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よくあるご質問(サポートFAQ)

【iStorage Mシリーズ/A5000/A3000】SNMPトラップを利用して、iStorage装置の装置監視を行う場合の注意事項はありますか?

質問内容

SNMPトラップを利用して、iStorage装置の装置監視を行う場合の注意事項はありますか? 

回答内容

SNMPトラップを利用してiStorage装置の装置監視を行う場合、以下の注意事項があります。

・SNMPv1形式のSNMPトラップを利用している場合、ディスクアレイの起動または
 SNMP機能の設定実施後、497日以上経過するとSNMPマネージャでトラップを受信
 できない場合があります。

本件に対する修正はストレージ制御ソフトのリビジョン0973/08D1にて、2017/10/27に公開を
予定しております。

ストレージ制御ソフトのリビジョンが0973/08D1未満の場合、
以下に示す回避手順により回避していただくようお願いします。

回避手順
 ディスクアレイの起動または SNMP機能の設定実施後、
 497日以上経過する前に以下のいずれかの操作を行うことで回避可能です。

回避手順1:ディスクアレイを再起動する
 ディスクアレイを再起動することで、経過日数がリセットされます。

回避手順2:SNMP設定の変更を行う
 SNMP設定(SNMP共通情報の設定)を変更することで、SNMPエージェントが
 再起動され、経過日数がリセットされます。

 以下は、SNMP共通情報の管理情報(Unit Info)を一時的に"test"に変更する
 ことで、運用に影響なく経過日数をリセットする方法です。      

 1.SSH/TELNETクライアントでディスクアレイ装置へadministrator権限で
   ログインします。

 2.SNMP設定値を確認します。
    # iSMview -d
    --- Disk Array Detail Information ---
    Disk Array Name                   : XXXXXXXXXXXXXXXX
   (略)
    --- SNMP Common Information ---
    Trap Sense Interval(s)               : 10
    SNMP Trap during Maintenance         : on
    Accept SNMP Packet From Any IP Address : off
    SNMP Trap when Write Through Mode     : off
    Community Name                  : public
    Unit Contact                     :
    Unit Name                      :
    Unit Location                    :
    Unit Info                        :
    Unit Event Filter                  : warning
   (略)

 3.変更する設定値をメモします。
   本説明ではUnit Infoを変更しますので、設定値なしとして
   メモします。

 4.以下のCLIコマンドを投入し、SNMPの設定を変更します。
    # iSMrpt setsnmpcmnprop -info test
    ExitStatus:0

 5.正しく内容(Unit Info)が変更されていることを確認します。
    # iSMview -d
    --- Disk Array Detail Information ---
    Disk Array Name                   : XXXXXXXXXXXXXXXX
   (略)
    --- SNMP Common Information ---
    Trap Sense Interval(s)               : 10
    SNMP Trap during Maintenance         : on
    Accept SNMP Packet From Any IP Address : off
    SNMP Trap when Write Through Mode     : off
    Community Name                  : public
    Unit Contact                     :
    Unit Name                      :
    Unit Location                    :
    Unit Info                        : test 
    Unit Event Filter                  : warning
   (略)

 6.変更した設定を「手順3」のメモした内容で元に戻します。
   下記コマンドは、設定値なしとメモした内容で値を削除する例です。
    # iSMrpt setsnmpcmnprop -info “”
    ExitStatus:0

 7.設定が元に戻ったこと確認します。
    # iSMview -d
    --- Disk Array Detail Information ---
    Disk Array Name                   : XXXXXXXXXXXXXXXX
   (略)
    --- SNMP Common Information ---
    Trap Sense Interval(s)               : 10
    SNMP Trap during Maintenance         : on
    Accept SNMP Packet From Any IP Address : off
    SNMP Trap when Write Through Mode     : off
    Community Name                  : public
    Unit Contact                     :
    Unit Name                      :
    Unit Location                    :
    Unit Info                        :
    Unit Event Filter                  : warning
   (略)

 以上で設定変更は完了です。

SNMPの設定および設定変更については、以下のマニュアルを参照してください。

■SNMP全般の設定の説明
「iStorage ソフトウェア M シリーズ A5000 シリーズ MIB リファレンス」
「iStorage ソフトウェア M シリーズ A3000 シリーズ MIB リファレンス」

 第1章 設定
 
 *関連情報にリンクを記載しております。

■CLIを用いたSNMPの設定の説明
「iStorageソフトウェア iStorageManager コマンドリファレンス」
 第II編 機能編 
  第5章 ディスクアレイ設定
   5.7 SNMP設定
 第IV編 リファレンス編
  第19章コマンドリファレンス
   19.10 通報設定コマンド

 *関連情報にリンクを記載しております。

対象機器

iStorage Mシリーズ/A5000/A3000

製品名カテゴリ

iStorage基本制御/iStorageManager

関連情報

  • コンテンツID: 3150112822
  • 公開日: 2018年09月14日
  • 最終更新日:2018年09月14日

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