以下のコマンドを実行することにより、擬似的に故障を発生させることができます。
# /opt/ft/bin/ftsmaint break <デバイスパスID>
※<デバイスパスID> には擬似故障を発生させたいCPUモジュール、
I/Oモジュールを指定してください。
なお、<デバイスパスID> に CPUモジュールを指定した場合、CPUモジュールの
自動再組み込みの設定が有効な場合は、自動的にモジュールの再組み込みが行われます。
しかし設定が無効な場合は、手動でモジュールの組み込みを行う必要があります。
現在のCPUモジュールの自動再組み込みの設定を確認する方法、および
モジュールの組み込みを手動で行う方法については、下記「関連情報」
に記載しているコンテンツを参照してください。
なお、I/Oモジュールについてはこのような設定は存在せず、
モジュールが切り離された際には、自動的に再組み込みが行われます。
再組み込み後は故障履歴をクリアするために 以下のコマンドを実行してしてください。
# /opt/ft/bin/ftsmaint clearMtbf <デバイスパスID>
【実行例】
(1) CPUモジュール0に対して擬似故障を発生させます。
# /opt/ft/bin/ftsmaint break 0
(2) CPUモジュールの擬似故障が発生した場合は、以下のメッセージが通報されます。
"デバイスが強制停止されました"
"デバイスがSIMPLEX状態となりました"
(3) CPUモジュールの自動再組み込みの設定が有効の場合は
自動的にモジュールが組み込まれます。以下のコマンドを実行して
SIMPLEX状態のモジュールが表示されないことを確認してください。
# /opt/ft/bin/ftsmaint ls | grep SIMPLEX
(4) モジュールの再組み込み後は故障履歴をクリアします。
# /opt/ft/bin/ftsmaint clearMtbf 0