CLUSTERPRO:クラスタ化されたサーバを仮想環境へ移行(P2V/V2V)する手順を教えてください。
質問内容
クラスタ化されたサーバを仮想環境へ移行(P2V/V2V)する手順を教えてください。
回答内容
CLUSTERPROとして、仮想環境へのサーバ移行(P2V/V2V)に関する個別の手順は用意しておりませんが、サーバ移行の際には注意事項がございますので、ご利用の移行ツールの手順に対して本注意事項を適用してください。
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CLUSTERPROはシステムデバイス(ディスクデバイス等)に関する情報を保持しており、移行元と移行先でこれらの情報に差異がある場合、移行先では正常に動作できません。
そのため、移行後に移行先の環境に応じて、クラスタ構成情報の再設定が必要となります。
再設定に必要な手順につきましては、リファレンスガイドの下記を参考にしてください。
- ミラーディスクの交換手順
- サーバを交換するには -共有ディスクの場合-
- サーバを交換するには -ミラーディスクの場合-
- サーバを交換するには -ハイブリッドディスクの場合-
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前項のとおり、移行先ではCLUSTERPROが正常動作できない場合があるため、移行先でCLUSTERPROが自動起動しないように予め設定した状態で、移行を実施することを推奨いたします。
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OS起動時にCLUSTERPRO関連のデーモンが自動的に起動しないように、CLUSTERPRO関連デーモンを無効化しておく
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クラスタシャットダウンを実行し、正常な終了処理を経てCLUSTERPRO関連デーモンが停止された状態としておく
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CLUSTERPROの共有⁄ミラー⁄ハイブリッドディスクリソースとして登録されているディスクパーティションは、当該リソースが活性状態でない限り移行対象OS上からはアクセスできません。
移行ツールが移行対象OS上で動作し、かつ当該ディスクパーティションへアクセスを行う場合はご注意ください。
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ミラー⁄ハイブリッドディスク構成の環境を移行した場合、移行後にミラーの再構築(フルコピー)を実施する必要があります。
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移行元および移行先に同じライセンスキーが登録された状態は使用許諾契約に違反します。
ライセンスキーの重複登録が生じないようにご注意ください。
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移行元で使用していたCPUライセンスを移行先に流用する場合、ライセンスが不足することの無いようご注意ください。
CLUSTERPROのCPUライセンスでは、コア数ではなくOSが認識するソケット数でカウントされます。
仮想マシンのCPU構成は仮想環境の仕様⁄設定に依存しており、仮想マシン上ではOSの認識するソケット数が多くなる場合があります。
製品名カテゴリ
補足/関連情報
このFAQの対象製品バージョンは以下のとおりです。
CLUSTERPRO X for Linux
関連情報
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コンテンツID:
3150110978
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公開日:
2016年08月04日
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最終更新日:2023年04月28日
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