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お知らせ

WebOTX Administrator V8で一部のファイルが不正なパスにインストールされる件について

概要

Windows版のWebOTX Administrator V8において、インストーラの不具合が原因で製品を構成する一部のファイルが意図しないパスにインストールされます。これにより、WebOTX Administratorに含まれるコマンドラインツールの一部が利用できません。


現象

コンピュータ上に複数のドライブがある場合、以下に示すディレクトリ構成のファイルが空き容量の最も多いドライブのルートディレクトリに配置されます。

  • lib\dbschema.jar
  • lib\install\applications\__ejb_container_timer_app.ear
  • lib\install\databases\ejbtimer_db2.sql
  • lib\install\databases\ejbtimer_derby.sql
  • lib\install\databases\ejbtimer_mssqlserver.sql
  • lib\install\databases\ejbtimer_oracle.sql
  • lib\install\databases\ejbtimer_sybase.sql
  • lib\j2ee-svc.jar
  • lib\jasper-jdt.jar
  • lib\jndiserver.jar
  • lib\jsf-impl.jar
  • lib\sipc-servlet.jar
  • lib\sipservlet.jar
  • lib\wosdp.jar
  • lib\woshmem62.jar
  • lib\wosipstack.jar
  • lib\wosipstackapi.jar
  • lib\wosv-jstl.jar
  • lib\wosv-tags.jar

この現象を引き起こした原因は、WebOTX Administrator V8のインストーラ内部においてドライブ名を含むインストール先のフルパスを上記のインストール対象に対して未設定となるケースがありました。

この場合、Windows Installerの仕様にしたがって「最も空き容量の多いドライブ」が配置先として自動選択されます。その結果、自動選択されたルート・ドライブにWebOTXのファイル群が配置されることとなりました。


対象製品と発生条件

WebOTX Administrator V8.21、V8.22 (64 ビット版Windows)

(備考) WebOTX Administrator V8はV8.21から64ビット版Windowsのサポートを始めました。

WebOTX製品群の中でWebOTX Administratorをコンピュータ上へ最初にインストールすると本不具合が発生します。

WebOTX Administratorインストールに先立ってWebOTX Application ServerやWebOTX Clusterをインストールしている環境では問題が発生しません。

これは、それら製品が「現象」で示したファイルをインストール対象として含んでおり、各インストーラが適切な場所にファイルを配置した結果をWebOTX Administratorが引き継ぐためです。


発生する問題

WebOTX Administratorに含まれる、以下のコマンドが利用できません。

asapt.bat
Java EEの仕様で定義しているアノテーションを手動で解析するコマンドです。通常は、アプリケーションの配備時にWebOTX Application Serverが自動でアノテーションを解析します。
capture-schema.bat
EJBのCMP(Container Managed Persistence)の利用に際して、既存のデータベースのスキーマ情報を抽出するコマンドです。
jspc.bat
JSPのコンパイルを手動で実施するコマンドです。通常はアプリケーション配備時、あるいはWebブラウザからのJSPへの初回アクセス時に、WebOTX Application Serverが自動でコンパイルを実施します。
wscompile.bat
JAX-RPCに従って作成したWebサービスのコンパイルを手動で実施するコマンドです。通常は、開発環境であるDeveloper's Studioが自動でコンパイルを実施するか、あるいはアプリケーション配備時にWebOTX Application Serverが自動でコンパイルを実施します。

対処手順

以下に対処手順を示します。ただし、WebOTX Application ServerとWebOTX Administratorが同居している環境では対処は不要です。

  1. [ドライブ]:\lib に配置されているファイルを、[インストールパス]\lib にコピーします。 [ドライブ]は、WebOTX Administratorをインストールした時点で最も空き容量が多かったドライブです。[インストールパス]は、WebOTX Administratorをインストールしたパスを示しており、デフォルトではC:\WebOTXです。

以上で対処は完了です。

(注意) [ドライブ]:\libに配置されているファイルは、削除せずに残しておいてください。Windows Installerはインストールしたファイルの情報をレジストリに記録しており、レジストリの不整合を避けるためです。

製品名カテゴリ

WebOTX
WebOTX Application Server

対象製品

品名: WebOTX Administrator V8.2
型番: UL1519-J02
品名: WebOTX/自治体パッケージ(A) V8.2
型番: UL1519-J02A
  • コンテンツID: 3010100462
  • 公開日: 2012年08月24日
  • 最終更新日:2012年08月24日
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