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お知らせ

[WebOTX] アドバンスドモードでAJPリスナを使用している場合に、レスポンスが返却されない問題と対策について

概要

アドバンスドモードでAJPリスナを使用している場合、POSTリクエストのHTTPボディデータがContent-Lengthヘッダの値よりも小さい場合に、レスポンスが返却されずリクエスト処理中のままとなる問題があります。


影響のある製品

  • WebOTX Application Server Standard V9.3 ~ V9.4
  • WebOTX Application Server Enterprise V9.3 ~ V9.4

詳細

Webコンテナの動作モードがアドバンスドモードで、WebコンテナとWebサーバの連携モードがAJPの環境で、POSTリクエストのHTTPボディデータがContent-Lengthヘッダの値よりも小さい場合、レスポンスが返却されずリクエスト処理中のままとなります。

Webコンテナの動作モードは、Webコンテナの パラメータprocessMultiplicityがtrue(アドバンスドモード)かfalse(スタンダードモード)かで確認できます。アドバンスドモードの場合、otxadminコマンドでは以下のように出力されます。

# otxadmin get --user <ユーザ名> --password <パスワード> --host <ホスト名> --port <対象ドメインのポート番号> server.web-container.processMultiplicity
server.web-container.processMultiplicity = true

WebコンテナとWebサーバの連携モードは、Webコンテナのパラメータadvanced-mode-protocolがajp(AJPプロトコル)かiiop(IIOPプロトコル)かで確認できます。
AJPの場合、otxadminコマンドでは以下のように出力されます。

# otxadmin get --user <ユーザ名> --password <パスワード> --host <ホスト名> --port <対象ドメインのポート番号> server.web-container.advanced-mode-protocol
server.web-container.advanced-mode-protocol = ajp

POSTリクエストのHTTPボディデータがContent-Lengthヘッダの値よりも小さくなるのは、以下のような場合があります。

  • ブラウザがデータ送信中に操作者によるESCキー押下や画面遷移等で送信を中断
  • ネットワーク上でデータ欠損

この事象が発生した場合、syslog、またはイベントログに以下のメッセージが出力されます。

TPS07-00114 不正データを破棄した。PLU名:<リスナポート番号> 端末名:xxx LID:xxx ill datalen 0 データ種別:4 データ長:4

TPS07-00114 ILLEGAL RECEIVE-DATA. PLU:<リスナポート番号> TID:xxx LID:xxx ill datalen 0 DATATYPE:4 DATALENGTH:4


対処方法

パッチの公開時期は現在検討中です。急ぎでパッチが必要な場合はご連絡ください。


回避方法

回避方法はありません。


更新履歴

  • 2016/09/05 初版

製品名カテゴリ

WebOTX
WebOTX Application Server

  • コンテンツID: 3010101880
  • 公開日: 2016年09月06日
  • 最終更新日:2018年01月11日
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