以下の場合、ft管理アプライアンス上の二重化状態監視プロセスが正しく起動せず
ftsmaintコマンドがエラーとなります。
1. NEC Custom Image を使用してインストールした場合
NEC Custom Image を使用したインストールについてはサポートしておりません。
ft control softwareの各バージョンに応じたVMware vSphere ESXi の
インストールイメージ（VMware社オリジナル）を、VMware社のWebサイト
（日本語サイト）よりダウンロードしてインストールを行ってください。
◆ ft control software 4.0.0 for VMware vSphere5
VMware-VMvisor-Installer-5.0.0-469512.x86_64.iso
◆ ft control software 4.0.1 for VMware vSphere5 Update1
VMware-VMvisor-Installer-5.0.0.update01-623860.x86_64.iso
◆ ft control software 4.0.3 for VMware vSphere5 Update3
VMware-VMvisor-Installer-5.0.0.update03-1311175.x86_64.iso
◆ ft control software 5.0.0 for VMware vSphere5.1以降
インストレーションガイドにインストールイメージ名称を記載しておりますので
参照ください。
2. ft管理アプライアンスの起動直後にftsmaintコマンドを実行した場合
ftsmaintコマンドを実行するには二重化監視プロセスが起動している必要があります。
ft管理アプライアンスの起動直後は、二重化状態監視プロセスの起動に時間がかかるため
ft管理アプライアンスのログイン画面表示後、ftsmaintコマンドの実行まで
2 ～ 3 分ほどお待ちください。
3. ESXiホストの IPアドレスをDHCPで取得している場合
ESXiホストの IPアドレスは、DHCPではなく固定IPアドレスを割り当ててください。
4. ft管理アプライアンスと ESXiホストが通信できない場合
ft管理アプライアンスから ESXiホストへ ping を実施し、ft管理アプライアンスと
ESXiホストが通信できない場合は、下記「関連情報」に記載しているコンテンツを
確認してください。
5. ESXiホスト/ft管理アプライアンスの DNS 設定が適切でない場合
ESXiホストから ft管理アプライアンス、また ft管理アプライアンス から ESXiホストの
IPアドレス/ホスト名の正引き/逆引きができない場合、以下を行ってください。
1) ESXiホスト上の /etc/hosts をエディタで以下のように編集してください。
# Do not remove the following line, or various programs
# that require network functionality will fail.
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
::1 localhost.localdomain localhost
xxx.xxx.xxx.xxx esxi-hostname esxi-hostname.domain
yyy.yyy.yyy.yyy ft-appliance ft-appliance.domain ・・・(*1)
2) ft管理アプライアンス上の /etc/hosts をエディタで以下のように編集して
ください。
127.0.0.1 ft-appliance localhost
::1 localhost ip6-localhost ip6-loopback
xxx.xxx.xxx.xxx esxi-hostname esxi-hostname.domain ・・・(*2)
3) ft管理アプライアンスで以下のコマンドを実行し、ft管理アプライアンスを
再起動(/sbin/shutdown -r)してください。
# /opt/ft/sbin/configure-appliance
# /sbin/shutdown -r
(*1) ft管理アプライアンスのIPアドレスとホスト名を追加
(*2) ESXiホストのIPアドレスとホスト名を追加
6. LUN数がおよそ80個前後存在している外部ストレージを利用している場合
LUNは全て当該ftサーバから参照する必要のあるものか再確認してください。
外部ストレージに多数の LUN が作成されており、アクセスコントロールなどを
してない場合、全ての LUN が ftサーバから見えてしまい、利用してない
LUNまでアクセスしている状況になっている可能性があります。
そのような場合は、当該ftサーバにとって必要なLUNだけ参照できるよう
ストレージのアクセスコントロールなどの設定を見直してください。
アクセスコントロールなどができない場合、またアクセスコントロールを設定しても
非常に多くの LUN が必要な場合、LUN 数が非常に多いことを添えて
NEC カスタマーサポートセンターへ問い合わせください。
NEC カスタマーサポートセンターへのお問い合わせにつきましては
下記「関連情報」に記載しているコンテンツをご参照ください。
※「関連情報」に記載しているコンテンツはご契約内容により閲覧できない場合
があります。
7. 二重化監視プロセスの起動中にftsmaintコマンドを実行した場合
ftsmaintコマンドを実行するには二重化監視プロセスが起動完了している必要があります。
ESXi6.7 Update1環境の場合は、下記「関連情報」に記載しているコンテンツも併せてご参照ください。