以下(1)および(2)の設定を強く推奨いたします。
(1) hhrcwrapperの無効化
ESMPRO/ServerManagerからVMware ESXi 5以降のRAIDシステムを管理するにあたって、VMware ESXi内のOSモジュール(以降、hhrcwrapper)が動作していると、本モジュールがクラッシュしRAIDシステムを正常に管理できなくなる場合のあることが弊社の評価により確認されております。
ESMPRO/ServerManagerからVMware ESXi 5以降のRAIDシステムを管理する場合は、以下コマンドなどでhhrcwrapperを無効化することを強く推奨いたします。
[VMware ESXi 6.5 未満]
# esxcfg-advcfg -s 0 /UserVars/CIMvmw_hhrcwrapperProviderEnabled
# /etc/init.d/sfcbd-watchdog restart
[VMware ESXi 6.5]
# esxcli system wbem provider set -e false -n vmw_hhrcwrapper
# /etc/init.d/sfcbd-watchdog restart
[VMware ESXi 6.7]
本設定は不要
なお、hhrcwrapperを無効化すると、vSphere Clientの健全性ステータスにRAIDの情報が表示されなくなります。RAIDの情報を確認するには、ESMPRO/ServerManagerのWeb GUIを参照してください。
(2) VMware ESXi 毎起動時のsfcbdサービス自動再起動設定 (VMware ESXi 6.5 以降のみ)
VMware ESXi 6.5環境にて、VMware ESXi毎起動時にsfcbdサービスの設定が不完全であり、イベント(CIM Indication)を送出できない状態で起動すること、sfcbdサービスを再起動することにより本状態が解消することが弊社の評価により確認されております。
ESMPRO/ServerManagerからVMware ESXi 6.5以降のRAIDシステムを管理する場合は、
/etc/rc.local.d/local.sh の末尾付近、"exit 0" 行の直前行に以下の行を挿入してください。
次回VMware ESXi起動時より自動でsfcbdサービスを再起動します。
※なお、uEFIセキュアブートをお使いのお客様は、
[uEFIセキュアブート利用時の注意事項はありますか？]
も併せてご確認ください。
[VMware ESXi 6.5 以降]
/etc/init.d/sfcbd-watchdog restart