Express5800/R320a,b(VMware対応モデル) にてvSphere5.0を使用しています。
以下の通報を受信しました。
"デバイスがSIMPLEX状態となりました。"
ESMPRO/ServerManagerのアラートビューアの詳細情報には以下が記載されていました。
"INFORMATION - 11 is now STATE_SIMPLEX / REASON_SECONDARY"
"INFORMATION - 10 is now STATE_SIMPLEX / REASON_PRIMARY"
モジュールの縮退により系の切り替わりが発生したように見えますが
システムに不具合等が発生したため該当メッセージが通報されたのでしょうか。
ft制御ソフトウェアのバージョンが以下の場合、
およそ100日以上連続稼動時に、ft管理アプライアンス上の二重化状態監視プロセスが
システム情報を正しく取得できない事象が発生し、これにより二重化状態監視プロセスが
強制再起動され、該当メッセージが通報される場合があります。
ft制御ソフトウェア(Ver. 4.0.0.184) for VMware vSphere 5.0
以下の手順にてft制御ソフトウェアのバージョンを確認してください。
1) ft管理アプライアンスに rootユーザ アカウントでログインしてください。
2) 以下のコマンドを実行して、ft制御ソフトウェアのバージョンを確認してください。
# /opt/ft/bin/ftsmaint -v
ftsys-ftsmaint version 4.0.0-184
上記コマンドで表示されるft制御ソフトウェアのバージョンが「4.0.0-184」であり
かつ、該当メッセージが通報された後、すぐに以下のメッセージが通報された場合は、
本事象に該当していると判断することができます。
"デバイスがDUPLEX状態となりました。"
上記メッセージは、ft制御ソフトウェアの不正動作に起因するものであり、
装置障害等のシステム不具合には起因しておらず問題はありません。
本事象の詳細については下記「関連情報」に記載している
コンテンツID:3140101910 を参照ください。コンテンツに記載している
対処方法を実施頂き、本現象が改善されるかどうか確認ください。
なお、本事象は vSphere5.0 Update1 対応ft制御ソフトウェア(Ver. 4.0.1-199)
にて修正しています。また、最新の vSphere5.0 Update3 対応ft制御ソフトウェア
(Ver. 4.0.3-230) をリリースしており、同様に本事象に対して修正を行っています。
可能であれば、最新の ft制御ソフトウェア(Ver. 4.0.3-230) へのリビジョンアップを
ご検討ください。リビジョンアップ媒体の請求方法等の詳細については
下記「関連情報」に記載しているコンテンツID: 3050100535 を参照ください。
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