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よくあるご質問(サポートFAQ)

【ftサーバ/Windows】RDR仮想ディスク番号が変わっていました。動作に影響はないでしょうか。

質問内容

システムディスクのRDR仮想ディスク番号がシステムリストア実施前は「1」だったのですが、システムリストア実施後は「2」に変更されました。

  1. RDR仮想ディスク番号が変更されてもシステム動作に影響はないでしょうか。
  2. RDR仮想ディスク番号を変更する(戻す)ことは可能でしょうか。
    例) 「2」→「1」に変更

回答内容

RDR仮想ディスク番号が変更された場合の影響

バックアップソフトによるリストアの実施やRDR設定(ディスクの二重化設定)の再実施により、RDR仮想ディスク番号が変わる場合があります。
システムディスク(OSを格納したボリュームの存在するディスク)のRDR仮想ディスク番号が「2」以降に変更された場合でもシステム動作に影響はありません。
また、データディスクのRDR仮想ディスク番号が変わった場合も同様です。

ただし、お使いのftサーバが Express5800/R320c 以降である場合、RDR機能で動作するベリファイ処理がタスクスケジューラにタスクとして登録されていますので、以下の点で注意が必要です。

  • ベリファイ処理のタスク名と実行タイミングは、初期状態では以下のようになっています。(RDR仮想ディスク番号ごとに異なります)
    例1)RDR仮想ディスク番号が「1」の場合
    タスク名: RdrVerifyLun1
    実行日時: 毎月1日 0:07

    例2)RDR仮想ディスク番号が「2」の場合
    タスク名: RdrVerifyLun2
    実行日時: 毎月2日 0:07

    ※ベリファイ処理のタスク名と実行タイミングについての詳細は以下のコンテンツにて公開しております。

  • 古いRDR仮想ディスク番号のタスクに対する設定内容は、新しいRDR仮想ディスク番号のタスクには引き継がれません。
    このため、古いRDR仮想ディスク番号のタスクに対して設定の変更(実行日時の変更など)を行われていた場合には、新しいRDR仮想ディスク番号のタスクに対して同様に設定の変更を行ってください。

  • 古いRDR仮想ディスク番号(存在していないRDR仮想ディスク番号)のタスクは不要ですので、削除していただいて問題ありません。(タスクを削除せす、残っている場合でもシステム動作に影響はありません)

RDR仮想ディスク番号を変更する(戻す)方法

前項で記載いたしましたとおり、システムディスク、データディスクのRDR仮想ディスク番号が変わった場合でもシステム動作に影響はありませんので、変更せずご使用いただくことをお勧めします。

なお、以下に記載の手順で番号を変更することはできますが、いずれも一時的にディスクの二重化を外し、Simplex 状態にしたうえで、ディスクの全面再同期が必要となりますのでご注意ください。

システムディスクを除くすべてのディスクのRDR仮想ディスク番号を変更する場合とシステムディスクを含むすべてのディスクのRDR仮想ディスク番号を変更する場合で手順が異なります。
システムディスクのRDR仮想ディスク番号が「1」である場合など、システムディスクのRDR仮想ディスク番号を変更する必要のない場合には、下記 1. の手順を参照してください。

  1. システムディスクを除くすべてのディスクのRDR仮想ディスク番号を変更する(システムディスクを除いたRDR仮想ディスク番号を昇順で割り当てる)場合

    【実施手順】
    ① RDR Utility画面で、データディスク(Slot X-Harddisk X-LUN~)を右クリックしてメニューから[Delete RDR Configuration on Physical Disk]を実行してください。
    RDR Utility画面の[Logical Disk Information]の下にはシステムディスクの"RDR Virtual Disk X"だけが存在する状態にしてください。

    ② 以下の手順でRDR仮想ディスク番号の初期化(Reset)を実行してください。
    1. コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。
      "C:\Program Files\ftsys\Utility\RDRUtility.exe" /reset
    2. RDR Utility画面が新たに起動しますので、画面のタイトルバーの末尾に"- Reset Methods"が付加されていることを確認してください。
    3. [Logical Disk Information]から任意の"RDR Virtual Disk X"を右クリックして[Reset RDR Virtual Disk Device ID Table]を実行してください。
    4. タイトルバーの末尾に"- Reset Methods"が付加されているRDR Utility画面を閉じてください。

    なお、RDR仮想ディスク番号の初期化に関しては、以下の注意点があります。
    • 現在使用されているRDR仮想ディスク番号は解放されません。
    • RDR仮想ディスク番号の初期化には1つ以上のRDR Virtual Disk(仮想ディスク)が必要です。
    • システムディスクに対して、RDR Utility画面でRDR設定の解除コマンドである[Delete RDR Configuration on Physical Disk]は行わないでください。
      ([Create RDR Virtual Disk]、[Add Physical Disk To RDR Virtual Disk]のRDR設定のコマンドは問題ありません)

    ③ 以降、ユーザーズガイドに記載されている通常の手順でディスクの二重化設定をしていただくことで、システムディスクのRDR仮想ディスク番号を除いた番号の昇順でRDR仮想ディスク番号が採番されるようになります。


  2. システムディスクを含むすべてのディスクのRDR仮想ディスク番号を変更する(「1」から昇順で割り当てる)場合

    RDR Utility画面でシステムディスクに対してRDR設定を解除することはできませんので、システムディスクのRDR仮想ディスク番号を変更することはできません。

    ただし、以下のような場合においては、システムディスクを含めた全ディスクのRDR設定を行う必要があり、RDR仮想ディスク番号を「1」から昇順で割り当てることができますので、特殊なケースとしてご参考までに記載します。

    【特殊なケース】


    【準備作業】
    作業用ディスク1台を用意していただく必要があります。
    新たなディスク1台を用意していただくことが可能である場合、それを作業用ディスクとして使用してください。
    新たなディスク1台を用意できない場合には、セカンダリ側CPU/IOモジュールのデータディスク1台を作業用ディスクとして使用してください。
    作業用ディスクに使用されたディスクは、データが消失している可能性がありますので、RDR仮想ディスク番号の変更作業が完了しましたら、物理フォーマットをしていただき、プライマリ側CPU/IOモジュールのディスクと二重化してください。


    【実施手順】
    ① ディスクの二重化設定を行う前に任意の空きスロットに用意していただいた作業用ディスクを装てんしてください。
    二重化させる必要はありませんので、作業用ディスクは1台だけで結構です。

    ② RDR Utility画面で、作業用ディスク(Slot X-Harddisk X)を右クリックしてメニューから[Create RDR Virtual Disk]を実行してください。
    このとき、作業用ディスクには、使用しないRDR仮想ディスク番号が割り当てられるように必要に応じて[Remove Physical Disk From RDR Virtual Disk]と[Create RDR Virtual Disk]を繰り返してカウントアップさせてください。

    例) 変更後のRDR仮想ディスク番号に「1」「2」を割り当てたい場合、作業用ディスクのRDR仮想ディスク番号が「3」以上になるようにカウントアップさせてください。

    ③ 以下の手順でRDR仮想ディスク番号の初期化(Reset)を実行してください。
    1. コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。
      "C:\Program Files\ftsys\Utility\RDRUtility.exe" /reset
    2. RDR Utility画面が新たに起動しますので、画面のタイトルバーの末尾に"- Reset Methods"が付加されていることを確認してください。
    3. [Logical Disk Information]から任意の"RDR Virtual Disk X"を右クリックして[Reset RDR Virtual Disk Device ID Table]を実行してください。
    4. タイトルバーの末尾に"- Reset Methods"が付加されているRDR Utility画面を閉じてください。

    なお、RDR仮想ディスク番号の初期化に関しては、以下の注意点があります。
    • 現在使用されているRDR仮想ディスク番号は解放されません。
    • RDR仮想ディスク番号の初期化には1つ以上のRDR Virtual Disk(仮想ディスク)が必要です。
    • システムディスクに対して、RDR Utility画面でRDR設定の解除コマンドである[Delete RDR Configuration on Physical Disk]は行わないでください。
      ([Create RDR Virtual Disk]、[Add Physical Disk To RDR Virtual Disk]のRDR設定のコマンドは問題ありません)

    ④ ①で装てんした作業用ディスクを取り外してください。

    ⑤ システムディスクに対して二重化設定を行ってください。

    ⑥ すべてのディスクに対して二重化設定を行った後、再度③の初期化(Reset)を実行して、②で作業用ディスクに割り当てたRDR仮想ディスク番号を解放してください。


    【注意事項】
    本作業でドライブ文字が変わってしまう場合があります。その場合はドライブ文字を再度割り当てていただく必要があります。

製品名カテゴリ

Windows OS for ft

関連情報

  • コンテンツID: 3150108055
  • 公開日: 2014年10月01日
  • 最終更新日:2018年10月15日

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