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お知らせ

[WebOTX] 証明書の有効期限が切れた際に、内蔵WebサーバのHTTPS通信でエラーが発生する事象について

概要

本ページでは、WebOTXが既定で登録している証明書(エイリアス名:webotx)の有効期限が2014/9/7に切れた際に発生する事象のうち、内蔵WebサーバのHTTPS通信を利用している場合に、エラーが発生する可能性がある問題について説明します。

他の事象や対処方法につきましては、
「証明書の有効期限が2014/09/07に切れる問題について」を参照してください。


対象バージョン

本事象は V6~V8 で発生いたします。V5以前、および、V9以降では発生いたしません。


事象の詳細

下記の 4 つの条件をすべて満たした場合、業務アプリケーションまたはHTTPSクライアントでの証明書の有効期限の確認処理でエラーが発生する可能性があります。

【条件】

  1. Javaベースの内蔵Webサーバを利用している
  2. HTTPS通信を利用している
  3. HTTPSリスナの証明書の設定がデフォルトから変更していない、または、証明書「webotx」を利用するよう設定している
  4. 業務アプリケーション、または、HTTPSクライアント内で証明書の有効期限を確認している

有効期限が切れた際にどのような動作になるかは、業務アプリケーションまたはHTTPSクライアントの処理を確認してください。

内蔵Webサーバを利用しているかの確認方法

内蔵Webサーバを利用しているかは次の手順で確認できます。

  1. 運用管理コマンド(otxadmin)で対象のドメインにログインします。
  2. 次のコマンドを実行します。
    otxadmin>get server.http-service.virtual-server.server.http-listeners

上記のコマンドを実行した結果が以下の場合は、内蔵Webサーバを利用しています。

server.http-service.virtual-server.server.http-listeners = http-listener-1,http-listener-2,ajp-listener-1

手順 2 を実行した結果が以下の場合は、「WebOTX Webサーバ」または外部のWebサーバを利用しています。本ページで記載している事象は発生いたしません。

server.http-service.virtual-server.server.http-listeners = ajp-listener-1

証明書の設定の確認方法

証明書の設定は次の手順で確認できます。

  1. 運用管理コマンド(otxadmin)で対象のドメインにログインします。
  2. 次のコマンドを実行します。
    otxadmin>get server.http-service.http-listener.<HTTPリスナ名>.ssl.cert-nickname
    既定では「HTTPリスナ名」は「http-listener-2」になります。

手順 2 の結果が「指定された名前に一致するオブジェクトは存在しません。」というエラーになる場合、「証明書の設定はデフォルトのまま」です。このため、条件 3 に該当いたします。

コマンドが成功し取得した値が「webotx」の場合、証明書「webotx」を利用するように設定されていますので、この場合も、条件 3 に該当いたします。


対処方法

WebOTXのパッチを適用し、有効期限を延長してください。

詳しくは、「証明書の有効期限が2014/09/07に切れる問題について」の「対処方法」を参照してください。


回避方法

HTTPS通信時に使用する証明書を「webotx」から、独自の証明書に変更してください。証明書の変更手順は、マニュアルの次の箇所を参照してください。

[Application Server] - [リファレンス集 運用管理・設定編] - [1.15. 共通SSL設定] - [1.15.1. Webコンテナ内蔵のWebサーバを使う場合]

製品名カテゴリ

WebOTX
WebOTX Application Server
WebOTX Service Integration
WebOTX Portal
WebOTX Batch Server

関連情報

  • コンテンツID: 3010101117
  • 公開日: 2014年10月09日
  • 最終更新日:2014年10月09日
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