Ver6.1のオペレーションPC(操作する側)では、 旧バージョン(6.0以前)とのクリップ
ボード受信は、初期設定では不可としております。そのため、クリップボード受信の
利用のためには下に記載する設定変更が必要になります。
なお、Ver6.2では仕様を見直し、設定の変更なく旧バージョンとのクリップボード受信
の利用が可能です。オペレーションPCをVer6.2以上にバージョンアップすることでも
問題が解消されます。
[オペレーションPCがVer6.10~6.11の場合]
オペレーションPCにて以下の設定変更を行なってください。
必ず管理者権限のあるユーザにて作業を行ってください。
1.<WinShareインストールフォルダ>\delivery.cf をテキストエディタで開き、以下の
1行を追加して保存してください。
LISTEN_OLD = 1
※既存のdelivery.cfの内容が "LISTEN_OLD = 0" となっている場合には 0 を1 に
変更してください。
2.「管理ツール」→「サービス」にて以下の2つのサービスの再起動を行なってください。
・ESMPRO/CM CMIT service
・WinShare Delivery Service
上記設定は、リモートPC(操作される側)のWinShareユーティリティの「接続設定」タブ
の「Ver6.0以前のホストからの接続を拒否する」の設定に連動しています。
対象のVer6.1のオペレーションPC(操作する側)のマシンに、同バージョンのリモート
PC(操作される側)が共存している場合には、上記設定変更により、WinShareユーティ
リティの「Ver6.0以前のホストからの接続を拒否する」の設定を拒否しない設定に変
更することになりますので、Ver6.0以前のオペレーションPCからの接続を希望されな
い場合には、上記 LISTEN_OLD の設定変更を行なわないようにしてください。
[オペレーションPCがVer6.13~6.15の場合]
オペレーションPCにて以下の設定変更を行なってください。
必ず管理者権限のあるユーザにて作業を行ってください。
1.レジストリエディタ(regedit.exe)を起動し、以下のレジストリの値を
設定してください。 ※既定では値は存在せず値の新規作成になります。
キー:
32bitOS : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\ESMPRO/CM\Component
\CMIT
64bitOS : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\ESMPRO/CM
\Component\CMIT
値: ListenOld (DWORD) = 1
2.「管理ツール」→「サービス」にて以下の2つのサービスの再起動を行なってください。
・ESMPRO/CM CMIT service
・WinShare Delivery Service
[その他]
リモートPC(操作される側)のOSがWindows VISTA以降のOSで、WinShareのリモート接続
時のリモートPCのWindowsのログオンユーザが、管理者権限のユーザでない場合、フォル
ダのアクセス権の不足が原因となりクリップボードの受信が利用できません。
該当する場合には、リモートPCにて必要なWindowsユーザに対し以下のフォルダに「変更」
のアクセス権の設定を行なってください。
<WinShareインストールフォルダ>\ESMPROWSR\OUTclipbrd フォルダ
以上です。