ページの先頭です。
ここから本文です。

お知らせ

[WebOTX] Windows版 WebOTX Application Server 上のプロセスグループが異常終了する事象について

概要

TPモニタを備えたWebOTX Application Serverの中上位エディションでは、アプリケーションは
プロセスグループに配備され、そしてTPモニタが運用管理を行います。
その際、Windowsにおいてのみ、リクエストを実行中にTPモニタ内で不正な共有メモリを参照する
ことによってプロセスグループが異常終了する場合があります。

影響のある製品

< Windows >

  • WebOTX Application Server Foundation V8.2~V8.4
  • WebOTX Application Server Standard  V6.2~V9.4
  • WebOTX Application Server Enterprise V6.2~V9.4

詳細

次の操作手順を行うと、その後のリクエスト実行時にプロセスが異常終了する場合があります。
手順1).アプリケーショングループ、またはプロセスグループの停止を行う

手順2).その後に次に示す運用操作を「255の倍数(255, 510, 765, ...)回」繰り返し実行する
  (以下文末に"※"を記載した操作については、ユーザ操作一回につき二回と計算します)

  • アプリケーショングループの起動や停止 (※)
  • コンポーネントの配備や配備解除、または再配備 (※)
  • プロセスグループの起動や停止
  • プロセスグループのトレースレベルの変更、またはトレースサイズの変更
  • プロセスグループの動的多重度変更
  • スタックトレースの採取
  • アプリケーションの活性や非活性
  • クライアントの切断
  • クライアントへのメッセージ送信
  • VDの起動や停止

手順3).上記の運用操作を行った後、アプリケーショングループ、またはプロセスグループを再起動する

 プロセスが異常終了した場合はイベントログ(アプリケーション)に次のメッセージを出力します。

 イベントソース名:Application Error
 レベル:エラー
 説明:
  障害が発生しているアプリケーション名: thtppctl**.exe、バージョン: 0.0.0.0、タイム スタンプ: 0x........
  障害が発生しているモジュール名: uxs_common.dll、バージョン: 0.0.0.0、タイム スタンプ: 0x........
  例外コード: 0xc0000005
  障害オフセット: 0x00000000000067bc
  障害が発生しているプロセス ID: 0x3AD6


「障害オフセット」 および「障害が発生しているプロセス ID」 に出力される埋め込み文字は、
ご使用中の環境ごとに上の表示例と異なる16進数値が表示されます。

本事象が発生した場合は以下の手順で復旧します。

  • 「プロセス異常時の再起動回数」が2以上(既定値 5)の場合
    異常終了したプロセスは自動で再起動するため対処は不要です。

  • 「プロセス異常時の再起動回数」が1に設定されている場合
    異常終了したプロセスは再起動しないため、プロセスグループ
    の再起動を行ってください。

 プロセス異常時の再起動回数は以下で確認できます。
  -統合運用管理ツールの場合
   TPシステムの[上限設定]タブを選択
   "プロセス障害時の再起動回数"

  -otxadminコマンドの場合
   otxadmin> get tpsystem.processObstacleReboot

対処方法

今後、本問題を改修したパッチを提供する予定です。その公開の準備が整うまでにパッチを必要とする場合はご連絡ください。

回避方法

設定による回避方法はありません。

更新履歴

2017/07/14 初版

製品名カテゴリ

WebOTX

  • コンテンツID: 3010102195
  • 公開日: 2017年09月11日
  • 最終更新日:2017年09月11日
ここからページ共通メニューです。 ページ共通メニューを読み飛ばす。