EXPRESSSCOPEエンジン3および新BMC(*1)がハードウェアの異常やその兆候を通報する際に送信するSNMP Trapは、PET(Platform Event Trap)と呼ばれるもので業界標準のIPMI仕様に準拠したものです。そのフォーマットは、以下URLにて公開されています。
*1:新BMC
T110j,T110j-S,D120hなどに実装されているBMC(2020/07現在)
PETは、SNMP Trapの仕様に準拠しながら一般的なSNMP Trapに対して以下のような特徴があります。
 - PETの送信元と送信先とで送信結果を確認し未達時には再送しリカバリする機能をもっている(*2)
 
 - PETのVariable Binding FieldsにはOIDと値のセットがひとつだけあり、値には複数の情報が決まった長さで決まった順番にならべられている
 
*2:PETの送信結果の確認
本機能は、EXPRESSSCOPEエンジン3、新BMC、ESMPRO/ServerManagerのようにPETに対応した製品で利用することができ、Server Configuration Utilityなどの管理ツールより、SNMP通報設定の「通報応答確認」を「有効」としたときに機能します。
以降、PETの簡単な見方を紹介します。
PETのSpecific Trap fieldは以下のようになっています。
 
  | reserved | : | 0000_0000b | 
 
 
  | Event Sensor Type | : | イベントを監視しているセンサー Tempareture:01h / Voltage:02h / Fan:04h / Processor:07h / Power Supply:08h / Memory:0Ch / Drive Slot(Bay):0Dh ・・・ | 
 
 
  | Event Type | : | イベント種別 00_0Bh:generic / 6Fh:sensor specific / 70h-7Fh:OEM ・・・ | 
 
 
  | Event Offset | : | 7bit目 0:Assertion / 1:Deassertion ・・・ | 
 
たとえば、PETのSpecific Trapが880385(000D6F01h)だったとき、以下のように解読することができます。
 
  | reserved | : | 00h | 
 
 
  | Event Sensor Type | : | 0Dh | → Drive Slot(Bay) | 
 
 
  | Event Type | : | 6Fh | → sensor specific | 
 
 
  | Event Offset | : | 01h(000000001b) | → Assertion | 
 
ハードディスクで異常が発生したことがわかります。
さらに、Variable Bindings Fieldsの27バイト目のEvent Severityを確認すると重要度(異常/警告/情報)がわかります。
詳細は、上記の資料を参照ください(特にはP.3,P5,P.9参照)
	
	
 
	
			
				R320c-E4(Windows)
				R320c-E4(Windows)長期保守対応モデル
				R320a-E4(Linux)
				R320a-E4(Linux)長期保守対応モデル
				R120e-1M
				R120e-2M
				B120e-h
				R320c-E4(VMware)
				A1020b
				E120e-M
				R320d-M4(Windows)
				R320d-M4(Windows)長期保守対応モデル
				B120e
				T120e
				R120e-1E
				R120e-2E
				A1020a
				CS400h
				GT110g
				GT110g-S
				GT110g-S(水冷)
				LB400h
				MW400h
				NS300Te
				NS500Re
				R110g-1E
				R320a-E4(Windows)
				R320a-E4(VMware)
				R320a-M4(Windows)
				R320a-M4(Linux)
				R320a-M4(VMware)
				R320b-M4(Windows)
				R320b-M4(VMware)
				R320c-E4(スペシャルモデル)
				T110g-E
				T110g-S
				T110g-S(水冷)
				VC400g
				VC400h
				T110h-S
				T110h-S(水冷)
				T110h
				R110h-1
				E120f-M
				R320c-E4(Linux)
				R320c-E4(Linux)長期保守対応モデル
				B120f
				R120f-1M
				R120f-2M
				R140e-4
				NS500Rf
				R320d-M4(VMware)
				R320e-E4(Windows)
				R320e-E4(Windows)長期保守対応モデル
				R120f-2E
				NS300Tf
				T120f
				R120f-1E
				NS100Te(NEDAMバンドルモデル)
				NS300Tf(NEDAMハンドルモデル)
				NS100Te
				NS300Re
				B120f-h
				R320c-M4(Windows)
				R320c-M4(Windows)長期保守対応モデル
				R320b-M4(Linux)
				R320b-M4(Linux)長期保守対応モデル
				R320c-M4(VMware)
				R320c-M4(Linux)
				R320c-M4(Linux)長期保守対応モデル
				R320e-M4(Windows)
				R320e-M4(Windows)長期保守対応モデル
				R320d-E4(VMware)
				R120g-1M
				R120g-2M
				R120g-1E
				E120g-M
				R120g-2E
				T120g
				R140f-4
				NS100Tg
				NS300Rg
				映像アプライアンス T110h-S
				R320e-E4(Linux)
				R320e-E4(Linux)長期保守対応モデル
				R320e-M4(Linux)長期保守対応モデル
				R320e-M4(Linux)
				R320e-M4(VMware)
				R320e-E4(VMware)
				R320e-E4(WW)
				R320e-M4(WW)
				GT110h
				B120g-h
				T110i
				T110i-S
				T110i-S(水冷)
				GT110i
				R110i-1
				R140g-4
				NS500Rg
				NS500Rh
				D120h
				R320f-E4(Windows)
				R320f-E4(Windows)長期保守対応モデル
				R320f-M4(Windows)
				R320f-M4(Windows)長期保守対応モデル
				R320f-M4(VMware)
				R320f-E4(VMware)
				R320f-E4(WW)
				R320f-M4(WW)
				T110h-S(VMS)
				NS100Th
				NS300Rh
				T110j-S
				T110j
				R320g-E4(Windows)
				R320g-M4(Windows)
				R320g-E4(Windows)長期保守対応モデル
				R320g-M4(Windows)長期保守対応モデル
				R140h-4
				映像アプライアンス T110i-S<201712>
				映像アプライアンス T110i-S<201812>
				R320g-M4(VMware)
				R320g-E4(VMware)
				R320g-M4(Linux)
				R320g-E4(Linux)
				R320g-E4(Linux)長期保守対応モデル
				R320g-M4(Linux)長期保守対応モデル
				R320g-E4(WW)
				R320g-M4(WW)
				T110j-S (2nd-Gen)
				T110j (2nd-Gen)
				GT110j
				NS100Ti
				GT110j (2nd-Gen)
				R140h-4 (2nd-Gen)
				映像アプライアンス T110j-S<201911>
				映像アプライアンス T110j-S<202002>