◆ 事前に必要な作業
ftサーバが二重化していることを確認してください。
【二重化の確認方法】
・システムFTランプが点灯していることを確認してください。
・ft管理アプライアンスにrootユーザアカウントでログインし、以下のコマンドを実行して
SIMPLEX状態のモジュールが表示されないことを確認してください。
# /opt/ft/bin/ftsmaint ls | grep SIMPLEX
◆ モジュール交換時に行う作業
ftサーバは、以下のように定義されています。
・上段のモジュールは、CPU/IOモジュール0
・下段のモジュールは、CPU/IOモジュール1
以下はCPU/IOモジュール1を切り離す場合の実行例です。
コマンドに指定するデバイスパスIDは、以下を指定しています。
・CPUモジュール:1
・I/Oモジュール:11
CPU/IOモジュール0を切り離す場合のデバイスパスIDは、以下を指定してください。
・CPUモジュール:0
・I/Oモジュール:10
(実行例)
1. ft管理アプライアンスに rootユーザでログインし、
以下のコマンドを実行してCPU/IOモジュールを切り離してください。
1) CPUモジュール 1 の停止
# /opt/ft/bin/ftsmaint bringDown 1
2) I/Oモジュール 1 の停止
# /opt/ft/bin/ftsmaint bringDown 11
2. モジュール交換後はft管理アプライアンスに rootユーザでログインし、
以下のコマンドを実行してCPU/IOモジュールを再組込みしてください。
1) I/Oモジュール 1 の組み込み
# /opt/ft/bin/ftsmaint bringUp 11
2) CPUモジュール 1 の組み込み
# /opt/ft/bin/ftsmaint bringUp 1
再組込み時に同期処理が開始されます。
組み込み処理が完了するまでは片系で稼働します。
再組込み時はディスクの再二重化処理が行われるため、
システムFTランプが点灯するまで時間がかかる可能性があります。
◆ モジュール交換後に必要な作業
ftサーバが二重化していることを確認してください。
二重化の確認方法については「◆ 事前に必要な作業」を参照してください。
◆ 注意事項
モジュールの切り離しを行うため、プライマリ/セカンダリの切り替わりが発生します。
これにより、ネットワーク通信が一時的に中断される可能性がございます。
また、ディスクの二重化処理により一時的に負荷がかかる場合がございます。
上記を懸念される場合には、業務負荷が高い時間帯をを避けて
作業を実施していただきますようお願いいたします。