リモートPC(操作される側)の設定によっては、セキュリティ画面にならない場合が
あります。リモートPCにて以下の三点の設定をご確認ください。
1.グループポリシーの設定の確認
Windows Vista 以降の OS では、セキュリティ強化のため、標準のセキュリティ設定の
ままでは、WinShare の操作にて[CTRL+ALT+DEL 送信]を使用することができません。
[CTRL+ALT+DEL 送信]を使用するためには、リモートPCにて以下の設定変更を行って
ください。
1) リモートPCにてグループポリシーエディタ「gpedit.msc」を起動します。
2) 「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→
「Windowsログオンオプション」→ 「ソフトウェアの Secure Attention Sequence を
無効または有効にする」を開き「有効」を選択します。
3) そのとき「Secure Attention Sequenceの生成が許可されるソフトウェアの設定」
オプションで、一覧より「サービス」を選択します。
2.ドメイングループポリシーの設定の確認
ローカルマシンのグループポリシー以外に、ドメインのグループポリシーを設定している
かを確認してください。
ドメインのグループポリシーは、ローカルの設定に優先しますので、ドメイングループ
ポリシーにて、ソフトウェアのSecure Attention Sequenceを無効にしている場合は、
[CTRL+ALT+DEL 送信]を使用することができません。
ドメイングループポリシーは、サーバマシンにてドメイン管理者としてログインし、
タスクバーの<スタート>ボタンから「gpmc.msc」を起動することで確認可能です。
「グループポリシーの管理」画面から、対象のドメインを検索し、設定値を確認して
ください。ソフトウェアのSecure Attention Sequenceが無効になっている場合は、
ローカルグループポリシーと同じように有効にしてください。
ドメイングループポリシーの変更後は、リモートPCを再起動してください。
3.UAC(ユーザアカウント制御)の設定の確認
Windows Embeded など組み込み系のWindows OSでは、ユーザーアカウント制御の
既定の設定がオフの状態に設定されている場合があり、そのことに起因して、WinShareの
[Ctrl+Alt+Del 送信]を使用することができない事例があります。
リモートPCにて、「コントロールパネル」を起動し、「ユーザーアカウント」→
「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント制御設定の変更」を選択して、
「ユーザーアカウント制御の設定」画面を表示してください。
画面の左側にスライダーがありますので、一番下(通知しない)に位置していないか確認
してください。この位置になっている場合、ユーザーアカウント制御がオフの状態となり、
[Ctrl+Alt+Del 送信]が有効になりません。
ユーザーアカウント制御の設定値を変更された場合は、OSの再起動を実施してください。