考えられる原因ごとの対処方法を記載します。
原因1:リモートPC(操作される側)でWinShareファイル転送モジュールが待ち受けに使用
するポート(既定は3000番)が他のアプリケーションに使用されている。
[確認方法]
リモートPCのイベントログに、以下のメッセージが出力されている場合には本原因に
該当します。
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(pid=0x********, tid=0x********) ESMPRO/CMITエラー: (FTMAIN)
APIからの要求を受け付けるためのソケットのオープンに失敗しました。
他のアプリケーションが 3000番のポートを使用している可能性があります。
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********:状況により不定の値になります。
[対処方法]
3000番のポートを使用しているアプリケーション側のポート番号を変更していただくか、
WinShareのファイル転送モジュールが待ち受けに使用するポート番号を3000番以外に
変更していただく必要があります。
WinShareのファイル転送モジュールが待ち受けに使用するポート番号を変更するには、
リモートPCのservicesファイル※に以下のエントリを追加・変更してください。
cmit_api 3000/tcp #cmit-api
※servicesファイルのパスは %windir%\system32\drivers\etc\services です。
原因2:オペレーションPC(操作する側)WSFTの使用するポート番号が正しくない
[確認方法]
レジストリエディタにて、以下のDWORD(32ビット)値をご確認してください。
64bit OS: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\ESMPRO/CM
\Component\WSFT
32bit OS: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\ESMPRO/CM\Component\WSFT
値の名前: ApiPort
※意図しない値が設定されていないかご確認ください。値がない場合は、既定値が
設定されているものと同義です。
[対処方法]
レジストリエディタにて、上に記載した値(ApiPort)のデータを変更してください。
以上です。