【ftサーバ/VMware ESXi】ディスクの再同期処理における同期方法および同期速度について
質問内容
- ディスクの二重化がはずれた際の再同期処理において、Fast Resync機能(※)を使用してディスクの同期を行うことは出来るのでしょうか。
(※)高速再同期(差分同期)
片系で動作していたディスクから変更されたデータのみをコピーすることにより再同期完了までの時間を短縮する機能。
- メンテナンスガイドに最小再同期速度をデフォルトから変更することにより、再同期完了までの時間を短縮することができると記載されています。
[変更手順例]
ft管理アプライアンスにて、以下のコマンドを実行する。
■ESXi5.5以前のバージョンの場合
# esxcli –s <ESXiホストのIPアドレス> storage mpm speedLimit --min=200000 --max=200000
■ESXi6.0~6.7のバージョンの場合
# esxcli -s <ESXiホストのIPアドレス> storage mpm speedLimit --min=0 --max=0
■ESXi7.0の場合
# esxcli -s <ESXiホストのIPアドレス> ftsys mpm speedLimit --min=0 --max=0
無負荷の状態で再同期処理を行う場合、上記設定は有効でしょうか。
回答内容
- ftサーバ VMwareモデルにおいて、ディスクの二重化がはずれた場合の再同期方法を指定する機能はありません。
二重化がはずれた場合は、直後に再同期処理が始まり、片系で動作していたハードディスクとの差分が少ない場合は Fast Resync 相当の動作を行います。
- 最小再同期速度の変更はシステム負荷が高い場合において有効であり、無負荷の状態において最小再同期速度の違いによる有意な差はありません。
対象機器
Express5800/ftサーバ(VMwareモデル)
製品名カテゴリ
関連情報
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コンテンツID:
3150109417
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公開日:
2015年03月01日
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最終更新日:2021年05月31日
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