リモートPCへの接続時、認証画面が表示されず、切断状態になることがあります。何度か接続操作を行うと認証画面が表示され、接続可能となります。

修正情報

結果異常

本件は、リモートライセンスのバージョンが7.3の場合に発生する問題です。オペレーションライセンスのバージョンには依存しません。
リモートPCのWindowsがロックされた状態でオペレーションPC（GUI）からWinShareを接続すると、接続に失敗します。4回接続に失敗すると、5回目の接続から再び接続可能となります。

リモートPCのWindowsがロックされた状態（ロック画面が表示された状態）で、オペレーションPCからWinShareを接続すると、リモートPC側のWinShareがWindowsの状態を正しく認識することができず、接続要求を正しく処理することができません。4回接続処理に失敗すると、リモートPC側のWinShareが管理しているWindowsの状態がリセットされ、再び接続可能な状態となります。
本件は、リモートPCがロック状態以外であるときにオペレーションPCから接続した場合は発生しません。

オペレーションPCでWinShare GUI(リモート操作ツール)を起動し、バージョン情報を確認したいリモートPCに接続します。
接続後、メニューから「接続」→「リモートPC情報表示」を選択してください。
「WinShareのオブジェクトバージョン」の「サーバ」に表示された情報がリモートPCのバージョン情報です。このバージョンが「7.30」なら対処が必要です。

オペレーションPCからリモートPCに接続してください。その状態で、リモートPCをロック状態にしてください。リモートPCをロック状態にするには、以下の操作を実行してください。

1)オペレーションGUIに表示されたリモートPCの画面にて、タスクバーの「スタート」メニューから、ログオンしているユーザ名を選択してください。
2)メニューが表示されますので、「ロック」を選択してください。

画面がロックされた状態で、オペレーションPCからリモートPCを切断してください。
切断後、再びリモートPCに接続してください。
接続できれば、正しく対処されています。

サポートOSがインストールされた機器のすべて。

＜応急対処方法＞
リモートPC側のWindowsの設定で、ロック画面にならないように変更してください。
発生した場合は、接続操作を5回繰り返してください。

・リモートPCがロック画面にならないようにする設定変更方法
　（変更方法はOSによって異なります。ここではWindows 10での変更方法を示します。）
　1) リモートPCのタスクバーにあるスタートメニューから「設定」を選択してください。
　2) 「Windowsの設定」画面が表示されますので、「アカウント」を選択してください。
　3) 「サインインオプション」を選択してください。
　4) 「サインインを求める」の「しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミング」を「ロックしない」に変更してください。

＜恒久対処方法＞
リモートPCのWinShareを、Ver7.4にバージョンアップしてください。
製品の保守契約を結ばれているお客様につきましては、無償でバージョンアップサービスをご利用いただけます。
バージョンアップにつきましては、以下のサイトよりお申し込みください。
　NECサポートポータルサイト
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