ftサーバの起動の仕組みとして、まず片方のモジュールをプライマリモジュールとしてそのモジュールのみでOSを起動し、OS上でft用ドライバが起動されることで、もう一方のセカンダリモジュールの組み込みが開始され、最終的にftサーバが二重化する動作となることがあります。このセカンダリモジュールの組み込み処理の実行中にARCserveのサービスの起動処理の実行が重なってしまうとテープ装置の認識処理が競合してしまう場合があり、その結果としてftサーバが二重化しなくなることがあります。この競合を起こさないようにするためにftサーバの二重化完了後にARCserveのサービスを起動する必要があります。
ただし、テープ装置ではなくRDX装置を利用した場合はARCserveサービスの起動設定を「自動」のままとし、ARCserveのサービスを起動したままで運用して、支障ありません。