NTPサーバを設定後に同期状態とならない原因として、以下の理由が考えられます。
1. NTPサーバのアドレスが誤っている
iStorage HSに設定したNTPサーバのアドレスが正しいことを確認してください。なお、アドレスの設定後は、iStorage HSのシステム全体を再起動する必要があります。
2. NTPサーバに対してネットワークが到達できていない
NTPサーバにネットワーク的に到達可能であることを確認してください。(iStorage HS8もしくはHS6の場合は管理・代替ノードだけがNTPサーバと通信します)
到達できない場合、ルーティング設定やLANのファイアウォール設定などを確認してください。
3. NTPサーバ間で時刻が異なっている(複数のNTPサーバを指定している場合)
iStorage HSに設定している全てのNTPサーバの時刻がほぼ同一であることを確認してください。
各NTPサーバの時刻が異なる場合は、ほぼ同一の時刻を示す複数台のNTPサーバか、NTPサーバ1台のみ設定してください。
4. NTPサーバが外部時刻リソースと同期できていない
指定している全てのNTPサーバが信頼できる外部時刻リソースと同期していることを確認してください。
同期できていない場合、マニュアル「構成設計の手引」に従ってNTPサーバ構成を設計してください。
5. NTPサーバの時刻の信頼性が低い
NTPサーバの時刻が短時間で頻繁に補正された場合、NTPサーバの信頼性が低いと判断される場合があります。
NTPサーバとNTPサーバが参照している上位のNTPサーバの時刻と状態を確認してください。
マニュアル「構成設計の手引」にしたがってNTPサーバ構成を設計してください。