VMware環境のゲストOS間クラスタ構成では、
仮想環境の操作(例えば仮想マシンのスナップショット採取等)やその他要因によりゲストOSの動作が一時的にストールすることで、
下記のようにクラスタリソースの両系活性(スプリットブレイン)が発生する場合があります。
-
現用系クラスタサーバのゲストOSのストールにより、クラスタサーバ間の死活監視のためのハートビートが途絶
-
待機系のクラスタサーバが、現用系クラスタサーバのダウンを検出し、フェイルオーバを実行
-
現用系クラスタサーバが一時的なストールから回復し、両系活性(スプリットブレイン)が発生
両系活性(スプリットブレイン)により下記の問題が生じます。
-
共有ディスク構成の場合、両クラスタサーバからのアクセスにより、ファイルシステム構造の不整合が生じる危険があります。
-
両系活性(スプリットブレイン)の発生後、CLUSTERPROがこの状態を検出した時点で緊急シャットダウンが実行され、業務が停止します。
両系活性(スプリットブレイン)を予防するためには、下記の設定を行ってください。
※ CLUSTERPRO X 3.1 (バージョン11.13)以降で対応しています。
CLUSTERPROの各設定方法や機能の詳細につきましては、「リファレンスガイド」をご参照ください。