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お知らせ

[WebOTX] WebサーバとWebコンテナの連携時にWebサーバのプロセスが再起動される問題について

概要

WebOTX Web Server(Apache) やIIS と連携を行っている場合、WebサーバのログやWindowsのイベントログ等にエラーメッセージが出力され、Webサーバのプロセスが再起動される場合があります。


詳細

本事象が発生した場合は、WebOTX Web Server(Apache) やIISのプロセスが再起動されるため、そのプロセスで処理中であったリクエストは全て失敗し、OSによってコネクションが切断されるまでブラウザではリクエスト待ち状態となり、コネクション切断後「このページは表示できません」といったエラーが表示されます。

WebOTX Web Server(Apache) や IISのプロセスが再起動された後に受け付けたリクエストについては正常に処理されますので、お客様の業務を再開することができます。

本障害に遭遇すると以下のエラーメッセージが出力され、Webサーバのプロセスが再起動されます。

  • IIS の場合

    Windows のイベントログに以下のようなログが出力されます。

    障害が発生しているアプリケーション名: w3wp.exe、バージョン: 8.0.9200.16384、タイム スタンプ: 0x50108835
    障害が発生しているモジュール名: MSVCR80.dll、バージョン: 8.0.50727.6910、タイム スタンプ: 0x4fee6687
    例外コード: 0xc0000005
    障害オフセット: 0x0000000000018dfb
    障害が発生しているプロセス ID: 0x368
    障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01ce731dc835ae30
    障害が発生しているアプリケーション パス: c:\windows\system32 \inetsrv\w3wp.exe
    障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\WinSxS\amd64_ microsoft.vc80.crt_ 1fc8b3b9a1e18e3b_8.0.50727.6910_ none_88dc8c812fb1ba3f\MSVCR80.dll
    レポート ID: 4af87b93-df11-11e2-93ed-000c29b6aeeb
    障害が発生しているパッケージの完全な名前:
    障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:

    ※上記のログのタイムスタンプやバージョン、およびモジュールのパスは環境によって異なる場合があります。また、「障害が発生しているアプリケーションの開始時刻」は障害発生時刻によって異なります。

  • WebOTX Web Server(Apache)の場合

    <ドメインディレクトリ>\logs\web\error.log (※)

    Parent: child process exited with status 255 -- Restarting.

    (※) Linux または HP-UX の場合、ファイル名は error_log となります。
    (※) "status 255" の数値は、環境により別の値が出力される事があります。


問題のある製品

次の製品が該当します。

  • WebOTX Application Server Express V9.1, V9.2
  • WebOTX Application Server Standard V9.1, V9.2
  • WebOTX Application Server Enterprise V9.1, V9.2

上記の環境において Web サーバプラグインのバージョンが以下となっている場合に問題があります。

バージョン:1.2.37.2

なお、WebOTX のエディションが Standard, Enterprise の場合、Web コンテナの動作モードがスタンダードモードを利用されている場合に影響があります。

ご利用されている WebOTX がスタンダードモードで動作しているかどうかを確認するためには、以下のコマンドを実行してください。

otxadmin> get server.web-container.processMultiplicity

結果が以下となる場合はスタンダードモードで動作しています。

server.web-container.processMultiplicity = false

Webサーバプラグインのバージョンの確認方法は以下のとおりです。

  • IISの場合

    isapi_redirect.dll をエクスプローラで選択して右クリックメニューでプロパティを開き「詳細」より、「ファイルバージョン」が以下のとおりになっていることを確認します。

    プロパティ
    ファイルバージョン 1.2.37.2

    isapi_redirect.dll は以下のフォルダにあります。

    [32bitの場合]
    • <INSTALLDIR>\bin\win32\i386
    [64bitの場合]
    • <INSTALLDIR>\bin\win64\x64

  • WebOTX Web Server(Apache)の場合

    以下のファイルにバージョン情報が出力されます。
    <DOMAINDIR> \logs\WebServer\error.log (※)

    Webserver_Plugin/1.2.37.2 configured.

    (※) Linux または HP-UX の場合、ファイル名は error_log となります。


対処方法

本件に問題に対応するパッチを提供します。次のダウンロードページから該当するモジュールをダウンロードしてください。

WebOTX V9.1/V9.2 向けWebサーバプラグインにおいて、動的反映機能処理でエラーが発生すると、Webコンテナへのリクエスト転送をリトライする場合があります。これにより同一の業務処理が複数回実行されるという不具合を検出しました。

WebOTX Webサーバプラグイン パッチモジュール (V9.1~V9.5)

(注意) パッチモジュールは製品保守契約を結んでいただいたお客様に限定して提供させていただいています。まだ契約がお済みでないお客様は、保守契約締結の後、ダウンロードをお願いいたします。


更新履歴

  • 2015/02/09 初版
  • 2015/05/20 第2版「問題のある製品」を [V9] から [V9.1, V9.2] に修正。「対処方法」に提供パッチの情報を追加
  • 2016/08/03 第3版 本障害が発生した時に出力されるエラーメッセージを更新
  • 2019/01/11 第4版 「対処方法」で提供するパッチを累積パッチモジュールに更新

製品名カテゴリ

WebOTX
WebOTX Application Server

  • コンテンツID: 3010101283
  • 公開日: 2015年02月09日
  • 最終更新日:2019年01月11日
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