Ver7.2以前のバージョンでは、リモートPCのOSのDPIスケーリング設定の拡大率が
100%より大きい値に設定されている場合に、この事象が発生することがあります。
WinShareがOSから取得する画面解像度などの情報が、上記の設定により
実際とは異なるスケーリングされた値を取得してしまうために発生します。
高DPI液晶のディスプレイを搭載しているPCでは既定の状態でこの設定
になっている場合があります。
設定の確認方法(OSにより異なります)
対象のOSは Windows7、Windows Server 2008R2以降のWindows OSです。
Windows10, Windows Server 2016 / 2019 の場合
「設定」→「システム」→「ディスプレイ」
→「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」
Windows 8/8.1, Windows Server 2012/ 2012 R2の場合
「コントロールパネル」→「画面の解像度の調整」
→「テキストやその他の項目の大きさの変更」
※「すべてのディスプレイで同じ拡大率を使用する」がチェック
されている場合に拡大率の設定が可能です。
Windows7, Windows Server 2008R2 の場合
「コントロールパネル」→「画面の解像度の調整」
→「テキストやその他の項目の大きさの変更」
以下の何れかの対処方法にて解決いたします。
対処方法1:DPIスケーリング設定変更
上に記載のDPIスケーリング設定の拡大率の設定を100%に変更することで改善されます。
対処方法2:WinShareのプログラムのプロパティ設定
リモートPC(操作される側)にて、以下の設定を行なうことで改善されます。
Windows10 バージョン1703(Creators Update)、Windows Server 2019 またはそれ以降の
Windows OS の場合
①エクスプローラで<WinShareインストールフォルダ>\wsserver.exe を選択。
②右クリックメニューより「プロパティ」を選択。
③「互換性」タブを開く。
④「すべてのユーザの設定を変更」を押す。
⑤「高DPI設定の変更」を押す。
⑥「高いDPIスケールの動作を上書きします」をチェック。
⑦「拡大縮小の実行元」に「アプリケーション」を選択。
⑧「OK」ボタンを押す。
Windows10 バージョン 1607(Anniversary Update)、Windows Server 2016 またはそれ以前の
Windows OSの場合
①エクスプローラで<WinShareインストールフォルダ>\wsserver.exe を選択。
②右クリックメニューより「プロパティ」を選択。
③「互換性」タブを開く。
④「全てのユーザの設定を変更」を押す。
⑤「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」をチェック。
⑥「OK」ボタンを押す。
対処方法3:WinShareのバージョンアップ
本件はWinShare Ver7.3にて対処しており、リモートPC側(操作される側)の
WinShareを7.3以降にバージョンアップしていただくことで解決します。
以上です。