Webコンテナの動作モードがアドバンスドモードで、WebコンテナとWebサーバの連携モードがAJPの環境で、POSTリクエストのHTTPボディデータがContent-Lengthヘッダの値よりも小さい場合、レスポンスが返却されずリクエスト処理中のままとなります。
Webコンテナの動作モードは、Webコンテナの
パラメータprocessMultiplicityがtrue(アドバンスドモード)かfalse(スタンダードモード)かで確認できます。アドバンスドモードの場合、otxadminコマンドでは以下のように出力されます。
# otxadmin get --user <ユーザ名> --password <パスワード> --host <ホスト名> --port <対象ドメインのポート番号> server.web-container.processMultiplicity
server.web-container.processMultiplicity = true
WebコンテナとWebサーバの連携モードは、Webコンテナのパラメータadvanced-mode-protocolがajp(AJPプロトコル)かiiop(IIOPプロトコル)かで確認できます。
AJPの場合、otxadminコマンドでは以下のように出力されます。
# otxadmin get --user <ユーザ名> --password <パスワード> --host <ホスト名> --port <対象ドメインのポート番号> server.web-container.advanced-mode-protocol
server.web-container.advanced-mode-protocol = ajp
POSTリクエストのHTTPボディデータがContent-Lengthヘッダの値よりも小さくなるのは、以下のような場合があります。
- ブラウザがデータ送信中に操作者によるESCキー押下や画面遷移等で送信を中断
- ネットワーク上でデータ欠損
この事象が発生した場合、syslog、またはイベントログに以下のメッセージが出力されます。
TPS07-00114 不正データを破棄した。PLU名:<リスナポート番号> 端末名:xxx LID:xxx ill datalen 0 データ種別:4 データ長:4
TPS07-00114 ILLEGAL RECEIVE-DATA. PLU:<リスナポート番号> TID:xxx LID:xxx ill datalen 0 DATATYPE:4 DATALENGTH:4