ftサーバの二重化監視プロセスはVMware ESXi上 のsfcb デーモンの機能を使用しています。
sfcb デーモンが応答しない状態になった場合、プロセスの再起動を自動的に行い、
システムを復旧しています。
sfcb デーモンの再起動に伴い、二重化監視プロセスの再起動も行われますが、
二重化監視プロセスの再起動処理において、全てのI/OモジュールおよびPCIスロットの
状態の初期化処理を実施し、その後検出した状態へ設定します。
初期化処理のタイミングで一時的にシステムFTランプが点灯することがあります。
二重化監視プロセスの再起動が完了するとシステムFTランプは正常な状態となります。
二重化監視プロセスが再起動することによるハードディスクの同期への影響はありません。
ハードディスクの同期については、esxcli storage mpm コマンドを実行することで確認できます。
RAIDデバイスの状態表示(recover)が消え、各ディスクが「in_sync」になると同期完了となりますので
完了までしばらくお待ちください。
(コマンド実行例)
# esxcli -s <ESXi ホストのIP アドレス、またはホスト名> storage mpm list
Info
----------------------------------------------------------------
mpm0 : 292968640 blocks (286102 MB) [2/2]
| recover=51.6% (73879680/292968640) finish=32.8min (35088K/s)
\_ vmhba0:C0:T0:L0 (10/40/1) [ in_sync ]
\_ vmhba1:C0:T0:L0 (11/40/1) [ syncing ]