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修正情報・ダウンロード

Express5800/T110j (2nd-Gen), GT110j, T110j-S (2nd-Gen) システムBIOS F02

概要

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Express5800/T110j (2nd-Gen)
Express5800/GT110j
Express5800/T110j-S (2nd-Gen)
システムBIOS F02
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【ソ フ ト 名 】  Express5800/T110j (2nd-Gen)、Express5800/GT110j、
                  Express5800/T110j-S (2nd-Gen) システムBIOSアップデートモジュ
                  ール
【対 応 機 種 】  Express5800/T110j (2nd-Gen)
                  Express5800/GT110j
                  Express5800/T110j-S (2nd-Gen)
【対 応  O S  】  本ソフトウェアはオフライン(CD/DVD媒体によるアップデート)と
                  下記のOSに対応しています
                   ・Windows Server(R) 2016
                   ・Windows Server(R) 2019
                   ・Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7
【対象ユーザー】  下記[アップデート対象ユーザー]参照
【ソフト種別  】  システムBIOS
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【ソフトの紹介】
この「Express5800/T110j (2nd-Gen)、Express5800/GT110j、Express5800/T110j-S 
(2nd-Gen) システムBIOSアップデートモジュール(以下「本ソフトウェア」といいます。
)」は、Express5800/T110j (2nd-Gen)、Express5800/GT110j、Express5800/T110j-S 
(2nd-Gen)で以下の機能強化に対応したシステムBIOSです。

  ・SPSファームウェアのバージョンを更新しました。インテル社から通知されているセ
    キュリティ脆弱性(INTEL-SA-00241)に対応しました。

  ・ハードウェアの初期化コードを更新しました。インテル社から通知されているセキュ
    リティ脆弱性(INTEL-SA-00164、INTEL-SA-00240)に対応しました。

  ・以下のプロセッサーのマイクロコードを更新しました。インテル社から通知されてい
    るセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00164、INTEL-SA-00220)に対応しました。
    インテル(R) Xeon(R) E プロセッサー
    インテル(R) Pentium(R) Gold プロセッサー・シリーズ
    インテル(R) Celeron(R) プロセッサー G シリーズ
    第9世代インテル(R) Core(TM) i3 プロセッサー

  ・特定のPCI Express-to-PCI Bridgeを搭載したPCI Express 拡張ボードをサポートし
    ました。

  ・POST上に表示されるF3ホットキーの入力待ち期間を拡張しました。

  ≪共通の注意事項≫

  * アップデート操作を誤るとシステムが起動しなくなる等の障害が発生することがあり
    ます。本説明文を最後までよく読み誤操作のないようアップデートを行ってくださ
    い。また、データ書き換え中に予期せぬアクシデント(停電、雷、遮断、ノイズ等)
    によりシステムが誤動作したり電源が切断されたりしますと、最悪の場合、機器が損
    傷し正常動作しなくなります。
    このような場合お客様のご負担で修理を必要とすることがありますので十分ご注意く
    ださい。

  * Windows(R) BitLocker(TM)機能を有効にしている場合、一旦無効にしてから本作業を
    行い、作業完了後再度有効にしてください。無効にせずアップデートを行った場合、
    システム起動時に「回復パスワード」が必要になる場合があります。

【アップデート対象ユーザー】
  下記機種で、対象となるBIOSバージョンをお使いのお客様。
  ・対象となる機種
     1. Express5800/T110j (2nd-Gen)
     2. Express5800/GT110j
     3. Express5800/T110j-S (2nd-Gen)

  ・対象となるBIOSバージョン
     1. F01

   注) 上記より新しいバージョンをお使いの場合、本ソフトウェアでアップデート
       されるシステムBIOSと同等の機能、および修正が既に適用されています。
       新たにアップデートする必要はありません。

   システムBIOSのバージョンは、以下で確認することができます。

 ≪BIOSセットアップユーティリティー≫
   (1) 本機の電源を入れたとき、ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)の実行
       内容が表示されます。しばらくすると、以下のメッセージが表示されます。

                        Press <F2> to enter SETUP

       メッセージに従い、<F2>キーを押して、BIOSセットアップユーティリティーを
       起動します。

   (2) 「Main」メニューにBIOSバージョンが表示されています。

      注)矢印キーを使ってカーソルを「Save & Exit」の位置に移動させ、「Discard
          Changes and Exit」を選択してください。
          BIOSセットアップユーティリティーが終了します。

      注)BIOSセットアップユーティリティーの使用方法の詳細は、メンテナンスガイド
          の『便利な機能』『システムBIOSの詳細』をご参照ください。

 ≪Windows(R) OS≫

   (1) <Windows>キーを押しながら<R>キーを押します。

   (2) 「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスに、「msinfo32」を入力
        して「OK」をクリックします。

   (3) 「システム情報」が起動した後、「システムの要約」を選択します。

   (4) 「BIOSバージョン/日付」の項目から、システムBIOSのバージョンを確認します。

 ≪Linux(R) OS≫

   (1) xtermなどのターミナル(端末)を起動します。
   
   (2) 下記コマンドを実行します。
       # /usr/sbin/dmidecode | less

       注)#はプロンプトを示します。入力する必要はありません。

   (3) BIOS Information->Version の項目でBIOSバージョンを確認します。

       注) dmidecodeコマンドがインストールされている必要があります。

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 システムBIOSのアップデート手順
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≪オフラインの場合≫
【用意するもの】
   書き込み可能な CD/DVD メディア 1枚

   1.インストールメディアの作成
     ダウンロードされたZIP圧縮形式のファイルを展開し、BIOS_F02_updatetool.iso
     を展開します。このisoファイルをISOファイルの書き込みが可能なライティング
     ソフトウェアを使用してCD/DVDメディアに書き込みください。
     ここで作成したCD/DVDメディアが「システムBIOSアップデートモジュール」
     メディアとなります。
     書き込み手順の詳細はご使用になるライティングソフトウェアのマニュアルを
     ご参照ください。

     なお、作成したメディアには

            Express5800/XXX
               (N8YYY-YYY)
            BIOSVERSION ZZZ
        システムBIOSアップデートモジュール

     と記載して保管してください。

     注)XXX、YYY には、お客様がお使いのモデル名、型番を記載してください。
         ZZZには、装置のBIOSバージョンを記載してください。

   2.アップデートの準備
   
     (1) 「Secure Boot」が「Disabled」(デフォルト)になっていることを確認してく
         ださい。「Secure Boot」が「Enabled」に設定されている場合、システムBIOS
         のアップデートができません。

         以下の手順でSecure Bootの設定状態が確認できます。
          (a) POST中に表示される以下のメッセージに従って<F2>キーを押して、
              BIOSセットアップユーティリティーを起動します。
                        Press <F2> to enter SETUP

          (b)「Security」メニューの「Secure Boot」サブメニューを選択します。

          (c)「Secure Boot」メニューを確認して、「Secure Boot」の設定状態を確認
              します。

         「Enabled」の場合、システムBIOSのアップデート前に「Disabled」に設定し
         てください。アップデート後、再度「Enabled」に設定してください。

   3.システムBIOSのアップデート手順
     以下の手順に従ってシステムBIOSをアップデートしてください。

     (1) 本機の電源をONにしてください。

     (2) 上記で作成した「システムBIOSアップデートモジュール」メディアをCD/DVDド
         ライブに挿入してください。

     (3) CD/DVDメディアが起動したとき、画面に以下のメニューが表示されます。

         BIOS Update Tool (Version: Fxx)

         注)「xx」は、アップデート後のBIOSバージョンを示します。

     (4) 以下のメッセージが表示され、システムBIOSのアップデートが開始されます。

           loading ...

     (5) システムBIOSのアップデートが完了したとき、以下のメッセージが表示されま
         す。

           **********************************************
           Executing shell script has been completed.
           Press <Enter> key to shutdown.
           **********************************************

         注)以下のメッセージが表示されることがあります。
              WARNING : System must power-off to have the changes take effect!
             本手順で電源がOFFにされるため、問題はありません。

         注)上記以外のErrorやWarningのメッセージが表示された場合、保守サービス
             会社に連絡してください。

     (6) CD/DVDメディアをCD/DVDドライブから取り出してください。

     (7) <Enter>キーを入力して電源をOFFにしてください。

     (8) 本機の電源をONにします。

     (9) BIOSバージョンが「Fxx」になっていることを確認してください。

     以上でシステムBIOSのアップデートは完了です。

≪Windows(R)OSの場合≫
   1.アップデートの準備
   
     (1) Administrators 権限のあるユーザーでログインしてください。

     (2) 実行中のアプリケーションをすべて終了します。

     (3) 本ソフトウェアをハードディスクの適当な場所にダウンロードしてください。
         ZIP圧縮形式のファイルを展開してください。
   
   2.システムBIOSのアップデート手順 

     (1) 展開されたフォルダに含まれるWinBIOSUpdate.batをダブルクリックして、シス
         テムBIOSアップデートプログラムを起動してください。表示されるメッセージ
         に従ってシステムBIOSをアップデートしてください。

         
     (2) システムBIOSアップデートを開始する前に以下のメッセージが表示されます。

        ************* Execute BIOS Update *************
        The update process will take approximately 2 to 3 minutes.
        DO NOT power off the system during this update process.

     (3) システムBIOSのアップデートに成功したとき、再起動を要求する以下のメッセ
         ージが表示されます。

        BIOS update process has completed.
        Please restart your computer now to enable update. 
        Do you want to restart your computer now?
        [yes/no]

         yesと入力し、Enterキーを押下した場合、コンピュータが再起動します。

        注)noと入力した場合、コンピュータは再起動しません。システムBIOSのアッ
            プデート後の動作継続は保証できません。すみやかに再起動してください。
        
        注)上記以外のエラーや警告のメッセージが表示された場合、保守サービス会社
            に連絡してください。

     (4) 再起動後、BIOSバージョンが「Fxx」になっていることを確認してください。

        注)「xx」は、アップデート後のBIOSバージョンを示します。

      以上でシステムBIOSのアップデートは完了です。

≪Linux(R)OSの場合≫
   1.アップデートの準備
   
     (1) 「Secure Boot」が「Disabled」(デフォルト)になっていることを確認してく
         ださい。「Secure Boot」が「Enabled」に設定されている場合、システムBIOS
         のアップデートができません。

         以下の手順で「Secure Boot」の設定状態が確認できます。
          (a) POST中に表示される以下のメッセージに従って<F2>キーを押して、
              BIOSセットアップユーティリティーを起動します。
                        Press <F2> to enter SETUP

          (b)「Security」メニューの「Secure Boot」サブメニューを選択します。

          (c)「Secure Boot」メニューを確認して、「Secure Boot」の設定状態を確認
              します。

         「Enabled」の場合、システムBIOSのアップデート前に「Disabled」に設定し
         てください。アップデート後、再度「Enabled」に設定してください。
        
     (2) suコマンド等でrootユーザーに切り替えてください。

     (3) 実行中のアプリケーションをすべて終了します。

     (4) 本ソフトウェアをハードディスクの適当な場所にダウンロードしてください。
         ZIP圧縮形式のファイルを展開してください。モジュールが展開されたディレ
         クトリに移動してください。

   2.システムBIOSのアップデート手順 

     (1) 下記のコマンドを実行して、システムBIOSアップデートプログラムを起動して
         ください。表示されるメッセージに従ってシステムBIOSアップデートを行って
         ください。
         # bash ./LinuxBIOSUpdate.sh

     (2) システムBIOSアップデートを開始する前に以下のメッセージが表示されます。

        ************* Execute BIOS Update *************
        The update process will take approximately 2 to 3 minutes.
        DO NOT power off the system during this update process.
     
     (3) システムBIOSのアップデートに成功したすると、再起動を要求する以下のメッ
         セージが表示されます。

        ****************************************************
         BIOS update process has completed.                 
         Please restart your computer now to enable update. 
         Do you want to restart your computer now?          
         [yes/no]                                           
        ****************************************************

         yesと入力し、Enterキーを押下した場合、コンピュータが再起動します。

        注)noと入力した場合、コンピュータは再起動しません。システムBIOSのアッ
            プデート後の動作継続は保証できません。すみやかに再起動してください。
        
        注)上記以外のエラーや警告のメッセージが表示された場合、保守サービス会社
            に連絡してください。

     (4) 再起動後、BIOSバージョンが「Fxx」になっていることを確認してください。

        注)「xx」は、アップデート後のBIOSバージョンを示します。

      以上でシステムBIOSのアップデートは完了です。
      
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 注意事項
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≪オフラインアップデートにおける注意事項≫
 システムBIOSアップデート実行中に、下記の内容のメッセージが表示される場合があり
 ます。

   (a) BIOS version is incorrect

       既に新しいバージョンのシステムBIOSが適用されています。新たにアップデート
       する必要はありません。
       「対象となるBIOSバージョン」を確認してください。

   (b) Platform mismatch

       対象となる機種以外で実行した場合、表示されます。
       「対象となる機種」を確認してください。

   (c) WARNING : System must power-off to have the changes take effect!

       アップデート手順に従うことで電源がOFFにされるため、問題はありません。

   注)上記以外のErrorやWarningのメッセージが表示された場合、保守サービス会社
       に連絡してください。

≪Windows(R)/Linux(R) OS上のアップデートにおける注意事項≫
 システムBIOSアップデート実行中に、下記の内容のメッセージが表示される場合があり
 ます。
   
   (a) Error Code: 1001

       対象となる機種以外に適用しようとした場合に、表示されます。
       "対象となる機種"、及び、それに対応した"対象となるBIOSバージョン"を確認し
       てください。

   注)上記以外のErrorやWarningのメッセージが表示された場合、保守サービス会社
       に連絡してください。
       
≪使用条件における注意事項≫
 許諾ソフトウェアには本ライセンス以外のライセンス契約に基づきお客様に使用許諾さ
 れる部分が含まれることがあります。この場合、かかる部分に関してのご使用条件は、
 当該ライセンス契約の条件が本ライセンスよりも優先します。

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【改版履歴】
2019/12/31   F02

  ・SPSファームウェアのバージョンを更新しました。インテル社から通知されているセ
    キュリティ脆弱性(INTEL-SA-00241)に対応しました。

  ・ハードウェアの初期化コードを更新しました。インテル社から通知されているセキュ
    リティ脆弱性(INTEL-SA-00164、INTEL-SA-00240)に対応しました。

  ・以下のプロセッサーのマイクロコードを更新しました。インテル社から通知されてい
    るセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00164、INTEL-SA-00220)に対応しました。
    インテル(R) Xeon(R) E プロセッサー
    インテル(R) Pentium(R) Gold プロセッサー・シリーズ
    インテル(R) Celeron(R) プロセッサー G シリーズ
    第9世代インテル(R) Core(TM) i3 プロセッサー

  ・特定のPCI Express-to-PCI Bridgeを搭載したPCI Express 拡張ボードをサポートし
    ました。

  ・POST上に表示されるF3ホットキーの入力待ち期間を拡張しました。

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【商標および著作権】

Microsoft、Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米国および
その他の国における登録商標または商標です。
Linux(R)は、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標です。
Red Hat、Red Hat Enterprise Linuxは、米国Red Hat, Inc.の米国およびその他の国に
おける商標または登録商標です。
その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社、又は開発元である第三者に帰属します。
その他、各製品は各社の著作物です。

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   Copyright NEC Corporation 2020

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製品名カテゴリ

T110j-S (2nd-Gen)
T110j (2nd-Gen)
GT110j

対象製品

品名 Express5800/T110j (2nd-Gen), GT110j, T110j-S (2nd-Gen)
リビジョン
対象OS 別欄にて記載
型番
修正情報

種別

BIOS/ファームウェア

障害区分

その他

  • コンテンツID: 9010108898
  • 公開日: 2020年02月21日
  • 最終更新日:2020年02月21日
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