[WebOTX] WatchServerサービスの停止時にプロセスが異常終了する問題について
概要
WindowsのIPv6が利用可能な環境で、WatchServerサービスを停止するとWatchServer のプロセスが異常終了し、イベントログにアプリケーションエラーが出力されます。
詳細
WindowsのIPv6が利用可能な環境において WebOTX Application Server Enterprise/WebOTX Cluster で提供される「WatchServer」サービス(※1)を停止すると、WatchServerのプロセスが異常終了し、イベントログにアプリケーションエラーが出力されます。
(※1)「WatchServer」サービスは、製品インストールの「カスタムセットアップ」画面で「拡張機能」-「WatchServer」を選択した場合にインストールされます。
アプリケーションイベントログにはプロセスが停止したことが記録されますが、サービス停止後の処理であるため、動作に影響はありません。
また、次回のWatchServerサービスの起動処理にも影響はありません。
本事象が発生した場合、イベントログには以下のようなログ(※2)が出力されます。
- 障害が発生しているアプリケーション名: WatchServer.exe、バージョン: 0.0.0.0、タイム スタンプ: 0x4b56a3c9
- 障害が発生しているモジュール名: ntdll.dll、バージョン: 6.2.9200.16579、タイム スタンプ: 0x51637f77
- 例外コード: 0xc0000374
- 障害オフセット: 0x00000000000ebd59
- 障害が発生しているプロセス ID: 0x11c8
- 障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d0af98a155a7ba
- 障害が発生しているアプリケーション パス: C:\WebOTX\WOWS\bin\WatchServer.exe
- 障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\SYSTEM32\ntdll.dll
- レポート ID: 0c59aea4-1bb8-11e5-9424-00155d29f808
- 障害が発生しているパッケージの完全な名前:
- 障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:
(※2)上記のイベントログに出力されるタイムスタンプやバージョン、モジュールパス、アプリケーションパス、プロセスID は環境によって異なります。
また「障害が発生しているアプリケーションの開始時刻」は障害発生時刻によって異なります。
影響のある製品
次の製品に影響があります。
- WebOTX Application Server Enterprise V8.3~V9.3 (※3)
- WebOTX Cluster V8.3~V8.4
(※3)WebOTX Application Server Enterprise V9.3については、WebOTX Media V9 Release 5からインストールした製品の場合に影響があります。
WebOTX Media V9 Release 6 以降からインストールした製品に影響はありません。
ご利用の製品が WebOTX Media V9 Release 5 からインストールされているかどうかは以下で確認できます。
(1) 以下の手順で「プログラムと機能」を表示します。
- Windows Server 2008 の場合
「スタート」メニューから「コントロールパネル」-「プログラムと機能」を選択
- Windows Server 2012 の場合
「Windows」ボタンを押下して「スタート」画面を表示して「コントロールパネル」-
「プログラムと機能」を選択
(2) WebOTX製品を選択し、バージョン番号を確認します。
- Windows Server 2008 の場合
メニューバーの「表示」-「詳細表示の設定」-「バージョン」を選択し、
「OK」をクリック
- Windows Server 2012 の場合
「整理」-「レイアウト」-「詳細ウィンドウ」をクリック
(3) WebOTX Media V9 Release 5 からインストールした場合は、
「Version」の情報に「9.30.0000」が表示されます。
対処方法
現在、パッチモジュールを作成しております。公開次第、本ページを更新いたします。
パッチモジュールが公開されるまで、お待ちください。
回避策
製品名カテゴリ
WebOTX
WebOTX Application Server
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コンテンツID:
3010101520
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公開日:
2015年10月21日
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最終更新日:2017年12月21日