエンジン3の設定初期化を実行してください。
設定の初期化はServer Configuration Utility(On-line Windows版/Linux版)または
Server Configuration Utility(Off-line)から実行可能です。
Server Configuration Utility(On-line Windows版/Linux版)は、サーバー添付のEXPRESSBUILDERから
インストール可能です。
Server Configuration Utility(On-line Windows版/Linux版)をお使いの場合、"設定の初期化"を
実行してください。
Server Configuration Utility(Off-line)を使用される場合、サーバーの電源ONまたは再起動後の
POST(Power On Self Test)画面表示中にF4キーを押すことでUtilityを起動できます。
起動後、メニューから"Configuration Initialization"を選択し実行してください。
3. BMC Firmwareの各種設定がデフォルトに戻っていますので、再設定を行ってください。
注意
- BMC Firmware Revision 02.24以降から本BMC Firmwareへのダウングレードは、
NECでは推奨いたしません。極力最新のBMC Firmwareをお使いください。
- BMC Firmwareのダウングレードを行う際は、必ず指定の手順通りに作業を行ってください。
これ以外の手順でダウングレードを実施した場合、BMC Firmwareが誤動作する可能性があります。
- 本手順を実行することで、BMC Firmwareの全設定がデフォルトに戻りますので、再設定のために
事前に設定内容を控えておいてください。
【ソフトの紹介】
この「Express5800/E120f-M BMCファームウェアアップデートモジュール(以下「本ソフトウェア」といいます。)」は、
以下の機能に対応したBMCファームウェアです。
・IPMI情報表示機能をJavaアプレットからJavaアプリケーションに変更。
※ 本バージョンにおけるリモートKVMコンソールまたはIPMI情報表示機能は、Oracle Java7u25 以前では起動
できません。本バージョンにアップデートされるお客様は、Oracle Java7u40 以降のJava環境にアップデート
してご使用してください。
・SSLサーバ証明書、Javaコードサイニング証明書の有効期限を延長。
<注意>
* アップデート操作を誤ると本体装置が起動しなくなる等の障害が発生することがあります。
本説明文を最後までよく読み誤操作のないようアップデートを行ってください。
また、データ書き換え中に予期せぬアクシデント(停電、雷、遮断、ノイズ等)により本体装置が誤動作したり電源が
切断されたりしますと、最悪の場合、機器が損傷し正常動作しなくなります。
このような場合お客様のご負担で修理を必要とすることがありますので十分ご注意ください。
* 仮想化環境においては、本ソフトウェアはご使用になれません。
* Linux環境において本ソフトウェアをご使用になるためには、OpenIPMI パッケージがインストールされ、動作している
必要があります。
* Windows環境において、リモートメディア機能を有効にされている方は、アップデートを行う時、リモートメディア
機能で利用する仮想CDドライブを、OS上でドライブレターが割り当てられている状態にしてからアップデートを行って
ください。
* オプション製品の 取り付け、取り外し、変更の場合に、SDRアップデートが必要な場合がありますが、
この場合はオフラインアップデート版を使用してアップデートしてください。
本ソフトウェア(オンラインアップデート版)は対応しておりません。
* ESMPRO(R)ServerManager の ExpressUpdate 機能をご利用の場合は、「 対象となる機種 」の判断、
「 アップデート手順 」については、自動で処理が行なわれます。
【アップデート対象ユーザ】
下記機種で,対象となるソフトウェアリビジョンをお使いのお客様。
・対象となる機種
Express5800/E120f-M サーバモジュール
・対象となる各リビジョン
下記リビジョンをお使いのお客様は本ソフトウェアの適用が必要です。
<BMCファームウェア>
BMC Firmware Revision: 02.25
BMC Firmware Revision: 02.24
BMC Firmware Revision: 02.14
BMC Firmware Revision: 02.11
BMC Firmware Revision: 02.10
<SDR>
SDR Revision : 01.04
注) 上記リビジョンより新しいリビジョンが適用されて場合は、本アップデートモジュールと同等の機能が
既に適用されているため、本アップデートモジュールのアップデートを実施する必要はありません。
--- リビジョン確認方法 ---
以下のいずれかの方法で、対象となる本体装置のリビジョンを必ず確認してください。
* アップデート対象本体装置にて確認する場合 *
<BIOS SETUPでの確認方法>
アップデート対象本体装置の電源を入れ、ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)の実行内容が表示
され始めましたら、画面下に、『Press <F2> SETUP』というメッセージが表示されますので、
メッセージに従い、<F2>キーを押下します。
BIOS SETUP画面が表示されますので、[Server] ⇒ [System Management]へと進み、[BMC Firmware Revision]
[SDR Revision]について、ご確認ください。
* リモート環境から確認する場合 *
<ESMPRO(R)ServerManagerでの確認方法>
リモート環境にESMPRO(R)ServerManager をインストールしてご使用されている場合、まず、確認されたい
アップデート対象装置が管理登録済みであることを確認します。
さらに、リビジョン確認されたいサーバ名を選択し、[リモート制御] ⇒ [IPMI 情報] を選択してください。
・BMCファームウェアのリビジョンの確認。
[コントローラ情報] ⇒ [Basbrd Mgmt Ctlr] を選択し、「ファームウェアのリビジョン」について、ご確認く
ださい。
・SDR のリビジョンの確認。
[センサ情報] ⇒ [センサ情報 - 管理情報] を選択し、「SDR のバージョン」について、ご確認ください。
<EXPRESSSCOPE(R)エンジン3 での確認方法>
リモート環境において、EXPRESSSCOPE(R)エンジン3 をご使用されている場合、[システム] ⇒ [IPMI 情報] を
選択してください。
・BMCファームウェアのリビジョンの確認。
[MC]ボタン ⇒ [Basbrd Mgmt Ctlr] を選択し、「ファームウェアのリビジョン」について、ご確認ください。
・SDR のリビジョンの確認。
[SDR]ボタン を選択し、最終レコード ID/センサ種別:OEM SDR を選択し、「[OEM Data]SDR Version」 につ
いて、ご確認ください。
=========================================================================================================
ご使用にあたり、以下のソフトウェアのご使用条件を充分にお読みください。
本使用条件にご同意いただけない場合には、本ソフトウェアをダウンロードなさらないでください。
本ソフトウェアをダウンロードされた場合には、本使用条件にご同意いただいたものとします。
【ソフトウェアのご使用条件】
1.期間
(1)本使用条件は、お客様が本ソフトウェア製品をお受け取りになった日に発効します。
(2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、いつにても本使用条件により許諾される
許諾プログラムの使用権を終了させることができます。
(3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反されたときは、いつにても許諾プログラムの使用権を終了
させることができるものとします。
(4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効に存続します。
(5)許諾プログラムの使用権が終了した場合には、本使用条件に基づくお客様のその他の権利も同時に終了するもの
とします。お客様は、許諾プログラムの使用権の終了後直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、な
らびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を破棄するものとします。
2.使用権
(1)お客様は、許諾プログラムをお客様がお持ちの弊社Expressサーバにおいてのみ、使用することができます。
(2)お客様は、前項に定める条件に従い日本国内においてのみ、許諾プログラムを使用することができます。
3.許諾プログラムの複製、改変および結合
(1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製することができます。
ただし、許諾プログラムを固定メモリに組み込んだときにはこの限りではありません。
この場合、お客様は、許諾プログラムの記憶媒体を滅失、毀損に備える目的でのみ保管することができます。
(2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付されている著作権表示、および、その他の
権利表示を付すものとします。
(3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使用、複製、改変、結合、書籍雑誌やネ
ットワークへの転載またはその他の処分を行うことはできません。
(4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を複製、書籍雑
誌やネットワークへ転載することはできません。
(5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するものではありません。
4.許諾プログラムの移転等
(1)お客様は、下記の全ての条件を満たした場合に限り、本使用条件に基づくお客様の権利を譲渡することができま
す。
(イ)お客様が本使用条件、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、ならびに許諾プログラムとともに、提供さ
れたマニュアル等の関連資料を譲渡し、これらを一切保持しないこと。
(ロ)譲受人が本使用条件に同意していること。
(2)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムまたはその使用権の第三者に対する再使用
許諾、譲渡、移転またはその他の処分をすることはできません。
5.逆コンパイル等
お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆アセンブルすることはできません。
6.保証の期限
(1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログラムに関し発生する問題は、お客様の
責任および費用負担をもって処理されるものとします。
(2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤り(バグ)を修正したときは、弊社は、自己の裁量により、
かかる誤りを修正したプログラムもしくは修正のためのプログラム(以下、これらのプログラムを「修正プログ
ラム」といいます。)または、かかる修正に関する情報を弊社が定める方法により提供することがあります。
お客様に提供された修正プログラムは許諾プログラムとみなします。
7.責任の制限
弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(損害発生につき弊社が予見し、または予
見し得た場合を含みます。)および第三者からお客様に対してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切責任
をおいません。
8.その他
(1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物、ならびに許諾プログラムとともに提供さ
れたマニュアル等の関連資料を日本国から輸出してはなりません。
(2)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所として解決するものとします。
=========================================================================================================
各モジュールのアップデート手順
=========================================================================================================
ExpressUpdate 機能を使用せず、手動にてアップデートされる場合は、
以下の手順で、本ソフトウェアの解凍とアップデートを行って下さい。
【操作手順】
(1) 本モジュールをハードディスクの適当な場所に、ダウンロードします。
(2) ダウンロードした zipファイルを適当な場所にすべて解凍します。
本ソフトウェアと手順書(README_JP_Online.TXT)が解凍されます。
(3) 手順書に従って、BMCファームウェアアップデートを行ってください。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
【改版履歴】
2019/02/05 BMCFW Revision 02.26, SDR Revision 01.05
・IPMI情報表示機能をJavaアプレットからJavaアプリケーションに変更。
※ 本バージョンにおけるリモートKVMコンソールまたはIPMI情報表示機能は、Oracle Java7u25 以前では起動
できません。本バージョンにアップデートされるお客様は、Oracle Java7u40 以降のJava環境にアップデート
してご使用してください。
・SSLサーバ証明書、Javaコードサイニング証明書の有効期限を延長。
2018/07/06 BMCFW Revision 02.25, SDR Revision 01.05
・未使用ポート(TCP/UDPポート427)を閉じるように変更。
・EXPRESSSCOPEエンジン3のWebブラウザのSEL表示、および、メール通報にてOSブートイベントの
新規SensorOffsetをサポート。
・BMCファームウェアの設定変更後、極まれに、EXPRESSSCOPEエンジン3にWebブラウザからログインできなく
なること、および、ユーザ設定または管理ソフトウェア設定を変更できなくなることがある件を改善。
・EXPRESSSCOPEエンジン3のWebブラウザのオンラインヘルプの記載を変更。
・EXPRESSSCOPEエンジン3のWebブラウザ表示、および、コマンドラインインターフェース表示の一部を更新。
・OpenSSLを1.0.2ベースのものに更新。
・セキュリティ強化のため、TLS圧縮機能と強度の弱い暗号化通信を使用しないよう修正。
・OS再起動時のシステムリセット処理を強化。
・2台の電源ユニットの片側にAC電源が給電されていない時、ステータスランプが
緑点灯 (仕様は緑点滅) してしまう場合がある件を改善。
2016/07/15 BMCFW Revision 02.24, SDR Revision 01.05
・IPv6対応強化(コマンドラインインターフェース、メール通報、イメージリダイレクション)。
・セキュリティ強化のため、OpenSSLを最新1.0.1pベースのものに更新。
・GNU Cライブラリ(glibc)のバッファオーバフロー脆弱性(CVE-2015-7547)対応。
・SSLサーバ証明書の署名アルゴリズムをSHA-2に変更。
・RHEL7でのリモートメディア機能の自動マウントをサポート。
・リモートKVMを複数起動した状態で、操作権限の委譲時に画面が乱れる点を改善。
・メール通報有効時にサーバパネルにメール通報設定のアイコン表示をサポート。
・Webコンソールからの設定値変更操作において、一部の設定項目について「'」「#」を含む文字列を設定できない
ように変更。
・Webコンソールからの設定値変更操作において、SNMP通報設定のコミュニティ名に「-」、「_」を使用可能とする
ように変更。
・Webコンソールのオンラインヘルプの記載を変更。
・WebコンソールのOSSライセンス記載を更新。
・統計情報の電力グラフにおいて、DC OFF中の電力値が正しく表示されるよう改善。
2015/07/15 BMCFW Revision 02.14, SDR Revision 01.05
・2.5 型 PCIe SSD 搭載キットサポート。
・イメージリダイレクション機能をサポート。
・RAID 情報の"ディスクアレイ"に"セクターフォーマット"の項目を追加。
・EXPRESSSCOPEエンジン3 の Web 表示およびオンラインヘルプの記載を一部変更。
・暗号化通信で SSL v3.0 を使用しないよう変更。
・BMCFW アップデート直後にブラウザのキャッシュクリアなしで最新の Web コンテンツが表示されるよう
EXPRESSSCOPEエンジン3の Web サーバ機能を改善。
・リモート USB メモリからの UEFI Boot をサポート。
・マザーボード交換時に EXPRESSSCOPE プロファイルキーで通報設定の表示内容が引き継がれるように改善。
・マザーボード交換時に EXPRESSSCOPE プロファイルキーでアクセスログを引き継ぐように変更。
・Off-line TOOL の Server Configuration Utility で Web コンソールの HTTP 接続設定と HTTPS 接続設定を
同時に無効に設定した場合に、Server Configuration Utility から設定変更が行えなくなる場合がある問題
を改善。
・コマンドラインインターフェースで、ターゲット /admin1/system1 に対して show コマンドを実行しても
内容が表示されない件を改善。
・RAID 情報において"プロパティの参照"項内の"スロット名"項に表示される値を変更。
・2.5 型 PCIe SSD 搭載キットサポートのため SSD Status OEM Sensor を追加。(SDR)
2014/12/18 BMCFW Revision 02.11, SDR Revision 01.04
・稀に、EXPRESSSCOPE(R)エンジン3やESMPRO(R)ServerManagerから、筐体構成管理や電源ユニットの状態認識が
できなくなる(*1)問題を改善。
*1. このとき、再起動するとPOSTエラー(エラーコード C325)の表示およびログ(SEL)が登録される。
2014/10/24 BMCFW Revision 02.10, SDR Revision 01.04
・初版
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
【商標および著作権】
本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社、又は開発元である第三者に帰属します。
ExpressUpdate、EXPRESSSCOPE、ESMPRO は日本電気株式会社の登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows Server は、米国Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標
または商標です。
LinuxはLinus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
Copyright NEC Corporation 2019
同意する
閉じる