リモートPCへの接続時 「リモートPCとの接続時に予期せぬエラーが起きました。」 という
エラーが発生し、接続ができません。
また、エラー発生時に、オペレーションPC(操作する側)のWinShareインストールフォルダの
ログファイル「wswarinig.log」に以下のログ行が出力されています。
wsclient.exe[-2146893809]: CryptAcquireContext failed. (FILE=wscrypto.c,LINE=117)
このエラーの原因と対処を教えてください。
本件はバージョン6.1で発生する問題です。
本件の原因と対処について以下に説明します。
[原因]:
本件は、GUIを利用しているユーザに、データを暗号化するときに使用する鍵コンテナ
ファイルへのアクセス権が不足しているために発生します。
[対処方法1]:
鍵コンテナファイルにアクセス権を設定することで回避することができます。
作業はオペレーションPC(操作する側)にて、Administratorsグループメンバのユーザ
にて実施してください。
1.エクスプローラで以下のフォルダを開く
C:\ProgramData\Microsoft\Crypto\RSA\MachineKeys
※エクスプローラで C:\ProgramDataというフォルダが見えない 場合には
コントロールパネルのフォルダオプションで
「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」の
設定を行なってください。
2.以下の名前が付くファイルを見つけます。このファイルがWinShareの鍵コンテナ
ファイルです。
6a73913a89cf5f2802655457e378141d_********-****-****-****-************
※*はランダムな英数字が入ります
3.ファイルのプロパティを開き、セキュリティタブをクリックします。
ファイルの所有者でない場合に、アクセス権の表示ができない旨の
メッセージが表示されますが、その場合、一度ファイルの所有者になって
から、再度 ファイルのプロパティ→セキュリティタブを開いてください。
4. Administrators,および Users など、必要なユーザグループまたは
ユーザに対し、フルコントロールのアクセス権を与えてください。
以上で完了です。
[対処方法2]:
6.15以降のバージョンで鍵コンテナファイルを利用しない処理方式に改善しており
この問題を解決しています。
このため、6.15以降のバージョンにアップデートしていただくことで対処となります。