次の操作手順を行うと、その後のリクエスト実行時にプロセスが異常終了する場合があります。
手順1).アプリケーショングループ、またはプロセスグループの停止を行う
手順2).その後に次に示す運用操作を「255の倍数(255, 510, 765, ...)回」繰り返し実行する
(以下文末に"※"を記載した操作については、ユーザ操作一回につき二回と計算します)
- アプリケーショングループの起動や停止 (※)
- コンポーネントの配備や配備解除、または再配備 (※)
- プロセスグループの起動や停止
- プロセスグループのトレースレベルの変更、またはトレースサイズの変更
- プロセスグループの動的多重度変更
- スタックトレースの採取
- アプリケーションの活性や非活性
- クライアントの切断
- クライアントへのメッセージ送信
- VDの起動や停止
手順3).上記の運用操作を行った後、アプリケーショングループ、またはプロセスグループを再起動する
プロセスが異常終了した場合はイベントログ(アプリケーション)に次のメッセージを出力します。
イベントソース名:Application Error
レベル:エラー
説明:
障害が発生しているアプリケーション名: thtppctl**.exe、バージョン: 0.0.0.0、タイム スタンプ: 0x........
障害が発生しているモジュール名: uxs_common.dll、バージョン: 0.0.0.0、タイム スタンプ: 0x........
例外コード: 0xc0000005
障害オフセット: 0x00000000000067bc
障害が発生しているプロセス ID: 0x3AD6
「障害オフセット」 および「障害が発生しているプロセス ID」 に出力される埋め込み文字は、
ご使用中の環境ごとに上の表示例と異なる16進数値が表示されます。
本事象が発生した場合は以下の手順で復旧します。
- 「プロセス異常時の再起動回数」が2以上(既定値 5)の場合
異常終了したプロセスは自動で再起動するため対処は不要です。
- 「プロセス異常時の再起動回数」が1に設定されている場合
異常終了したプロセスは再起動しないため、プロセスグループ
の再起動を行ってください。
プロセス異常時の再起動回数は以下で確認できます。
-統合運用管理ツールの場合
TPシステムの[上限設定]タブを選択
"プロセス障害時の再起動回数"
-otxadminコマンドの場合
otxadmin> get tpsystem.processObstacleReboot