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修正情報・ダウンロード

Express5800/T120h, T120h (2nd-Gen) システムROM U41 v2.34 (04/08/2020)

概要

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Express5800/T120h
Express5800/T120h (2nd-Gen)
システムROM U41 v2.34 (04/08/2020)
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【ソ フ ト 名】  Express5800/T120h、Express5800/T120h (2nd-Gen)
                 システムROM(BIOS)アップデートモジュール
【対 応 機 種】  Express5800/T120h
                 Express5800/T120h (2nd-Gen)
【対 応  O S 】  本ソフトウェアはオフラインアップデート、および
                 下記のOSに対応しています
                  ・Windows Server(R) 2012 R2
                  ・Windows Server(R) 2016
                  ・Windows Server(R) 2019
                  ・Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7
                  ・Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 8
【対象ユーザ 】  下記[アップデート対象ユーザ]参照
【ソフト種別 】  システムROM
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【ソフトの紹介】
この「Express5800/T120h、Express5800/T120h (2nd-Gen) システムROM(BIOS)アップデー
トモジュール(以下「本ソフトウェア」といいます。)」は、Express5800/T120h、
Express5800/T120h (2nd-Gen) のシステムROMの機能強化、および問題点を修正します。

 注意事項
 ・以下の条件を全て満たしている装置では、アップデートしないでください。
   OS :
     VMWare ESXi

   プロセッサー : 
    - インテル(R) Xeon(R) Bronze 31xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Silver 41xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Gold 51xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Gold 61xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Platinum 81xx プロセッサー

   BIOS/Platform Configuration(RBSU) : 
    - 「Intel(R) TXT Support」が「Enabled」に設定されている。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Server Security >
         Intel(R) TXT Support

    - 「Trusted Platform Module Options」の「Current TPM Type」が「TPM 1.2」
       に設定されている。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Server Security > Trusted Platform Module Options >
         Current TPM Type

       注) 出荷時の設定は「TPM 2.0」です。

 ・システムROM v1.46以前のバージョンからv2.00以降のバージョンへアップデートする
   場合、以下のサイトを参照のうえ、アップデートの実施をお願いします。
    - システムROMアップデート時の注意事項
       https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140107466

 機能強化、および問題点の修正
 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。

 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API
   BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。

 ・シリアルポート接続をご使用の装置において、Serial CLI Statusオプションが
   Enabledに設定されている時(*)に、シリアルボーレートが正しく設定されず、
   シリアルポートからの出力が破損、または表示されないことがある問題に対処しま
   した。
    (*) System Configuration > BMC Configuration Utility > Setting Options
        > Serial CLI Status

 ・BIOS Serial Console Portオプション(*)がEnabledに設定された装置において、
   POST実行時、まれにPOSTデバッグ情報がシリアルポートに出力され、POST実行時間が
   おおよそ2分長くなることがある問題に対処しました。 
    (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) 
        > System Options > Serial Port Options > BIOS Serial Console and EMS 
        > BIOS Serial Console Port

 ・Boot Modeオプション(*)がLegacy BIOS Modeに設定された装置に、USBマウスが接続さ
   れている場合、まれにPOSTで応答しなくなることがある問題に対処しました。
   この問題は、UEFI Boot Modeに設定されている場合、影響ありません。
     (*) System Configuration >  BIOS/Platform Configuration (RBSU)
         > Boot Options > Boot Mode

 ・Boot Orderの変更を保存するために<F10>キー、または<F12>キーを押したとき、
   Boot Optionsメニュー(*)からブートデバイスが消えることがある問題に対処しま
   した。
    (*) System Configuration >  BIOS/Platform Configuration (RBSU)
        > Boot Options

 ・インテグレーテッドマネージメントログ(IML)に次の情報を含むUMCEが記録される
   問題に対処しました。
    - Bank 0x9、またはBank 0xA、またはBank 0xB
    - ステータス0xBE200000:000C110A

 ≪本ソフトウェアに含まれるプログラムとデータ≫
   本ソフトウェアには、以下のプログラムとデータが含まれています。
   本ソフトウェアを実行する環境に合わせて、お使いください。

  a) システムユーティリティ/iLO Web インターフェース用フラッシュイメージ
      firmware\U41_2.34_04_08_2020.signed.flash

  b) Windows(R)用 システムROM アップデートプログラム
      winx64\cp043643.exe

  c) Linux(R)用 システムROM アップデートRPMパッケージ
      Linux\firmware-system-oem-u41-2.34_2020_04_08-1.1.x86_64.rpm

【アップデート対象ユーザ】
  下記の機種とシステムROMバージョンをお使いのお客様が対象になります。

  ・対象機種

     1. Express5800/T120h
     2. Express5800/T120h (2nd-Gen)

  ・対象バージョン

     1. U41 v1.20 (08/18/2017)
     2. U41 v1.22 (09/29/2017)
     3. U41 v1.26 (11/14/2017)
     4. U41 v1.32 (02/01/2018)
     5. U41 v1.36 (02/14/2018)
     6. U41 v1.42 (06/20/2018)
     7. U41 v1.46 (10/02/2018)
     8. U41 v2.00 (02/02/2019)
     9. U41 v2.02 (03/19/2019)
     10. U41 v2.04 (04/18/2019)
     11. U41 v2.10 (05/21/2019)
     12. U41 v2.22 (11/13/2019)
     13. U41 v2.32 (03/09/2020)

   注) 上記より新しいバージョンをお使いの場合、本ソフトウェアでアップデート
       されるシステムROMと同等の機能、および修正が既に適用されています。
       新たにアップデートする必要はありません。

   システムROMのバージョンは、以下の手順で確認することができます。
   任意の手順を選択して、アップデートの前後でバージョンをご確認ください。

 ≪システムユーティリティ≫
   以下の手順でシステムROMのバージョンと日付が確認できます。

   (1) 装置の電源を入れます。ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)の実
       行内容が表示されます。しばらくすると、以下のメッセージが表示されます。
       メッセージに従い<F9>キーを押して、システムユーティリティを起動します。

                      [F9] System Utilities

   (2) システムユーティリティが起動した後、「System Information」を選択します。

   (3) 「Firmware Information」を選択します。

   (4) 画面に各ファームウェアのバージョンが表示されます。「System ROM」項から
       バージョンと日付を確認します。

   注) システムROMのバージョンを確認した後、<ESC>キーを押す、または「Exit」を
       選択して、システムユーティリティを終了してください。

   注) システムユーティリティの使用方法の詳細は、メンテナンスガイドの「便利な
       機能」「1. システムユーティリティ」を参照してください。

 ≪Windows(R) OS≫
   以下の手順でシステムROMの日付が確認できます。

   (1) <Windows>キーを押しながら<R>キーを押します。

   (2)「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスで、「msinfo32」を入力して
       「OK」をクリックします。

   (3) 「システム情報」が起動した後、「システムの要約」を選択します。

   (4) BIOSバージョン/日付 の項目から、システムROMの日付を確認します。


 ≪Linux(R) OS≫
   以下の手順でシステムROMの日付が確認できます。

   (1) xtermなどのターミナル(端末)を起動します。

   (2) 以下のコマンドを実行します。

       # /usr/sbin/dmidecode | less

       注) #はプロンプトを示します。入力する必要はありません。

   (3) BIOS Information->Release Date の項目から、システムROMの日付を
       確認します。
   
   注) dmidecodeコマンドがインストールされている必要があります。

なお、ご使用にあたり、以下のソフトウェアのご使用条件を充分にお読みください。
本使用条件にご同意いただけない場合には、本ソフトウェアをダウンロードなさらないで
ください。本ソフトウェアをダウンロードされた場合には、本使用条件にご同意いただい
たものとします。

【ソフトウェアのご使用条件】
  日本電気株式会社(以下「弊社」といいます)は、本使用条件とともに提供するソフト
ウェア・プログラム(以下「許諾プログラム」といいます)を日本国内で使用する権利を
下記条項に基づきお客様に許諾し、お客様も下記条項にご同意いただくものとします。
お客様が期待する効果を得るための許諾プログラムの選択、許諾プログラムの導入、使
用および使用効果につきましては、お客様の責任とさせていただきます。 

1.期間
 (1)本使用条件は、お客様が許諾プログラムをお受け取りになった日に発効します。
 (2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、いつでも本
    使用条件により許諾される許諾プログラムの使用権を終了させることができます。
 (3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反したときは、いつでも許諾プ
    ログラムの使用権を終了させることができるものとします。
 (4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効に存続し
    ます。
 (5)許諾プログラムの使用権が終了した場合は、本使用条件に基づくお客様のその他の
    権利も同時に終了するものとします。お客様は、許諾プログラムの使用権の終了後
    直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物を破棄するものとします。

2.使用権
 (1)お客様は、お客様がお持ちの製品のうち、弊社が別途指定する「対象機種」におい
    てのみ許諾プログラムを使用できます。
 (2)許諾プログラムは、コンピューターの一時メモリ(例えば、RAM)にロードされ、また
    は固定メモリ(例えばハードディスク、その他の記憶装置)にインストールされたと
    きに、当該コンピューターにおいて使用されたものとします。
 (3)お客様は、前項に定める条件に従い、日本国内においてのみ許諾プログラムを使用
    できます。

3.著作権その他の知的財産権
  許諾プログラムに係る著作権その他の知的財産権は、弊社または許諾プログラムの著
  作権その他の知的財産権を保有する第三者に帰属し、許諾プログラムは、日本国、ア
  メリカ合衆国その他適用のある国の法律により保護されます。

4.許諾プログラムの複製、改変および結合
 (1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製できます。
    ただし、許諾プログラムを固定メモリ(例えばハードディスク)にインストールした
    場合、お客様は許諾プログラムを複製できません。この場合、お客様は、許諾プロ
    グラムの記憶媒体を滅失、毀損に備える目的でのみ保管できます。
 (2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付されている著
    作権表示およびその他の権利表示を付すものとします。
 (3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使用、複製、
    改変、結合、書籍雑誌への転載、ネットワークへの公開、およびその他の処分をす
    ることはできません。
 (4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマニュアル
    等の関連資料を複製、書籍雑誌への転載、およびネットワークへの公開はできませ
    ん。
 (5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するものではあ
    りません。

5.許諾プログラムの移転等
  お客様は、許諾プログラムまたはその使用権を第三者に対して再使用許諾、譲渡、移
  転その他の処分をすることはできません。

6.逆コンパイル等
  お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニアリング、逆コンパイルまたは逆ア
  センブルすることはできません。

7.保証の期限
 (1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログラムに関
    し発生する問題は、お客様の責任および費用負担をもって処理するものとします。
 (2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤りを修正したときは、弊社は、
    自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムまたは修正のためのプログラ
    ム(以下、これらのプログラムを「修正プログラム」といいます)、または、かかる
    修正に関する情報を弊社が定める方法により提供することがあります。お客様に提
    供した修正プログラムは許諾プログラムとみなします。

8.責任の制限
  弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(損害発生に
  つき弊社が予見し、または予見し得た場合を含みます)、および第三者からお客様に対
  してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切責任を負いません。

9.その他
 (1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物を日本国から
    輸出してはなりません。
 (2)お客様は、弊社が許諾プログラムの使用に関する監査を実施し、必要に応じて許諾
    プログラムの提供元へその情報を提供することに同意するものとします。
 (3)お客様がアメリカ合衆国政府との契約、またはアメリカ合衆国政府向けの下請契約
    の履行目的で許諾プログラムを使用する場合、お客様は、FAR 12.211および12.212
    に従って、商用コンピューターソフトウェア、コンピューターソフトウェアドキュ
    メント、および商用製品の技術データが本使用条件に基づき使用許諾されるものと
    します。
 (4)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所として解決
    するものとします。
 (5)許諾プログラム内にソフトウェアライセンスに関して記述したファイル(以下、ラ
    イセンスファイルといいます)が存在する場合、ライセンスファイル内で指定され
    たファイルについては、上記に記載した内容に関わらず、ライセンスファイル内の
    条項に従うものとします。


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システムROMアップデート手順
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 ≪アップデートデータの作成≫
 【 手順 】
  (1) Administrator 権限のないユーザでログインしている場合は、Administrator権限
      のあるユーザでログインし直してください。
  (2) 本ソフトウェアを任意の場所にダウンロードします。
  (3) すべてのファイルを同一フォルダに格納します。
  (4) システムROM 作成ツール を、ダブルクリック にて実行します。
       ※ 「管理者として実行する」での実行は行わないようにしてください。
      システムROM(BIOS)アップデートモジュールのzipファイルが生成されます。
  (5) (4) で生成された zipファイルを解凍します。
  (6) ≪本ソフトウェアに含まれるプログラムとデータ≫記載のプログラムとデータが
      生成されます。


 ≪システムユーティリティの場合≫
 
【用意するもの】
  ・USBメモリ x1

   1. フラッシュイメージ(*.flash)の準備
     (1) FAT、または、FAT32でフォーマットされたUSBメモリを用意します。

     (2) USBメモリに「a) システムユーティリティ/iLO Web インターフェース用フラッ
         シュイメージ」(約32MB)をコピーします。

   2. システムROMのアップデート手順
     以下の手順に従って、システムROMをアップデートしてください。

     (1) 「1.」の手順で作成したUSBメモリを対象装置に接続し、装置を起動します。

     (2) POST実行中に<F9>キーを押して、システムユーティリティを起動します。

     (3) 「Embedded Applications > Firmware Update > System ROM」に移動します。

     (4) 「Select Firmware File」から、フラッシュイメージが格納されたドライブ
         を選択します。

     (5) フラッシュイメージ(*.flash)を選択します。

     (6) 「Start Firmware Update」を選択します。

     (7) 「Press ENTER to start firmware update. This process might take a few
          minutes...」のポップアップが表示されるので、<ENTER>キーを押します。
          アップデート処理が開始されます。

     (8) アップデートの進捗が表示されます。完了したとき、「Firmware update
         completed successfully」のポップアップが表示されます。<ENTER>キー
         を押して、ポップアップ表示を閉じます。

     (9) USBメモリを対象装置から取り外します。

     (10) システムユーティリティ直下の「Reboot the System」を選択して、装置を
          再起動します。

     (11) 再起動後、アップデートしたシステムROMが有効になります。

      以上でシステムROMのアップデートは完了です。


 ≪iLO Web ユーザインターフェースの場合≫

   1. フラッシュイメージ(*.flash)の準備
     (1) 対象装置のiLO Webにログインできる装置に「a) システムユーティリティ/iLO
         Webインターフェース用フラッシュイメージ」をコピーします。

   2. システムROMのアップデート手順 
     (1) Webブラウザを起動して、アップデート権限(Configure iLO Settings)を持つ
         アカウントで対象装置のiLO Web にログインします。
     
     (2) 左側のメニューから「Firmware & OS Software」タブを選択します。

     (3) 右側に表示される「Update Firmware」を選択します。

     (4) 上記でコピーしたフラッシュイメージ(*.flash)を選択します。

     (5)「Flash」ボタンを押します。アップデートが開始されます。
     
     (6) アップデートが進行します。「Firmware Update Completed.」が表示される
         まで待ちます。

     (7) 対象装置を再起動します。

     (8) 再起動後、アップデートしたシステムROMが有効になります。

      以上でシステムROMのアップデートは完了です。


 ≪Windows(R) OSの場合≫

   1. アップデートの準備
   
     (1) Administrators 権限のあるユーザでログオンします。

     (2) 実行中のアプリケーションをすべて終了します。

     (3) 「b) Windows(R)用 システムROM アップデートプログラム」をハードディスク
         の適当な場所にコピーします。

   2. システムROMのアップデート手順

     (1) 「b) Windows(R)用 システムROM アップデートプログラム」(*.exe)をダブルク
         リックして起動します。

     (2) 表示されるメッセージに従って、システムROM Updateを完了させます。

     (3) システムROMのインストールが成功したとき、再起動を要求するメッセージが
         表示されます。「はい(y)」を選択して装置を再起動します。

     (4) 再起動後、インストールしたシステムROMが有効になります。

      以上でシステムROMのアップデートは完了です。


 ≪Linux(R) OSの場合≫

   1. アップデートの準備
   
     (1) rootでログインします。または、suコマンドでrootに切り替えます。

     (2) 実行中のアプリケーションをすべて終了します。

     (3) 「c) Linux(R)用 システムROM アップデートRPMパッケージ」を適当なディレク
         トリにコピーします。

         例: /root など

   2. システムROMのアップデート手順 

     (1) 以下のコマンドを実行して、「c) Linux(R)用 システムROM アップデートRPM
         パッケージ」をインストールします。

         # rpm -Uvh <filename>.rpm

         注) <filename>.rpmは、「本ソフトウェアに含まれるプログラムとデータ」
             のLinux(R)用 システムROM Update RPMパッケージに記載されているRPM
             パッケージのファイル名になります。以下の手順についても同じです。

         注) #はプロンプトを示します。入力する必要はありません。
             以下の手順についても同じです。

     (2) 以下のコマンドを実行して、インストール先のパスを確認します。

         # rpm -qlp <filename>.rpm

     (3) インストール先のパスに移動します。

     (4) 以下のコマンドを実行して、システムROM Updateを開始します。

         # ./setup

     (5) 表示されるメッセージに従って、システムROM Updateを完了させます。

     (6) システムROM Updateが成功したとき、再起動を確認するメッセージが表示され
         ます。'y'を入力して装置を再起動します。

     (7) 再起動後、アップデートしたシステムROMが有効になります。

     以上でシステムROMのアップデートは完了です。


 ≪その他OS(VMware(R)など)の場合≫
  上記の、システムユーティリティ、あるいは iLO Web ユーザインターフェースを
  使用してアップデートしてください。


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 注意事項
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  ≪共通の注意事項≫
 ・本ソフトウェアの使用条件について、license_ja.txtを参照してください。

 ・システムROMをアップデートしたとき、冗長ROM機能によってバックアップROMがアッ
   プデートされます。アップデートの処理が完了した後、稼働しているシステムROMと
   バックアップROMが切り替えられます。もし、何らかの理由によりアップデートした
   システムROMが動作しない場合、自動、または手動でバックアップROMに切り替えるこ
   とができます。これより、アップデート前に使用していたバージョンに戻して起動す
   ることができます。また、同様にシステムROMのアップデート中に予期しないアクシ
   デントが発生してアップデートに失敗した場合、稼働していたシステムROMは保存さ
   れているので、アップデート前のバージョンで起動することができます。

 ・Windows(R) BitLocker(TM)機能を有効にしている場合、一旦無効にしてから本ソフト
   ウェアを実行してください。アップデートが完了した後、再度有効にしてください。
   無効にせずアップデートした場合、コンピュータ起動時に「回復パスワード」が必要
   になることがあります。

 ・ハイパーバイザー、またはゲストOSなどの仮想化された環境では、本ソフトウェアは
   ご使用になれません。本ソフトウェアが対応しているOS上からアップデートしてくだ
   さい。または、システムユーティリティやiLO Web ユーザインターフェースからアッ
   プデートしてください。

 ・ファームウェアの依存関係を満たさない場合、iLO Firmwareは、最新の「Starter
   Pack」を使用してアップデートしてください。また、Innovation Engine(IE) Firmware
   は、最新の「Server Platform Services(SPS)ファームウェアアップデートモジュール、
   Innovation Engine(IE) ファームウェアアップデートモジュール」を使用して
   アップデートしてください。
   なお、最新のアップデートモジュールは以下のサイトからダウンロードしてください。
   https://jpn.nec.com/
   (「サポート・ダウンロード」-「法人向け製品  サーバ」- 「PCサーバ 
   (Express5800シリーズ)」-「修正情報・ダウンロード」)

  ≪Windows(R)およびLinux(R) OSにおける注意事項≫
 ・本ソフトウェアを実行するとき、iLO5(ベースボードマネージメントコントローラ)
   へのアクセスが必要になります。そのため、「iLO 5 Channel Interface Driver」
   (CHIFドライバ)を予めインストールしておく必要があります。CHIFドライバは、
   EXPRESSBUILDER、または「Starter Pack」からインストールできます。

  ≪VMWare ESXiにおける注意事項≫
 ・以下の条件を全て満たしている装置では、アップデートしないでください。
   OS :
     VMWare ESXi

   プロセッサー : 
    - インテル(R) Xeon(R) Bronze 31xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Silver 41xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Gold 51xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Gold 61xx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Platinum 81xx プロセッサー

   BIOS/Platform Configuration(RBSU) : 
    - 「Intel(R) TXT Support」が「Enabled」に設定されている。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Server Security >
         Intel(R) TXT Support

    - 「Trusted Platform Module Options」の「Current TPM Type」が「TPM 1.2」
       に設定されている。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Server Security > Trusted Platform Module Options >
         Current TPM Type

       注) 出荷時の設定は「TPM 2.0」です。

--------------------------------------------------------------------------------
【改版履歴】
バージョン: v2.34 (04/08/2020)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 ・システムROM v1.46以前のバージョンからv2.00以降のバージョンへアップデートする
   場合、以下のサイトを参照のうえ、アップデートの実施をお願いします。
    - システムROMアップデート時の注意事項
       https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140107466

 機能強化、および問題点の修正
 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。
 
 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API
   BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。

 ・シリアルポート接続をご使用の装置において、Serial CLI Statusオプションが
   Enabledに設定されている時(*)に、シリアルボーレートが正しく設定されず、
   シリアルポートからの出力が破損、または表示されないことがある問題に対処しま
   した。
    (*) System Configuration > BMC Configuration Utility > Setting Options
        > Serial CLI Status

 ・BIOS Serial Console Portオプション(*)がEnabledに設定された装置において、
   POST実行時、まれにPOSTデバッグ情報がシリアルポートに出力され、POST実行時間が
   おおよそ2分長くなることがある問題に対処しました。 
    (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) 
        > System Options > Serial Port Options > BIOS Serial Console and EMS
        > BIOS Serial Console Port

 ・Boot Modeオプション(*)がLegacy BIOS Modeに設定された装置に、USBマウスが接続さ
   れている場合、まれにPOSTで応答しなくなることがある問題に対処しました。
   この問題は、UEFI Boot Modeに設定されている場合、影響ありません。
    (*) System Configuration >  BIOS/Platform Configuration (RBSU)
        > Boot Options > Boot Mode

 ・Boot Orderの変更を保存するために<F10>キー、または<F12>キーを押したとき、
   Boot Optionsメニュー(*)からブートデバイスが消えることがある問題に対処しま
   した。
    (*) System Configuration >  BIOS/Platform Configuration (RBSU)
        > Boot Options

 ・インテグレーテッドマネージメントログ(IML)に次の情報を含むUMCEが記録される
   問題に対処しました。
    - Bank 0x9、またはBank 0xA、またはBank 0xB
    - ステータス0xBE200000:000C110A

バージョン: v2.32 (03/09/2020)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 ・システムROM v1.46以前のバージョンからv2.00以降のバージョンへアップデートする
   場合、以下のサイトを参照のうえ、アップデートの実施をお願いします。
    - システムROMアップデート時の注意事項
       https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140107466

 ・システムROM v2.32 (03/09/2020)では、POST実行時、まれにPOSTデバッグ情報が
   シリアルポートに出力され、POST実行時間がおおよそ2分長くなることがあります。

 機能強化、および問題点の修正
 ・Smart Array S100i Software RAIDのUEFIドライバを更新しました。
   Embedded SATAをSoftware RAID(*)として使用されている環境において、
   RAIDボリュームの初期構成中または、稼働中においてデータの不整合が発生すること
   がある問題に対処しました。
    (*) BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Storage Options
        > SATA Controller Options 
        > Embedded SATA Configuration = Smart Array SW RAID Support

バージョン: v2.30 (02/11/2020)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 ・システムROM v1.46以前のバージョンからv2.00以降のバージョンへアップデートする
   場合、以下のサイトを参照のうえ、アップデートの実施をお願いします。
    - システムROMアップデート時の注意事項
       https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140107466

 機能強化、および問題点の修正
 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)の「Persistent Memory Options > PMM Options
   > Performance Option > Performance Setting」メニューに「Balanced Performance
   Mode」パラメーターを追加しました。

 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)の「Persistent Memory Options」に
   「Persistent Memory NUMA Affinity Reporting」メニューを追加しました。

 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。

 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API
   BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。

 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし
   た。
   以下の2つの問題に対処しました。
    - インテル社から通知されているセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00329)に対応しま
      した。
    - Fast Fault Tolerant Memory(ADDDC)が設定された装置において、
      インテグレーテッドマネージメントログ(IML)に次の情報を含むUMCEが
      記録される問題に対処しました。
       - Bank 0x7、またはBank 0x8
       - ステータス0xB2000000:00200400

 ・iLOの再起動とサーバーの再起動が同時に行われた場合、POST中にRed Screen of
   Death(RSoD)が発生し、サーバーが応答しなくなる問題に対処しました。

 ・システムユーティリティのSystem InformationデータをFTPネットワークロケーション
   に正常にエクスポートできない問題に対処しました。

バージョン: v2.22 (11/13/2019)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 ・システムROM v1.46以前のバージョンからv2.00以降のバージョンへアップデートする
   場合、以下のサイトを参照のうえ、アップデートの実施をお願いします。
    - システムROMアップデート時の注意事項
       https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140107466

 機能強化、および問題点の修正
 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。

 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。

 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API
   BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。

 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。
   CVE-2017-5715、CVE-2019-0151、CVE-2019-0152、CVE-2019-11135、CVE-2019-11136、
   CVE-2019-11137、CVE-2019-11139

 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーのマイクロコードを
   更新しました。

 ・iLOの再起動とサーバーの再起動が同時に行われた場合、POST中にサーバーが応答し
   なくなる問題に対処しました。
    注)「Memory Initialization Start」のメッセージでPOST停止

 ・PCIeグラフィックスアダプターが搭載された装置において、レガシーBIOSモードで
   起動中に応答しなくなり、Red Screen Of Death(RSOD)が発生することがある問題に
   対応しました。 この問題は、UEFIブートモードに設定されている装置には影響あり
   ません。

 ・DIMMがメモリマップから除外されていないにもかかわらず、IMLに誤って除外されたと
   記録されることがある問題に対処しました。

バージョン: v2.16 (09/12/2019)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 機能強化、および問題点の修正
 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーのマイクロコードを
   更新しました。

バージョン: v2.14 (09/05/2019)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 機能強化、および問題点の修正
 ・第2世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーと以下の
   LRDIMMが搭載された装置において、プロセッサーのCステートが有効な場合、
   訂正不可能なメモリエラーが発生することがある問題に対応しました。
   - 64GB 増設メモリボード(1x64GB/LR/QR) [N8102-725]
   - 128GB 増設メモリボード(1x128GB/LR/OR) [N8102-726]

 ・GPUコンピューティングカード(NVIDIA(R) Tesla(R) V100)[N8105-55]が搭載された
   装置において、温度異常によるシャットダウン、またはGPUに対する予期しない
   訂正不可能なPCIeエラーが発生することがある問題に対応しました。

バージョン: v2.10 (05/21/2019)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 機能強化、および問題点の修正
 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)のPower and Performanceメニューに、
   IODC Configuration オプションを追加しました。

   System Utilities > System Configuration >
   RBSU > Power and Performance Options >
   Advanced Performance Tuning Options > IODC Configuration

   このオプションにより、I/Oトランザクションがプロセッサキャッシュと通信する
   ためのポリシーを調整できます。

 ・シングルランクメモリが実装されたメモリ構成において、Fast Fault Tolerant
   Memory(ADDDC)をサポートしました。システムROMをアップデートした後、もし、以下
   の2つの条件を両方とも満たす場合、「Advanced Memory Protection」オプションは
   自動的に「Fault Tolerant Memory (ADDDC)」 に設定されます。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Memory Options > Advanced Memory Protection

    - Fast Fault Tolerant Memory(ADDDC)をサポートするメモリ構成である。
    - Workload Profile の設定が 「Custom」、「Low latency」以外である。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Workload Profile

 ・サーバのバックアップとリストアの機能が正常に動作せず、RESTful APIが「An
   internal error occurred during RIS operation」のメッセージを返す問題に対処し
   ました。

 ・「Memory Refresh rate」オプションのパラメータが「2x Refresh」のとき、メモリの
   リフレッシュレートが正しく設定されていない問題に対処しました。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Memory Options > Memory Refresh Rate

   この問題は v2.00のシステムROMで発生し、それ以前のバージョンのシステムROMには
   影響しません。
 
 ・未フォーマットでブートできないドライブも装置に存在している場合、USBドライブか
   らブートしないことがある問題に対処しました。
   この問題は、装置が「Legacy BIOS Mode」に設定されているときだけ影響します。
         System Utilities > System Configuration >
         RBSU > Boot Options > Boot Mode

 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。
   CVE-2019-1559

バージョン: v2.04 (04/18/2019)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 機能強化、および問題点の修正
 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーのマイクロコードを
   更新しました。
    - 以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。
      CVE-2018-12126、CVE-2018-12130、CVE-2018-12127、CVE-2019-11091、
      CVE-2019-0119、CVE-2019-0126
    - 以下の事象を引き起こす可能性がある問題に対処しました。
       - 訂正可能、または訂正不可能なメモリエラー
       - 訂正不可能なMachine Check Exception(UMCE)エラー

 ・以下のプロセッサーを搭載したとき、装置の起動時間が長くなることがある問題に対
   処しました。
    - インテル(R) Xeon(R) Bronze 3xxx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Silver 4xxx プロセッサー
    - インテル(R) Xeon(R) Gold 5xxx プロセッサー

バージョン: v2.02 (03/19/2019)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 機能強化、および問題点の修正
 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。
   CVE-2018-12201、CVE-2018-12202、CVE-2018-12203、CVE-2018-12204、CVE-2018-12205

 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しました。

バージョン: v2.00 (02/02/2019)

 注意事項
 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し
   てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生
   し、システムが停止することがあります。

 機能強化、および問題点の修正
 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「System Default Options」メニューに 
   「Backup and Restore Settings」メニューを追加しました。BIOS設定をUSBストレージ
   デバイスに保存できます。

 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced PCIe Configuration」メニューの
  「PCIe Slot XX Bifurcation」に「Dual Bifurcate」(2x2分割)のパラメーターを追加
   しました。このオプションにより、x16 PCIeスロットを4本のx4 PCIeスロットに分割す
   ることができます。

   注) XXは、スロット番号を示します。
     このオプションは、PCIeスロットの2x2分割をサポートする特定のPCIe
     オプションカードで使うことができます。

 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。

 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API
   BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。

 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。
   CVE-2018-3613、 CVE-2017-5731、 CVE-2017-5732、 CVE-2017-5733、CVE-2017-5734、
   CVE-2017-5735、 CVE-2018-3630、 CVE-2018-12178、CVE-2018-12179、
   CVE-2018-12180、CVE-2018-12181、CVE-2018-12182、CVE-2018-12183

 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しました。

 ・iLO Webインタフェースの「リモートコンソール&メディア-仮想メディア」設定画面に
   おいて、「次回のリセット時に起動」オプションを選択した後、iLO仮想メディアが起
   動しないことがある問題に対処しました。

 ・システムユーティリティの「Embedded Applications-Active Health System Log」に
   おいて、「Start Download」オプションによりAHSのダウンロードがiLOファームウェ
   ア1.30以降で正しく機能しないことがある問題に対処しました。

 ・オペレーティングシステムの再起動後に内蔵DVDドライブのロックが解除されず、メ
   ディアを取り出すことができなくなることがある問題に対処しました。

 ・M.2 SATA SSDが搭載された装置において、レガシーBIOSモードで起動中に応答しなく
   なり、Red Screen Of Death(RSOD)が発生することがある問題に対処しました。この問
   題はUEFIモードに設定された装置には影響ありません。

 ・「Time (hh:mm:ss) 」の設定において、秒部分の入力をスムーズに行えない問題に対処
   しました。
     System Utilities > System Configuration >
     RBSU > Date and Time > Time (hh:mm:ss)

 ・iLO の再起動中にPOST 実行や設定変更などの処理を進めてしまうと、装置に記録され
   ているSerial Number、Product ID などの設定情報を消失する問題に対処しました。

 ・CPU L2/L3キャッシュサイズ表示を修正しました。
   System Utilities > System Information > Processor Information > L2 Cache
   System Utilities > System Information > Processor Information > L3 Cache

バージョン: v1.50 (12/29/2018)

 機能強化、および問題点の修正
 ・Fast Fault Tolerant Memory Mode (ADDDC) をサポートしているDIMM構成、かつ
   「Workload Profile」が「Low Latency」および「Custom」以外の場合、
   「Advanced Memory Protection」を「Fast Fault Tolerant Memory (ADDDC)」モードに
    自動的に変更するようにしました。

       System Utilities > System Configuration >
       RBSU > Processor Options > Workload Profile

       System Utilities > System Configuration >
       RBSU > Processor Options > Memory Options > Advanced Memory Protection

   Fast Fault Tolerant Memory (ADDDC) は、メモリエラーがシステムに悪影
   響を及ぼす前にエラーを検出、および修正することができます。これにより、
   メモリの問題に対するシステムの耐障害性が向上します。

   注) 以下のメモリ構成の場合、「Fast Fault Tolerant Memory Mode (ADDDC)」 で
     動作することはできません。「Advanced Memory Protection」の設定を維持します。
     - x8 DRAMテクノロジーを使用している次のメモリが組み込まれている。
       8GB増設メモリボード(1x8GB/R/SR) [N8102-708]
       16GB増設メモリボード(1x16GB/R/DR) [N8102-710]
     - 1つのメモリチャネルに次のメモリが1枚だけ組み込まれている。
       16GB増設メモリボード(1x16GB/R/SR) [N8102-709]

     また、「Advanced Memory Protection」が「Mirrored Memory with Advanced ECC 
     Support」モード、または「Online Spare with Advanced ECC Support」モードに設
     定されている場合、「Advanced Memory Protection」の設定を維持します。

   注) 「Fast Fault Tolerant Memory(ADDDC)」モードへの自動変更機能は、次の手順で
     無効にできます。
     1. POST中に<F9>キーを押し、システムユーティリティを起動します。
     2. 「Workload Profile」を「Custom」に設定します。
     3. 「Advanced Memory Protection」を「Advanced ECC Support」モードに設定しま
        す。

バージョン: v1.46 (10/02/2018)

 ファームウェアの依存関係
 ・システムROMバージョン v1.46 (10/02/2018)を使用する場合、以下の条件を満たす
   ことを確認してください。

     1. iLO Firmware Version: 1.35 Aug 14 2018 以降
     2. Innovation Engine(IE) Firmware Version: 0.1.6.1 以降

   注) アップデート方法は、本リリースメモ「共通の注意事項」を参照してください。

 機能強化、および問題点の修正
 ・TPM (Trusted Platform Module)キットのファームウェアの更新をサポートしました。

 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)のAdvanced Performance Optionsメニューに、
   PCIe Peer-to-Peer Serialization オプションを追加しました。
   このオプションは、同じプロセッサに接続されている2つのPCIeデバイス間でのピア
   ツーピア通信性能を向上させるために使われます。

 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API
   BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。

 ・サーバスイッチユニットを経由して装置にディスプレイが接続されているとき、装置
   に接続されているディスプレイで、映像が正しく表示されないことがある問題に対処
   しました。
   この問題は、iLO統合リモートコンソール経由のビデオ出力、またはサーバスイッチ
   ユニットを経由しないディスプレイのビデオ出力では発生しません。
 
 ・RESTful API経由でのファームウェア更新に失敗したとき、iLO Webインターフェース
   上の該当タスクに例外がマークされることがある問題に対処しました。
   この問題は、Innovation Engine、 Intel SPS Firmware またはTPM(Trusted Platform
   Module)キットのファームウェア更新に影響があります。

 ・PCIe Bifurcationオプションを有効にしたとき、PCIeオプションカードが最高速度に
   正しくトレーニングされないことがある問題に対処しました。
   この問題は、分割を必要としていないPCIeオプションカードでは発生しません。

 ・SATA DVDドライブとSmart Arrayコントローラが搭載された装置において、レガシー
   BIOSモードで利用しているとき、ごく稀にブート中に反応が無くなり、さらにRed
   Screen of Death(RSOD)が表示されることもある問題に対処しました。
   この問題は、UEFIモードに設定されている装置には影響ありません。

 ・レガシーBIOSモードで利用しているとき、POST中にPCIeオプションカードのオプショ
   ンROMのセットアップメニューが表示されないことがある問題に対処しました。
   この問題は、UEFIモードに設定されている装置には影響ありません。

バージョン: v1.42 (06/20/2018)

 ファームウェアの依存関係
 ・システムROMバージョン v1.42 (06/20/2018)を使用する場合、以下の条件を満たす
   ことを確認してください。

     1. iLO Firmware Version: 1.35 Aug 14 2018 以降
     2. Innovation Engine(IE) Firmware Version: 0.1.6.1 以降

   注) アップデート方法は、本リリースメモ「共通の注意事項」を参照してください。

 機能強化、および問題点の修正
 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし
   た。インテル社から通知されているセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00115、INTEL-SA-
   00161)に対応しました。

 ・以下のiLO インテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題に
   対処しました。
   (389 - Unexpected Shutdown and Restart - An undetermined error type resulted
   in a reboot of the server.)

 ・装置を再起動したとき、Bank 4 Machine Check Exception(MCE)が誤ってIML に記録
   されることがある問題に対処しました。

バージョン: v1.40 (06/15/2018)

 ファームウェアの依存関係
 ・システムROMバージョン v1.40 (06/15/2018)を使用する場合、以下の条件を満たす
   ことを確認してください。

     1. iLO Firmware Version: 1.30 May 31 2018 以降
     2. Innovation Engine(IE) Firmware Version: 0.1.6.1 以降

   上記の条件を満たさない場合、該当のファームウェアをアップデートしてください。

 機能強化、および問題点の修正
 ・VMware vSphereの新しいセキュアブート証明書を追加しました。この証明書を有効に
   する場合、システムユーティリティの「Reset to platform defaults」を用いて、
   「Allowed Signatures Database」をリセットしてください。また、セキュアブートを
   再設定してください。

 ・特定のMachine Check Exception (MCE)をPCIeデバイスのフェール状態として
   記録するようにしました。以前のバージョンのシステムROMでは、これらの
   エラーイベントを一般的なMCEとしてインテグレーテッドマネジメントログ(IML)
   に記録します。

 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Memory Options」に「Memory Controller
   Interleaving」オプションを追加しました。このオプションは、メモリコントローラ
   のインタリーブを無効にすることにより、アンバランスなメモリ構成について、
   メモリ性能を改善することができます。

 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced Performance Options」に
   「Processor Jitter Control Optimization」オプションを追加しました。 
   「Auto-tuned」モードの最適化について、最大スループット性能、低レイテンシ、
   またはデフォルトのゼロレイテンシから選択できます。

 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API
   BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。

 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。

 ・システムユーティリティのIML Viewerを実行したとき、反応しなくなることがある
   問題に対処しました。

 ・「UEFI POST Discovery Mode」 オプションが「Force Fast Discovery」に設定されて
   いる場合、 Dual microSD Cardからブートしないことがある問題に対処しました。

 ・Trusted Platform Module(TPM)が「TPM 2.0」 モードに設定されているとき、TPM
   ファームウェアのアップデートが正しく完了しないことがある問題に対処しました。
   この問題は、TPMを「TPM 1.2」モードに設定している装置には、影響しません。

 ・特定のUSB キーをUSBポートに接続した場合、EXPRESSBUILDERがブートできないことが
   ある問題に対処しました。

 ・「UEFI POST Discovery Mode」 オプションが「Force Full Discovery」に設定されて
   いる場合、Integrated Lights-Out(iLO) 仮想メディアからブートしないことがある
   問題に対処しました。

 ・稼働中にI/OのMachine Check Exception (MCE)が発生した場合、再起動後のPOST中に
   反応しない、またはRed Screenが表示されることがある問題に対処しました。

 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Boot Mode」オプションが「Legacy Boot
   Mode」に設定、かつ「Internal SD Card」オプションが「Disabled」に設定されて
   いる場合、Dual microSD Cardからブートしないことがある問題に対処しました。
   この問題は、UEFIブートモードに設定されている装置には影響ありません。

 ・Smart Array S100i SR Gen10 を使う装置において、システムリセット時にRAID
   ボリュームがフェール状態になることがある問題に対処しました。

バージョン: v1.36 (02/14/2018)

 機能強化、および問題点の修正
 ・システムユーティリティの「System Information」に「Storage Device Information」
   メニューを追加しました。

 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「PCIe Device Configuration」に「PCIe
   Bifurcation Options」メニューと、「PCIe Slot XX Bifurcation」オプションを追加
   しました。(XXはスロット番号)
   このオプションを有効にした場合、PCIeスロットを2つの幅の等しいスロットに分割し
   ます。このオプションは、PCIeスロットの分割をサポートもしくは必要とする、特定の
   PCIeオプションカードにおいて使用します。

 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Power and Performance Options」に
   「Direct to UPI(D2K)」オプションを追加しました。デフォルトの「Auto」に設定
   されている場合、適切に「Enabled」または「Disabled」が設定されます。
   指定の無い限りデフォルトの「Auto」を選択してください。

 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Fan and Thermal Options」の「Thermal
   Configuration」オプションに、「Enhanced CPU Cooling」パラメーターを追加しまし
   た。このオプションは、特定のワークロードがプロセッサーを集中的に使用する
   とき、プロセッサーの冷却能力を高めることでパフォーマンスを向上させます。

 ・Integrated Lights-Out(iLO)の仮想マウスのホイール機能を、システムユーティリ
   ティでサポートしました。なお、仮想マウスのホイール機能は、iLOファームウェア
   バージョン1.20以降にてサポートされます。

 ・Smart Array S100i SR Gen10 SW RAIDコントローラーのRESTful API configurationを
   サポートしました。

 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するように「RESTful API
   BIOS Attribute Registryリソース」を更新しました。

 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。

 ・デフォルト設定に戻すとき、UEFI Boot Orderがデフォルト設定に戻らない問題に対処
   しました。この問題は、Legacy BIOS Modeに設定している装置には影響ありません。

 ・Windows(R)デバイスマネージャで、High Performance Event Timer (HPET)が「not
   functioning properly」と報告される場合がある問題に対処しました。

 ・RESTfulインターフェースから「Embedded Serial Port」オプションを正しく設定でき
   ない問題に対処しました。

 ・ACPI System Locality Information Table(SLIT)で、PCI Express I/O Proximityを
   適切に割り当てられない問題に対処しました。この変更は、PCIeデバイス I/O NUMA認
   識に影響されやすいアプリケーションと構成でパフォーマンス改善します。

 ・Smart Array S100i SR Gen10 SW RAIDを利用している場合、SASドライブを挿入する
   と、ごく稀にシステムが反応しなくなる問題に対処しました。この問題は、AHCIモー
   ドで利用している場合には発生しません。 

 ・以下の誤ったインテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題
   に対処しました。
   Core BoostテクノロジーがiLO Advancedライセンスが設定されていないため無効
   (531 - Core Boost Technology missing required iLO License)

バージョン: v1.32 (02/01/2018)

 機能強化、および問題点の修正
 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし
   た。インテル社から通知されているセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00088)に対応しま
   した。
 
 ・以下の誤ったインテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題
   に対処しました。
   Core BoostテクノロジーがiLO Advancedライセンスが設定されていないため無効
   (531 - Core Boost Technology missing required iLO License)

バージョン: v1.26 (11/14/2017)

 機能強化、および問題点の修正
 ・Innovation Engineファームウェア (以下IEファームウェアといいます)のオンライン
   アップデート機能をサポートしました。
   Server Platform Serviceファームウェア、およびIEファームウェアをアップデートす
   る場合、システムROMをv1.26 (11/14/2017)以降にアップデートする必要があります。

 ・Windows(R)デバイスマネージャで、High Performance Event Timer (HPET)が
   「not functioning properly」と報告される場合がある問題を修正しました。

バージョン: v1.22 (09/29/2017)

 機能強化、および問題点の修正
 ・BIOS/Platform configuration(RBSU) Sub-NUMAクラスタリングオプションを有効に
   設定したとき、システムが最大パフォーマンスに到達しないことがある問題に対処
   しました。このオプションは、デフォルトでは無効に設定されています。

 ・オペレーティングシステムが長時間実行された後に、システムが誤ってシステム
   時刻を間違った時刻に「シフト」してしまう問題に対処しました。この問題は
   Microsoft Windows(R)で「日付と時刻の調整」ページの「時刻を自動的に設定する」
   オプションが有効になっている場合に顕著に発生します。

 ・メモリトレーニングに失敗したとき、インテグレーテッドマネジメントログ(IML)
   に不正確なエラーメッセージが報告されるという問題に対処しました。メモリトレー
   ニングの失敗が起きたとき、DIMMを正確に置き換えるために、このバージョ
   ンのシステムROMにアップデートすることを推奨します。

 ・バージョン1.20のシステムROMを使用しているとき、以下の誤った
   インテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題に対処し
   ました。
   Core BoostテクノロジーがiLO Advancedライセンスが設定されていないため無効
   (531 - Core Boost Technology missing required iLO License)

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【商標および著作権】

Microsoft、Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米国および
その他の国における登録商標または商標です。
Linux(R)は、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標です。
Red Hat、Red Hat Enterprise Linuxは、米国Red Hat, Inc.の米国およびその他の国に
おける商標または登録商標です。
その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社、又は開発元である第三者に帰属します。
その他、各製品は各社の著作物です。

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   Copyright NEC Corporation 2020

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システムROM
U41 v2.34 (04/08/2020)
システムROMアップデートモジュール 1/2

GVO-066180-G08_637394737406558552.zip.001(1MB)

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ダウンロードするときに型名と製造号機を入力いただきます。
型名/製造号機の確認方法はこちら
システムROMアップデートモジュール 2/2

GVO-066180-G08_637394737406558552.zip.002(29.6MB)

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システムROM 作成ツール

GVO-066180-G08_637394737406558552.bat(131B)

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チェックサム

md5sum.txt(256B)

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製品名カテゴリ

T120h
T120h (2nd-Gen)

対象製品

品名 Express5800/T120h
リビジョン
対象OS 別欄にて記載
型番
修正情報

種別

BIOS/ファームウェア

障害区分

その他

  • コンテンツID: 9010109259
  • 公開日: 2020年10月30日
  • 最終更新日:2020年10月30日
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