【ftサーバ/VMware vSphere5.0】ft制御ソフトウェアのセルフリフレッシュ機能について
質問内容
ftサーバ(Express5800/R320a, R320b)(VMware対応モデル) にてVMware vSphere 5.0を利用している場合の注意事項として以下が公開されていました。
- 長期稼働時にft管理アプライアンス上の二重化状態監視プロセスがシステム情報を正しく取得できない事象が発生する場合がある。
- 上記事象に対する修正においてセルフリフレッシュ機能が搭載された。
上記のセルフリフレッシュ機能について教えてください。
- 本機能は具体的にどのようなことを行うのでしょうか。
- どのバージョンに搭載されているのでしょうか。
- いつ動作するのでしょうか。
- 機能を無効にすることはできるのでしょうか。
- 機能が実行されるタイミングをスケジュールできるのでしょうか。
- 機能が動作中であることをプロセス監視等で判断することは出来るのでしょうか。
- 機能が動作したことをログ等から判断することは出来るのでしょうか。
- 本機能による影響はあるのでしょうか。
回答内容
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ftサーバを100日程度連続稼働した場合に、ft制御ソフトウェアに含まれる二重化監視プロセス(javaプロセス)が、自身が正しく動作していない状況を検知して自己修復(プロセスの再起動)を行う機能です。
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搭載されているバージョンは以下の通りです。
- ft制御ソフトウェア(Ver. 4.0.1.199) for VMware vSphere 5.0 Update1
- ft制御ソフトウェア(Ver. 4.0.3.230) for VMware vSphere 5.0 Update3
なお、VMware vSphere 5.1 以降に搭載されているバージョンではロジックの変更を行い、長期稼動を行った場合でも問題が発生しない構成に
変更されています。
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状況により異なりますが、稼働日数が100日前後のタイミングで動作します。
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機能を無効にすることはできません。
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二重化監視プロセスが不正な状況を検知した際に実行される機能のため、実行タイミングをスケジュールすることはできません。
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二重化監視プロセスのプロセス内部で実行する機能であるため、外部から本機能が動作していることを確認することはできません。
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本機能が実行された場合。二重化監視プロセスが再起動し以下のファイルが更新されます。
/var/run/osm.pid
なお、上記ファイルはシステム起動時に二重化監視プロセスが生成された際にも更新されます。このため、システム起動時以外に上記ファイルのタイムスタンプが更新されている場合は、本機能が動作したと判断することができます。
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システムの状態を再確認する際に以下のメッセージが通報される場合がありますが、システム不具合には起因しておらず問題ありません。
"デバイスがSIMPLEX状態となりました。"
対象機器
Express5800/ftサーバ(VMwareモデル)
製品名カテゴリ
関連情報
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コンテンツID:
3150109420
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公開日:
2015年03月01日
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最終更新日:2017年02月06日
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