vSphere Client の 「システムログのエクスポート」で
"PerformanceSnapshot" をチェックした状態でログ取得を行った場合や、
"パフォーマンスデータの収集" をチェックした状態でログ取得を行った場合、
CPUモジュール の切り離しが発生し、
システムFTランプが消灯します。
このため"PerformanceSnapshot"および "パフォーマンスデータの収集"は
チェックしないでください。
また、ESXi 7.0ではHost Clientの「サポートバンドルの生成」でログ取得を行った場合、
CPUモジュールの同期外れ(voter error)が発生します。
このため「サポートバンドルの生成」は行わないでください。
ESXiホストのサポートログ採取方法は、下記「関連情報」に記載しているコンテンツ
「buggrabberコマンドに失敗した場合のログ採取方法」の「■ ESXiホストのサポートログ」
を参照してください。
なお、CPUモジュール の切り離しが発生した場合、通常は自動的に組み込まれます。
しかし、お客様環境においてCPU モジュールの自動再組み込みの設定を無効に
設定している場合は、以下の手順を実施してCPUモジュールの再組み込みを行ってください。
CPU モジュールの自動再組み込みの設定については、下記「関連情報」に記載している
コンテンツ「CPUモジュールの自動再組み込みの設定について」参照してください。
【CPUモジュールの再組み込み】
1) ft管理アプライアンスに root ユーザアカウントでログインします。
2) 切り離されているCPUモジュールを確認する場合は、以下のコマンドを実行してください。
# /opt/ft/bin/ftsmaint ls
"Op State" が "SIMPLEX" と表示されるCPUモジュールの相手側が
切り離されているCPUモジュールです。
(※)H/W Path : 0 が SIMPLEXの場合、相手側のデバイスID は 1 です。
H/W Path : 1 が SIMPLEXの場合、相手側のデバイスID は 0 です。
3) 以下のコマンドを実行して CPU モジュールの組み込みを行ってください。
# /opt/ft/bin/ftsmaint bringup <切り離されているCPUモジュールのデバイスパスID>
なお、CPUモジュールに対して bringUp コマンドを実行すると、システムの処理能力が低下し
ネットワーク通信が最大1分間中断する場合があるためご注意ください。