バージョンが6.1以前のWinShareのセットアップでは、使用しているInstallShieldに起因し、
特定のアプリケーションの影響によりWinShareセットアッププログラムの処理が途中から進行
しなくなる現象が発生することがあります。
影響が確認できているアプリケーションには以下のものがあります。
・CLUSTERPRO X 1.0 (clphookstdn.exe)
・ロジクール SetPoint 6.52
・Adobe Creative Cloud
・Oracle VM VirtualBox
・Skype for Business 2015 (lync.exe)
・DMC Co.,Ltd タッチパネルドライバ TSC-DD (TPManager.exe)
(※括弧内には特定されているプロセス名を記載)
これらが動作している場合には、アプリケーションの設定の変更等により事前に
プロセスが停止している状態にてセットアップの実行を行なってください。
clphookstdn.exe が動作している場合には、セットアップカード 「4.1注意事項」1に
記載の対処により事象発生を回避してください。
セットアップカードは製品インストール媒体のDOCフォルダに格納しています。
事象が発生した場合には、まずは以下の手順で原因のアプリケーションを特定して
ください。
①「名前を指定して実行」で "resmon" を実行し、リソースモニターを起動して
ください。
②「CPU」タブを選択してください
③ プロセスの一覧の中で、以下のプロセスを見つけます。これらは InstallShiled
のプロセスです。
「Setup.exe」, 「_INS5576.MP」,「_ISDel.exe」
④上記のプロセスを順番にマウスで選択し、右クリックで「待機チェーンの分析」を
選択します。
⑤「待機チェーンの分析」画面が表示され、メッセージに
「Setup.exe は別のプロセス(xxxxx.exe)を待っています。」
と表示された場合にはそのプロセス(xxxxx.exe)が問題のプロセスと解釈できます。
何のアプリケーションのプロセスか不明な場合には、ここでプロセス名とPID
(プロセスID)を控えます。
⑥ タスクマネージャを起動し、「プロセス」タブを選択してください
⑦ ⑤で見つけたプロセス名とPIDを元に該当プロセスを見つけ、マウスで選択します。
右クリックの「プロパティ」で表示される詳細な情報より、何のアプリケーション
のプロセスであるのか確認してください。
アプリケーションが特定できましたら、アプリケーション側で必要な設定を行ない、
該当プロセスが起動しない状態にて、WinShareのセットアップを実行してください。
※なお、WinShareセットアップの再度の実行の前には、過去に実行したWinShareのセット
アッププログラムのインスタンスが起動中でないことを、タスクマネージャ等で確認の
上実施をお願いします。該当のプロセス名は以下のものです。
「Setup32.exe」,「Setup.exe」,「_INS5576.MP」,「_ISDel.exe」
以上です。